メキシコ 音楽 リメンバーミー。 リメンバーミーに対する皆の評価は?髭の天才女流画家、フリーダ・カーロまで登場!

『リメンバーミー』の感想。メキシコのオフレンダ?アレブリヘ?音楽も必聴ですよ!

メキシコ 音楽 リメンバーミー

もくじ• 隠れピクサー ご存知の方も多いかもしれませんが、ピクサーはとても遊び心溢れる映画会社のようで、映画作品には毎回たくさんの「 秘密」が隠されています。 この秘密は、英語で「Easter Eggs(イースターエッグ)」と呼ばれ、ピクサーの映画が公開されるたびにピクサーファンは「今度の映画では、どこにどんなイースターエッグが隠されているんだろう??」と物語とは別のところで「秘密探し」に夢中になっていることもあるんだとか。 今回はどんなキャラクターが隠れていたのでしょうか? トイストーリーのウッディとバズ ウッディとバズは、メキシコ風くすだま「 ピニャータ」として登場します。 ピニャータとは、メキシコでお祝い事や祭りの際に使われる「叩いて中のキャンディーを割り落とす」イベントの際に使われる張り子のことで、実際メキシコにはいろいろなデザインがあります。 ウッディとバズのピニャータは、物語の序盤、ミゲルが故郷のサンタセシリアの街を駆け回る際にチラっと一瞬映りこんでいました。 モンスターズインクのマイク ウッディとバズのピニャータの奥には、モンスターズインクに出てくる緑で一つ目の怪物「マイク」の姿も!というわけで、マイクもピニャータとして出演してます。 1回目は、ミゲルの家の中。 死者の日の祭壇でおばあちゃんが大切そうに写真立ての位置を直すシーンがありますね。 そのシーンの右下のところをよ~~く見てみると…!瓶の持ち手のところがニモになっているのが分かると思います!(これ初めて気付いた人は天才レベル…) (映像じゃないとわかりにくいかもしれません…。 ) 2回目は、アレブリヘに紛れて。 映画の序盤、サンタセシリアの中を楽しそうに駆け抜けるミゲルは「アレブリヘ」と呼ばれるカラフルに色付けされた木彫りの動物人形がたくさん並べてある、ビビットピンク色のテーブルの奥を通ります。 そのたくさん並べられたアレブリヘの中に、ニモの姿が!向かって、テーブルの一番左の隅です。 そしてドリーも、アレブリヘの向かって一番右端に転がっています!正直、一瞬すぎて「青いサカナ」くらいにしか認識できないのですが、ピクサーマニアによるとあれはドリーなんだそう。 すごい動体視力…! Mr. インクレディブルの家族 おなじみMr. インクレディブルの家族5人組は、リメンバーミーの中では「白黒ポスター」として登場しています。 ファミリー全員が映ったポスターで、これが実はピクサーの次回作への伏線になっています。 ピクサーの次回作はこのMr. インクレディブルのポストカードがついて来ていました。 トイストーリーのシド(のTシャツ) トイストーリー1で、おもちゃをいじめる悪ガキとして登場したシド少年。 トイストーリー3では、ゴミ捨てのお兄ちゃんとして搭乗しました。 が、、リメンバーミーではなんと、ガイコツ(=死んだ人)として登場しています!! 死者の世界で、骸骨に扮したミゲルがヘクターに勇気づけられて初めてステージに上がる前のシーン。 「トイストーリーで登場したシドとキャラクターが違いすぎる!」ということで、ピクサーファンの間では「本当にあれはシドなのか?」「ただ同じTシャツが登場しているだけだ」などと議論が巻き起こっています。 もし本当にシドだとしたら、彼はなぜ若くして死んでしまったのか…そしてあの暗さはなんなのか…(そして眼鏡は…)と、疑問は尽きません。 そんな疑問をファンがアンクリッチ監督に投げかけたところ、監督は「彼らは同じバンドが好きだからそのバンドのTシャツを着ているだけだよ。 」という回答があったのだそうです。 どうやらシドではないみたいですね。 隠しネタ キャラクター以外にも、リメンバーミーの中にはピクサーにまつわるあらゆる物・事が隠れています。 そして、ピクサーは今までに合計19作品を作ってきているのですが、実はその「すべての作品」に共通して出てきている「定番イースターエッグ」が存在します。 それが、この5つ。 昔のMacのコンピューター• 「A113」マーク• ピザ・プラネットトラック• ルクソーボール• ある声優 それぞれ見ていきましょう。 昔のMacのコンピューター AppleのCEOだったスティーブ・ジョブスは、ピクサーと深いかかわりがありました。 ピクサーが立ちあがったばかりのころ、赤字続きのピクサーを多額のポケットマネーで救い、そして上手くディズニーに引き継がせ存続させた人物こそがスティーブ・ジョブスだったのです。 