水曜日が消えた感想。 「水曜日が消えた」感想

映画「水曜日が消えた」解釈と感想と妄想。

水曜日が消えた感想

映画「水曜日が消えた」解釈と感想と妄想。 です! 先日あげた感想文はこちら。 初見時なので一般受けしやすい内容かなと個人的には思ってますし、敢えてわかりやすさを意識して書いたところもあります。 単純な感想文読みたい人はこっち読んだ方がいいと思います。 そして本日は、よりネタバレだらけで私個人の解釈と妄想だらけの文章です。 私のように割とざっくり物事を受け取った上で、自分が持ってる知識や思考や想像で裏側や詳細を勝手に補完していき辻褄を合わせてしまう 作品に限らず日常生活でもそう 人間にとっては、この作品は細かい演出が多すぎる。 でもその細かい演出がものすごく重要にもなっている一方でその演出がイコール答えってだけではなくて、余白として色々解釈のしようが出てくる。 そんなことを6回も映画を観てよーやく感じました。 自分の性格について初めて自覚したことも含めてです 当然大好きな倫也さんがずっと画面に出てるからという大前提はあるものの、何となくこの世界観が好きでもっとこの世界のことを知りたいと思い何度もこの世界に旅をして、よーやく咀嚼できたことがいくつかありました。 私は作品、特に映画を見る時と小説を読む時はその世界へ旅する感覚で見てます。 リピートする作品は何回もその世界へ行きたいと思った時 小説版を読んで結びついたことや、仲良い方々が教えてくれたことをもう一度見て気づいたこと、何回も観てようやく気づいたことなどから、私が受け取れたことを書いていきます。 ちなみに。 私は考察という言葉は使いません。 考察って正解を探しているように感じてあまり好きじゃないんですよね…。 あと私は映像作品は元々苦手なので考察とか偉そうなこと言えないし。 笑 ということで、あくまでこれは私自身が感じたことなので、共感は嬉しいけど、答えだとは思わないで欲しいな、と思います。 では、早速次の4つに分けて書きます。 "火曜"の服の謎• マグの謎• "月曜"の最後の選択• 元ってどこですか 1. "火曜"の服の謎 仲の良いフォロワーさんと一緒に見に行った時、"火曜"の2週目に途中でネクタイが変わるよね?と教えてもらいました。 そんなこと全然気づかなかった私は、そこから2回見てよーやく整理がつきました。 予告と公式からの写真でピックアップできたのはこれだけです。 画像と動画が混じってて見ずらいかもしれませんが…。 ネクタイは取ってる。 この服の違いには何か意味があるのだろうか?とただただ疑問です。 記憶が飛んで倒れたりするシーンは"月曜" もしくは他の"曜日"もあるのかしら? の意思が何かしらある感じなので、このシーンもそうなの?とか考えようとしましたが何も思いつかず、辻褄を合わせようとする性格の私は……うん!これは間違えたんだ!と安易に結論づけることにしました。 暴論 でもここも、色んな解釈をしようと思えばできるのだろうとは思います。 皆さん頑張って解釈してください、私は諦めました。 笑 2. マグの謎 1. と似たような話として、マグの並びの違いも仲の良いフォロワーさんが言及してて、その後もう一度映画見た時ほんとだ~!とびっくりしました。 ざっくり書きますと"火曜"の振りをした"月曜"と一ノ瀬が話すシーンだけ、"木曜"と"金曜"のマグが逆なんです。 でもこの逆な方がしっくりくる色味なんですよね。 "木曜"は茶色、"金曜"は緑色がイメージカラー。 でもマグだけずっと逆の色だった。 一応、マグの並びの写真とパンフレットの写真を載っけときますね。 この写真だと火曜は無いけどまぁいいでしょう。 笑 最後の"月曜"と一ノ瀬のシーン以外はこの並びでした。 上の写真と同じ並びです。 【劇場パンフレット情報】 増刷分は今週末27日(土) 以降納品予定(一部劇場除く)です。 但し配送状況等で、劇場により 在庫状況が異なりますので、 事前に劇場にご確認の上、 お買い求め頂けますと幸いです。 笑 そして私の解釈は2つあります。 そしてここからは完全な私の妄想。 笑 "木曜"と"金曜"は手術前から実は仲が良くて、"水曜"が消える前の週にマグだけ交換して他の曜日に気づかれるかな?