マウス ケージ。 動物資源開発研究施設

取扱製品

マウス ケージ

抄録 動物の過密飼育 crowding は,心理社会的なストレッサーとされているが,従来の方法は飼育面積を一定にし,個体数のみを変化させているため,個体数の増加と1匹あたりの占有スペースの狭少化という2つの要因が複合されたものであるといえる。 そこで本研究ではケージ内の個体数とケージのサイズの両方を変化させるという方法をとり,免疫能に及ぼす影響を追求した。 またケージ内の動物の構成メンバーの変化が及ぼす影響についても検討を加えた。 実験1ではマウスをまずケージあたり4匹ずつに分けて14日間馴化飼育し,その後ケージあたり4匹 Control群 ,小スペースあたり4匹 Crowding-I群 ,ケージあたり16匹 Crowding-II群 の計3群に無作為に分け7日間飼育を行った。 結果は以下の通りであった。 1 体重に群間で有意差は認められなかった。 2 総白血球数に有意差は認められなかったが,Crowding-II群にリンパ球百分率の有意な低値,そして好中球百分率および絶対数の有意な高値が認められ,ストレッサーの継続負荷による白血球構成比の変動が示唆された。 3 好中球NBT還元能ではCrowding-II群に低値を示す傾向が観察され,細菌貪食能ではCrowding-II群に有意な低値が認められた。 一方Crowding-I群では,NBT還元能,貪食能ともにCrowding-II群ほどの低下は認められなかったが,いずれもControl群とCrowding-II群の中間の値を示す傾向がみられた。 これらの結果から,個体数の増加によるマウス相互間の心理社会的要因の複雑化がストレッサーとして重要な意味をもつことが示唆された。 実験2ではマウスをまずケージあたり5匹ずつに分けて14日間馴化飼育し,その後ケージあたり5匹 Control群 ,小スペースあたり5匹 Crowding- 1 群 ,ケージあたり20匹 Crowding- 2 群 の3群に分けたが,Control群とCrowding- 1 群はケージ内のマウスの数と構成メンバーは馴化飼育と同一にし,ケージへの移動のみを行った。 群分け後2日目に抗原としてSRBCを腹腔投与し,7日間飼育を行った。 結果は以下の通りであった。 1 体重にはいずれの時期も有意差は認められなかった。 2 特異免疫反応として測定したPFCおよび抗SRBC抗体価は,群間に有意差は認められなかった。 なおマウスの産生した抗体はIgMであると考えられた。 3 血漿中のIgM濃度に有意差は認められなかったが,Crowding- 1 群が高値を示した。 またIgG濃度では,Crowding- 1 群に有意な高値が認められた。 4 好中球NBT還元能は,エンドトキシン刺激時では有意差は認められなかったがCrowding- 2 群が低値を示し,細菌刺激時ではCrowding- 2 群に有意な低値が認められた。 また好中球の細菌貪食能においてもCrowding- 2 群に有意な低値が認められた。 一方Crowding- 1 群はControl群に比べて,有意差は認められなかったがいずれも高値を示した。 このように,マウスの構成メンバーを変えず飼育面積の狭少化のみを施して過密にした場合は,同様にマウスの構成メンバーを変えなかった対照群に比べ,免疫能が亢進する傾向が観察された。 一方ケージ内の個体数を増やして過密にした場合は,条件設定は実験1とは異なるが,好中球機能の顕著な低下が認められた。 本研究は7日間という短期間のストレス負荷の結果であり,今後より綿密な実験デザインを設定し長期間の検討を行いたいと考えている。