という遊びをしてた。 でも気づかれなかった。 "月曜"はコップを片付ける時に元々の並びで記憶してたからその通り並べ直して、一ノ瀬に茶色いマグを渡す。 一ノ瀬が"木曜"と"金曜"の遊びにまで気づいてたかどうかはわかんないけど、元々茶色いマグが"木曜"のなのは知ってて、これ"木曜"のだけど、と聞いただけ。 こういう、裏ではこんなことが繰り広げられてましたみたいなスピンオフ的なやつみたい。 笑 そしてこういう遊びをしてた曜日があると仮定すると、他の曜日が消えたことに気づいてた曜日が"月曜"、"火曜"以外にもいたかもしれない、とか。 笑 "木曜"のイメージカラーは茶色で、"金曜"のイメージカラーは緑色。 なのにマグだけその色と逆。 でもそういうことは誰だってあるんじゃないでしょうか。 "木曜"はあの花柄が気に入って買ったのかもしれない。 "金曜"は物凄いこだわりがあってあのコップを買ったのかもしれない。 それが例え自分のイメージに合わないものだったとしても。 でも他の曜日にはそんなことわからない。 自分のマグだけその並びから取り出して、飲んで、洗って、元に戻す毎日。 他の曜日のものにはそこまで興味や疑問は正直わかない気がします。 手術前の7人の"僕"たちであれば尚更。 "月曜"は木曜日に"火曜"と対峙したあと、次の週の火曜日に一ノ瀬が来るまでの間に、洗うのが面倒だったり誰かを呼んだりなんかして自分のマグだけでなく他の曜日のも使ったりしたんでしょう、きっと 知らんけど。 それで並びがバラバラになってしまった。 だからイメージカラー通りに並べ直した。 そしたら"木曜"と"金曜"が本来の並びと逆になってしまった。 この妄想でいくと、一ノ瀬は本当は渡されたマグが"金曜"のものだとわかっていて敢えて"木曜"のだけどと"僕"にカマをかけた。 家に来た時から違和感を感じてたから。 そもそも正解なんて無いでしょうし。 そしてこの2つは完全に私の妄想によるものです。 けど何だかもっともらしく読めちゃえませんか?気をつけてくださいね、私の感想文っていつもこういうテイストで書いてますから。 笑 3. "月曜"の最後の選択 "月曜"が7人分の署名を書いて新木先生の元に同意書を持っていくシーン。 よく考えてみるととっても深いなぁって思ったんです。 この映画は令和2年の5月~6月にかけてのお話。 そしてカレンダー通りにちゃんとなっている。 日付に注目して私にしては頑張って見たところ、自分の中の解釈がどんどん進み、勝手にすごーい!となりました。 "月曜"が"火曜"の振りをして病院に行ったことに、どんな意味があるのだろうとずっと考えていました。 同意書を持って新木先生のところにいく時は"月曜"として行っているのに。 話は、結論としてはシンプルで、その日が火曜日だったからで、その日が月曜日だったからかな?と。 この日は月曜日です。 "月曜"は確実に自分だと言える日に病院に行ったのかなとも最初は思いましたが、それだけではない気がしました。 署名欄には律儀に鉛筆やらボールペンやらを変えた7人分の署名が書いてあります。 でもこれ単純にペンをその曜日のものに変えて書いただけじゃなく、ちゃんと火曜日には"火曜"の分の署名を水曜日には"水曜"の分の署名を一週間毎日書いたのかなと思うんです。 さらに言えば、"月曜"は"火曜"の振りをして一ノ瀬と会ったり病院に行ったりして火曜日を過ごしましたが、他の曜日でも同じことをしたんじゃないかなとも思いました。 "僕"は"火曜" オリジナルの人格 だけのものでは当然ないし、一ノ瀬と"僕"との関係性だけが"月曜"に決心を付けさせたわけでは無いんじゃないか。 慣れねぇことするもんじゃねぇなって"月曜"は言っていたけど、7人で生きるという選択をするために、"月曜"は各曜日になりきって1日1日を過ごしたんじゃないか、と私は思うんです。 そしてカメラを各所に仕掛けてた"月曜"にはそれが出来てしまう。 そうやって過ごした上で、納得してその日の終わりにその曜日として署名をしていった。 一ノ瀬と会った火曜日から署名を書き始めたと考えれば、最後は自分自身の月曜日。 自分の署名を最後に書いて、月曜日に新木先生の元に同意書を持っていったのかな、という妄想です。 こう考えていくと"月曜"がもう尊すぎて…。 すげぇやつだよあんたは…。 元ってどこですか これは子どもの頃の"僕"が安藤先生に聞いた質問です。 この質問をしたのが何曜日の"僕"なのかはわからないけれど 火曜? 、これって別に"僕"に限った話じゃないよなぁと思いました。 人格が段々と消えていく様が、夢の中のサイドミラーに映る1羽の鳥が分かれる数が段々と減っていくことで表現されていましたが、最後の夢のシーンは2羽の鳥が1つになったかと思ったらそのまま消えている。 この最後の描写の意味がずっと理解出来ないでいたのですが、昨日よーやく自分なりの解釈をしました。 パンフレットには意味が書いてあるけど捉え方は色々とも書いてあったので自分なりに考えてみました 今までは事故をきっかけに人格が7つに分かれてしまい、それぞれがそのまま生き続けていた。 悪くいえばそれぞれの人格に変化なり成長なりがそんなに無かった。 これを考える上で小説の新木先生の言葉が面白いなと思いました。 以下に一部引用させていただきます。 私は小学生の頃まで、ひどく気弱な子供でした。 今になって思い返せば、あの頃の自分はとても今の自分と同じ存在だと思えない。 「水曜日が消えた」p156、本田壱成、 私たち的には言われてみればそりゃそうだって論理ではあるのですが、7人の"僕"にとっては同じこととしては捉えられない。 ちなみに私新木先生好きです。 こういう現実的で冷静で論理的な人、好き 一般的には1つの人格になることが求められがちだし、"火曜"は元通り7人の僕に戻ることを望んでいる。 でもそれ以外にも答えはあるのではないか、という訴えかけが最後のミラーの描写かなと思います。 人格の分かれとその辺りの記憶の喪失は、防犯ブザーを引っ張って事故になってしまったことを忘れようとしたことに起因するのかと小説を読む前は思っていましたが、小説を読むとどうやら違うようで。 ただ、まぁその違いはここでの私の感想からすると、どちらでも良くて。 笑 「事故の記憶や一ノ瀬との記憶など、無理やり忘れてたものたち」と 「残されていた人格」、その2つが2羽の鳥なのかな、と解釈しました。 ここでの残されていた人格とは事故の記憶と一ノ瀬との記憶以外全てという分け方です。 何曜日、とかいう分け方ではなくて。 この2つが、記憶を取り戻したことにより1つになった。 でもそのあとそれらが消えてしまうのは手術後に新しく"僕"たちがそれぞれ自由に作っていくものだから、かなと思いました。 オリジナルは火曜だけど、元ではない。 かといって1つの人格になるのも、もう元ではない。 だってそれぞれの人格で16年 曜日ごとの換算だと2年と4ヶ月 生きてきたから、それで一つになっても元にはならない。 そして既に定まった7つの人格のまま変わらず生きていくのも少し違う。 元とか、7つの人格とか、そういうの気にしすぎずに、でもこれからはお互いを尊重しながら自分らしく生きていこうよ、ってお話だったんだなと思います。 人格は変えられるし、勝手に変わっていくし、でも変わらない。 それは他人だったり環境だったり境遇だったり、学校だったり会社だったり国だったり、に影響されて。 本来人間誰しもそうなんだけど、自分は変われないとか枠に収まったりしがちになってしまう。 でも、 そうじゃないんじゃない?、と7人の"僕"を使って優しく訴えていたんだなと思いました。 だから、今こそ、色んな人に見てほしい作品だなと思います。 この部分は初見時の私の感想とベクトルとしては大きなズレはないのですが、よりちゃんと自分の中で腹落ちしたように感じました。 この映画をきちんと私なりに咀嚼したあとに、倫也さんの昨年くらいのインタビューを思い返すと繋がっていくような感じもして、文字が大好きな私は久しぶりに倫也さんの言葉を見返したくもなりました。 最初の方でも書きましたが、これは考察ではありません。 だからここまで書いてきたことはこの作品の正解や答えでは決してなくて、私個人の感想です。 私もこの作品の中にわからないことがまだたくさんありますし、整理がついてないところもあります。 