次の

動物資源開発研究施設

マウス ケージ

普段着のまま、マウスを扱うことはできません。 飼育エリアに立ち入る際には、専用の作業着、マスク、手袋、帽子(手術の際にかぶる様なもの)、シューズカバーを着用し、作業者の体についている埃を飼育室内に撒き散らさない様に、また、マウスから飛散する埃を自身に付けない様にしなければならないのです。 マウスの体や飼育ケージから飛散した塵には、マウス由来のタンパクなどが含まれておりアレルギー反応を引き起こします。 マウスを日常的に使用している研究者の1~3割が過敏症になっているとの報告があります。 実際、私も、マウス室に入ると鼻がムズムズしてしまいます。 昔、マウスに噛まれて血だらけになったこともありますので、次回噛まれてしまったらアナフィラキシーショックを起こすかもしれません。 恐ろしい。 アナフィラキシーについてはこちら() もし、調子悪いな~ 症状が出てきている気がするな~ と感じたら、飼育室に緊急連絡先などが書かれているはずですので即助けを求める。 また、他に実験者が居れば助けてもらうことが重要です。 「」がネットにアップされていました(平成21年9月17日)。 「飼育室に入る、あるいは排泄物に触れるといった場合には、鼻炎、皮膚炎、結膜炎様の症状は出たものの、生命に関わるアナフィラキシー、喘息といった症状は出ませんでした。 アナフィラキシーは、全身的な暴露という点で、咬傷や針刺し事故等の血管を介してのアレルゲンの侵入によることが多いと思われますが、それ以外の症状、すなわち喘息、鼻炎、皮膚炎、結膜炎様の症状は毛垢等の吸入が原因と考えられ、これら毛垢等の吸入防止が動物アレルギーの防止という観点からは重要であると結論づけられました。 また、施設や飼育室へ入ること、あるいは排泄物に触れることでは、アレルゲンによる暴露が少ないためか、喘息といった重い症状は報告されませんでした。 」 と報告されています。 濃厚に接触した場合に、生命に関わる症状、重篤な喘息様症状がでるようです。 アレルギーの気があるなと思っているかたも、そうでない方も、 万が一に備えて対処法を知っておくべきかと思います。 症状が出ている人は、急に動かしたりせず、安静な体位をとるようにし、仰向けで寝かせ足を高くして楽な姿勢にします。 嘔吐がある場合は、顔を横に向け吐しゃ物が喉に詰まらないようにします。 いったん症状が治まっても、再び症状が現れる場合がありますので、暫くの間は状態を見守り、 直ちに最寄りの医療機関を受診し、適切な処置・治療を受けるようにします。 薬 軽い皮膚や粘膜症状 … 抗ヒスタミン剤、など 呼吸器症状 … 気管支拡張薬、副腎皮質ステロイド薬、など ショック症状(ぐったり、意識障害、失禁など)、喉の強い症状、呼吸器系の強い症状... アドレナリン自己注射薬 アドレナリン自己注射薬はショック症状を一時的に緩和するための補助治療剤ですので、 応急処置後早く病院を受診しなければなりません。

次の

マウスの飼育

マウス ケージ

抄録 動物の過密飼育 crowding は,心理社会的なストレッサーとされているが,従来の方法は飼育面積を一定にし,個体数のみを変化させているため,個体数の増加と1匹あたりの占有スペースの狭少化という2つの要因が複合されたものであるといえる。 そこで本研究ではケージ内の個体数とケージのサイズの両方を変化させるという方法をとり,免疫能に及ぼす影響を追求した。 またケージ内の動物の構成メンバーの変化が及ぼす影響についても検討を加えた。 実験1ではマウスをまずケージあたり4匹ずつに分けて14日間馴化飼育し,その後ケージあたり4匹 Control群 ,小スペースあたり4匹 Crowding-I群 ,ケージあたり16匹 Crowding-II群 の計3群に無作為に分け7日間飼育を行った。 結果は以下の通りであった。 1 体重に群間で有意差は認められなかった。 2 総白血球数に有意差は認められなかったが,Crowding-II群にリンパ球百分率の有意な低値,そして好中球百分率および絶対数の有意な高値が認められ,ストレッサーの継続負荷による白血球構成比の変動が示唆された。 3 好中球NBT還元能ではCrowding-II群に低値を示す傾向が観察され,細菌貪食能ではCrowding-II群に有意な低値が認められた。 一方Crowding-I群では,NBT還元能,貪食能ともにCrowding-II群ほどの低下は認められなかったが,いずれもControl群とCrowding-II群の中間の値を示す傾向がみられた。 これらの結果から,個体数の増加によるマウス相互間の心理社会的要因の複雑化がストレッサーとして重要な意味をもつことが示唆された。 実験2ではマウスをまずケージあたり5匹ずつに分けて14日間馴化飼育し,その後ケージあたり5匹 Control群 ,小スペースあたり5匹 Crowding- 1 群 ,ケージあたり20匹 Crowding- 2 群 の3群に分けたが,Control群とCrowding- 1 群はケージ内のマウスの数と構成メンバーは馴化飼育と同一にし,ケージへの移動のみを行った。 群分け後2日目に抗原としてSRBCを腹腔投与し,7日間飼育を行った。 結果は以下の通りであった。 1 体重にはいずれの時期も有意差は認められなかった。 2 特異免疫反応として測定したPFCおよび抗SRBC抗体価は,群間に有意差は認められなかった。 なおマウスの産生した抗体はIgMであると考えられた。 3 血漿中のIgM濃度に有意差は認められなかったが,Crowding- 1 群が高値を示した。 またIgG濃度では,Crowding- 1 群に有意な高値が認められた。 4 好中球NBT還元能は,エンドトキシン刺激時では有意差は認められなかったがCrowding- 2 群が低値を示し,細菌刺激時ではCrowding- 2 群に有意な低値が認められた。 また好中球の細菌貪食能においてもCrowding- 2 群に有意な低値が認められた。 一方Crowding- 1 群はControl群に比べて,有意差は認められなかったがいずれも高値を示した。 このように,マウスの構成メンバーを変えず飼育面積の狭少化のみを施して過密にした場合は,同様にマウスの構成メンバーを変えなかった対照群に比べ,免疫能が亢進する傾向が観察された。 一方ケージ内の個体数を増やして過密にした場合は,条件設定は実験1とは異なるが,好中球機能の顕著な低下が認められた。 本研究は7日間という短期間のストレス負荷の結果であり,今後より綿密な実験デザインを設定し長期間の検討を行いたいと考えている。

次の