でも、本日何回か書いてきましたが、私は辻褄を合わせるのは得意なので、自分の中の感情に都合よくなるように解釈してるだけのところも正直たくさんあると思います。 笑 この作品は、一人一人違った受け取り方ができるはずだし、そこが面白い作品だと思います。 でも私みたいに6回も見る物好きはそうはいないでしょう。 笑 私のように細かいところまで見るのが苦手な人も多いでしょう。 もし皆さんの感情の整理に私の感想で使えるところがあれば、ぜひご活用いただければ幸いです。 前回の美食探偵最終回の長文感想を書いた時に二度とこんな長い文章は書きたくないと思ったのに、早速それ以上に長い文章になってしまいました。 笑 私は美食探偵も水曜日が消えたも、どちらも作品としてめちゃくちゃどハマりする内容で。 美食探偵が先週ようやく消化できたので、数日前から水曜日が消えたをしっかり考えられるようになり、こうやって感想をまとめることができました。

次の

『水曜日が消えた』怖い?感想や評判、みんなの口コミレビューまとめ

水曜日が消えた感想

水曜日が消えたの作品情報 タイトル 水曜日が消えた 原題 なし 製作年 2020年 日本公開日 2020年6月19日 金 上映時間 104分 ジャンル サスペンス 監督 吉野耕平 脚本 吉野耕平 製作 沢桂一 新井重人 製作総指揮 伊藤響 福家康孝 キャスト 中村倫也 石橋菜津美 中島歩 休日課長 深川麻衣 きたろう 製作国 日本 配給 日活 水曜日が消えたの作品概要 『映像作家100人 2019』、それは、今後の日本の映画界を担っていくだろうクリエイター達を選出するために行われたプロジェクト。 そして、本作の監督を担当した吉野耕平は、そのプロジェクトに見事選出された新進気鋭の逸材。 そんな彼が、自ら脚本を務めた、初映画長編作品が本作。 出演陣に大人気俳優、中村倫也を構え、さらには個性豊かなキャスト陣を揃えた意欲作。 これだけあらゆる作品に出演している中村倫也だが、映画で主演を担当するのは4年ぶりのことだと言う。 7つの人格を持つ人物という難しい役柄を、果たしてどのように演じるのか。 水曜日が消えたの予告動画 水曜日が消えたの登場人物(キャスト) 僕(中村倫也) 幼い頃に巻き込まれた事故によって、7つの人格を持つ多重人格者となった。 曜日毎に入れ替わる人格に悩まされている。 一ノ瀬(石橋菜津美) 主人公の元同級生。 主人公の持つ7つの人格全てを知る数少ない存在。 新木(中島歩) 新任の医師。 7つの人格を持つ主人公を、暖かく見守る。 水曜日が消えたのあらすじ(ネタバレなし) 主人公は、特異な性質を持っていた。 なんと、幼い頃に巻き込まれた事故によって、多重人格者となってしまったのだ。 主人公が持つ人格は7つ。 曜日毎に人格が順番に入れ替わるのだ。 そして、火曜日。 火曜日は、通院や家の掃除など、雑事を押しつけられる憂鬱な曜日だった。 火曜日の主人公は、普段通り雑事をこなし、眠りにつく。 そうして、水曜日へと人格は移り変わる、はずだった。 なんと、水曜日に目を覚ました主人公の人格は、火曜日のままだったのだ。 なぜ水曜日の自分が現れなかったのかは分からない。 火曜日には経験できないことの連続に、胸を高鳴らせる火曜日の主人公。 しかし、それは恐ろしい事件の幕開けだったのだ。 水曜日が消えたの感想・評価 中村倫也の演技力 近年、飛ぶ鳥を落とす勢いの中村倫也。 『半分、青い。 』や『凪のお暇』、『』など、休む暇もなくあらゆる作品に参加し続けている彼。 様々な役にチャレンジし、異なる魅力を見せ続けてきた彼が本作で挑むこととなるのは多重人格者役。 多重人格者をテーマにした作品は数多く存在するが、その役を演じてきたどの俳優もが苦悩することとなるのはその役所の難しさ。 あらゆるキャラクターを演じると言った点においては、まさに、俳優冥利に尽きる役どころと言えるかもしれない。 しかし、あくまでも同一人物をベースとして、次々と切り替わっていく人格を見事に演じ分ける。 その難易度はかなり高度である。 しかも、本作で中村倫也が演じる人格は7つ。 果たして彼は、見事にそれらを演じ分けることができるのか。 個性豊かな出演陣 本作に出演が決まっている俳優陣一覧を見てみると、そのリストの濃さに思わず目を疑うことだろう。 主役である中村倫也は、今や誰もが知る人気俳優であるが、俳優界からも多くのキャストが投入されているのだ。 まず、川谷絵音率いる個性派バンド『ゲスの極み乙女。 』から休日課長。 バンドの中で、髭を蓄えたベーシストであり、彼が映画出演を果たすのは勿論本作が初めて。 もしかすると、今後俳優として活躍の場を広げることを画策しているのかもしれない。 他にも、大人気アイドルグループ『乃木坂46』の元メンバー、深川麻衣も参戦。 本来の職業が俳優ではない彼らが、一体作品にどのような影響を与えるのか。 思わぬミラクルが起こるかもしれない。 個性豊かなメンバーに注目だ。 憂鬱な水曜日? 一週間の曜日の中で、どの曜日が一番好きだろう?そんな話を、友人とした経験はないだろうか。 やはり、人気が高いのは学校や会社がない週末。 では、反対に最も嫌いな曜日は?そう聞かれて、水曜日と答えてきた人は多いのではないだろうか。 月曜日と火曜日は、まだ週の序盤のため体力的にまだ余裕がある。 木曜日と金曜日は、週の後半に入ったということで、週末に向けて働ける。 つまり、水曜日は最も中弛みしやすい曜日なのだ。 本作では、そんな水曜日が突如としていなくなってしまう。 本来であれば嬉しいようにも思える出来事だが、水曜日が失踪したことで、様々な問題が起こり始める。 これまで憂鬱と感じていた水曜日。 しかし、そんな水曜日が思わず愛しくなる一本。 水曜日が消えたの公開前に見ておきたい映画 映画『水曜日が消えた』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。 『水曜日が消えた』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。 スプリット 最新作のように、多重人格の主人公を描いた作品は数多く存在する。 勿論、様々な人格を演じ分ける必要がある俳優には高い演技力が求められる。 その中でも、最も多くの人格が登場したのは本作ではないだろうか。 なんと、主人公であるケビンは24人もの人格を持っているという設定。 残念ながら作中で全ての人格が登場するわけではないが、それでもかなり多くの人格が登場する。 そんな難しい役どころを演じたのは、ジェームズ・マカヴォイ。 『』やなどに出演する人気俳優である。 彼が一体どんな演技を見せるのか、次々と変わっていく人格にあなたも惑わされること間違いなし。 詳細 真実の行方 前述したように、高い演技力を求められる多重人格役。 その中でも、最も圧巻の演技力を見せたのは本作ではないだろうか。 本作で多重人格者役を演じたのは、エドワード・ノートン。 近年では、『』や『』などに出演し実力派俳優として知られている彼だが、実は彼にとって本作は映画デビュー作にあたる。 そして、いきなりゴールデングローブ賞助演男優賞を獲得し一気にスターダムの階段を駆け上ったのだ。 本作の主役は、超大物俳優であるリチャード・ギアなのだが、そのリチャード・ギアを喰ったと表現されたほどの圧倒的な存在感を発揮。 ストーリーも、普通の多重人格ものではなく、最後の最後までどんでん返しが期待できる名作中の名作である。 詳細 屍人荘の殺人 元々は、2017年に発表された今村昌弘によるミステリー小説。 『2018 本格ミステリ大賞』や『このミステリーがすごい! 2018年度版』など、国内ミステリーランキング4冠を達成した驚異の作品。 2019年に実写映画化され、中村倫也も主要人物、明智恭介として参加していた。 中村倫也演じる明智は、大学のミステリー愛好会のメンバー。 そんな彼らは、女子大生探偵、剣崎比留子の誘いを受けて映画研究会の夏合宿に参加することとなる。 その映画研究会にはとある噂があり、その合宿でなんらかの事件が起きることが予測されていたのだ。 そして、その予感は不幸にも的中してしまう。 メンバーの一人が、死体となって発見されたのだ。 しかし、その死は、この後続く連続殺人事件の幕開けに過ぎなかった。 詳細 水曜日が消えたの評判・口コミ・レビュー 『』(2020/日) 劇場にて。 ジャンル分けすればサイコスリラーだと思いますが、ジャンル定型の映像・演出は抑えめで、鼻につくオーバーアクトもなく、独特な適温を保ったスタイリッシュな秀作だと思いました。 そしてなによりほぼ独演の中村倫也の演技力と魅力で牽引する104分の物語。 — 銀色のファクシミリ Iin5cjYdKrAm26D 観ました! 曜日ごとに7つの人格に入れ替わる「僕」。 水曜が消え、地味な火曜の僕が幸せを掴みかけたようにみえますが…。 設定、キャストいいですね。 盛り上がりにもう一捻り欲しかったかな。 — Akira. H zaitession 『7人の僕』になった直接的な映像は綺麗で、火曜日から始まるストーリーは平凡でありながら複雑。 登場人物は少ないなかにそれぞれの『僕』が存在する。 後半になるにつれ『 』の凄さをみることができて複雑な『僕』達だけど『幸せ』で『良かった』と思える。 後味がいい。 高い演技力は既に各作品で認められているが、本作ではなんと7つのキャラクターを演じる中村倫也を見ることができる。 まさに、中村倫也ファンにとっては天国とも呼べる作品。 少し悪い彼、生真面目、不思議ちゃんなどなど、あらゆる役所の中村倫也が登場。 あなたは、どの曜日の中村倫也が好き?また、不可思議な事情に巻き込まれてしまった主人公は果たしてどんな結末を迎えるのか。 最終的に全ての人格が生き残るのか?それとも一つに統合されてしまうのか。 新しい形の多重人格ミステリー。

次の

水曜日が消えたのレビュー・感想・評価

水曜日が消えた感想

今回ご紹介する一冊は、 本田 壱成著 『水曜日が消えた』 です。 この世に、 絶対 ということはないにしても、 ありそうで 99. 9%ありえない フィクション中のフィクションであるこの物語を、 どんなジャンルに分類したらいいのでしょう。 ファンタジーや近未来小説とも違うし、 サスペンスでもない・・・ あえて言うならミステリーなのでしょうか。 でも私は読んでいるうちに、 それらをも飛び越えた哲学書にさえ 思えてしまいました。 主人公の体に起こった不可思議な異変。 それを通して、終始 自分だったら どう考えるだろう?どうするだろう?何を選ぶだろう? と自らへの問いかけの連続でした。 さらには、自分とは何だろう?という自問。 とても複雑で混乱する設定なのに、 ものすごく読みやすくて、 ぐいぐいと物語に引き込まれていくのは、 ありえないことが起こっている背景が、 それと相反して実にリアリティに溢れている せいかもしれません。 これはきっと本田壱成さんの才能なのだと思います。 ただの閉塞感からの解放ではなく、 悩ましい気持ちでどっぷりと物語に浸った後に ホッと胸をなでおろして空を仰ぐように本を閉じる、 そんな世界をぜひ味わってみてください。 僕は1週間のうち、火曜日しか生きていない。 他の曜日は、まったく違う人格の僕が生きている。 でも火曜日は図書館も閉まっているし、飲食店も休みだし、ちょっと退屈だ。 そんなある日、目覚めたらそこは水曜日だった。 火曜日の僕は、水曜日に生きている。 つまり、水曜日が消えた。 自分自身とは何なのか。 人を愛するとはどういうことか。 中村倫也主演の衝撃作、感動のノベライズ。 あることをきっかけに、 人格が7つに分かれてしまった主人公。 しかもそれが月曜日から日曜日までの、 1週間の曜日によってきっちり切り替わる というのですから大変です。 火曜日の僕は火曜日の朝にしか目覚めず、 火曜日をしか生きられず、 他の曜日に他の人格を持った僕が 何を思いどう過ごしているのかを知りません。 とはいえ、元は一人の人間なので、 7つの人格は一つの同じ体や顔、 同じ脳を共有し、一つの同じ家に住んでいます。 情報は、各曜日がそれぞれその日の行動を 報告書に記すことと、 要件やメッセージがあれば付箋にメモをして 部屋に貼っておくことで共有します。 さしずめ、シェアハウスで暮らす、 顔を見たことのない7人といったところでしょうか。 16年間お世話になっている 主治医の先生の指示に従って、 睡眠と薬によりこの状態を維持してきたのですが、 あることをきっかけに火曜日の僕が 水曜日を暮らすことになりました。 そこで見たもの、出会った人は、 これまで閉じ込められていた火曜日からの脱出を 試みる激しい動機となり、 火曜日はついに水曜日を侵食してしまいます。 果たして、バランスを崩した主人公は、 手術によって別の一つの人格に生まれ変わるか、 または月曜日~日曜日の中の誰かひとりに集約 されるかの選択を迫られます。 スポンサーリンク 「自分」とは誰なのか? 火曜日の僕目線で描かれているこの小説、 読みながら前半ずっと私が感じていたのは 浮遊感でした。 カフェもワゴン販売も定休日、 図書館すらもやっていないハズレの火曜日 にのみ生きる僕は、 日々の楽しみとか目標とか夢とか、 そんなワクワクどころか、 酷く落ち込んだり悩んだりすることもなく、 ただふわふわと当てがわれた火曜日を生きていました。 月曜日担当の僕は音楽活動に勤しみ、 水曜日担当はスポーツ万能、 木曜日の僕はイラストのセンス抜群、 金曜日は園芸の造詣に深く、 土曜日は豊富なプログラミングのノウハウを持ち、 日曜日の釣りの腕前はプロ級です。 でも、火曜日はそれを実感できません。 他の曜日を生きる僕は、 自分でありながら自分ではないからです。 では火曜日は何が得意なのか、といえば・・・ それが何もありません。 他の曜日の自分を羨ましがったり妬んだりする あたりはまるで他人のようです。 しかしある時ふいに水曜日に潜り込んだ火曜日の僕は、 あこがれの図書館に足を踏み入れ、 素敵な司書さんとも出会い・・・ 世界がどんどん広がっていきます。 そのあたりから火曜日の浮遊感は、 目覚めや希望に少しずつ変化して いったように思います。 実際、誰にでも二面性や多面性はあります。 そのギャップがその人の魅力と されている場合もあります。 しかし、曜日ごとに確実に分離されているこの状況は、 それをはるかに超え、 自分が誰なのかも見えなくなり、 火曜日は火曜日だけが自分であると捉えています。 フィルターによって7通りに分断されている 脳の境目をなくす手術を主治医から勧められた際にも、 手術なんて嫌だ。 そんなことをして新たな自分が生み出されるくらいなら、 どうにかして火曜日の自分だけが生き残ってやる! たとえ他の曜日が消えてなくなったとしても。 と苦しみます。 他の曜日に生きる自分も自分なのに・・・。 あなただったら、どう考え何を選択しますか? スポンサーリンク すべてはつながっている、幸せになろう 主治医から、一つの新しい人格を持つ人間 に生まれ変わるための手術を勧められたとき、 火曜日の僕は、完全に他の曜日の自分を敵のように 思っていました。 自分だけ、この火曜日の僕だけがあとの全員を 乗っ取って生き残ってやる!ぐらいの勢いでした。 しかし徐々に気付いていくのです。 月曜日も水曜日も、 そしてすべての曜日の僕はつながっていて、 過去からもつながっていて、あの人とこの人も、 あの時間とこの出来事もつながっていて。 きっかけは、ある動物。 そして僕が選んだ道とは・・・? つながっていることに気づいてからの火曜日の僕は、 あんなに敵対心むき出しだった他の曜日の自分を、 大切な存在として、愛おしく感じ始めます。 読んでいる私は、 そんな 火曜日の僕をとてもとても愛おしく感じ始めます。 そしていつしか一生懸命応援していました。 幸せになれよ! 幸せって、自分を愛するところから 始まるんだなぁと改めて実感もしたりして。 この物語は登場人物が少ないです。 なにしろ月曜日から日曜日までの僕は、 人格が違えど すべて同一人物の僕。 あとは主治医の先生に図書館司書の瑞野さん、 花屋のお兄さん、小学生のタカキくん、 そして最も重要な役割を担っているのが、 医療雑誌編集者の一ノ瀬という女性です。 いわば彼女がキーパーソンと言ってもいいでしょう。 彼女にもぜひ幸せになってもらいたいです。 あちこちに落ちている鍵を拾って、 それで次々とドアを開けながら進んでいったら、 最後は 気持ちよい風のそよぐ真っ青な大空の下 に立てたような、 そんな感覚が印象に残る作品でした。 中村倫也さん主演の映画のほうもぜひ観てみたいです。

次の