彼に敬意を表して、ピクサーでは作品の中で初期のマックPCやAppleに関係するモノを登場させています。 今回のリメンバーミーでも、死者の世界では古いタイプのMacPCのような機械が使用されていました!ガイコツたちの使っている機械をよ~く見てみると、なんだか見覚えのある機械が見つかるかも?! 2. 「A113」マーク 「A113」は、ピクサーファンの間では有名なピクサーがよく使う秘密のコード。 ピクサー作品のあちこち(車のナンバー、部屋のナンバーなど)にこの数字が出てきます。 この数字は、もともとはアニメーションを学ぶカリフォルニアの大学の教室の部屋番号で、ここで学んだ多くのアニメーターたちがピクサーをはじめアニメーション界で活躍しているんだそうです。 リメンバーミーの中では、この数字は、死者の世界で、ミゲルとミゲルのガイコツの家族が事務員に相談に行った時の部屋番号でした! 3. ピザプラネットトラック こちらも、様々なピクサー映画に登場している「おきまり」イースターエッグの一つ。 ルクソーボール ルクソーボールも、ピクサー映画に毎回隠されているお決まりの隠れイースターエッグ。 黄色と水色のボールに、赤い星マークがついているボールです。 リメンバーミーでは、フリーダカーロの猿のアレブリヘとシェロ犬ダンテが喧嘩をしている時に一瞬映りました。 毎回、隠れ出演している声優 実はピクサーには、「 最初の作品『トイストーリー』から最新作まで、すべてのピクサー作品に必ず出ている声優」がいます。 それが、John Ratzenberger(ジョン・ラッツェンバーガー)。 ジョン・ラセター監督やピクサーのジョナス・リベラから「ピクサー映画のラッキーチャーム(幸運のお守り)」と評されている声優です。 photo by:Mary Hanley CC BY-SA 3. 0 今回の『リメンバーミー』では、彼は、ミゲルが死者の国にやってきたばかりのころ、出入国の手続きをするガイコツを見ているシーンの「歯医者の祭壇に飾られている男性ガイコツ:フアン・オルトドンシアさん」の声を担当しています。 ちなみにこのモニター上で歯医者が映っている背景、「ファインディング・ニモで、海でダイビング中にニモを捕まえて飼っていた歯医者さんのいた診療所」と全く同じ場所なんです!!もしかして、あのニモを捕まえた歯医者さん(シャーマン先生)が…この人? 体系がかなり違う気がするのでわかりませんが、こんなところでニモに繋げてくるとは。 ピクサーの遊び心は底を知りません。 トリビア ちょっとした伏線 (ネタバレあり) 1.ペピータの初登場はかなり序盤 「ペピータ」とは、死者の世界で登場するイメルダおばあちゃんの相棒のカッコイイ巨大アレブリヘのこと。 ニモも出てくる生者の世界(サンタ・セシリア)で、机の上に並べられたアレブリヘの中に、実はペピータもいるんです!よ~く見てみてください。 2.ギターのヘッド部分の秘密 真っ白で美しい、エルネスト・デラクルスの伝説のギター。 死者の世界に迷い込んでしまうこの物語は、ミゲルが教会に偲びこんで、そのギターを手に入れるところから始まります。 そのギター、実はヘッド部分をよ~く見てみるとガイコツの頭の形になっていて、 歯が一本だけ金歯なんです。 そして登場するキャラクターの中に、一本だけ金歯の人がいます。 …そう、へクターです! これが、実は物語の伏線になっていたんですね~。 メキシコの偉人&有名人たちが登場 1.Frida Kahlo(フリーダカーロ) フリーダカーロは、実在した「メキシコで最も有名な女流アーティスト」です。 壁画家のディエゴ・リベラと結婚し、病気と事故の後遺症による痛みと闘いながら、今まで誰も描いてこなかったようなテーマ(人種、ジェンダー、苦痛)を取り上げてセンセーショナルな作品を作り続けてきました。 そんなフリーダカーロ、物語ではかなり重要な人物(ガイコツ)として登場します。 それに、気品のある立ち振る舞い、斬新でアーティスティックな感性、そして相棒のサル。 (フリーダカーロは実際、猿と一緒に自分の自画像を描いています。 )フリーダカーロ・ファンも関心するほどしっかりキャラづくりがされていました。 リメンバーミーの死者の世界では、生き生きと(?)歩き回るフリーダカーロ。 特徴はシルバーのフルマスクで、プロレスだけでなくアクション映画にも出演している国民的ヒーローなんです! 死者の世界で、ミゲルがエルネスト・デラクルスのパーティに忍び込もうとする際に、係員の人が「一緒に写真撮って!!」と頭蓋骨をカポっと外して一緒に写真を撮っているシルバーマスクのガイコツこそが、実はそのエルサントなのです。 3.ほかにも… メキシコ革命のヒーロー「Emiliano Zapata(エミリオ・サパタ)」や、伝説の映画スターの「Cantinflas(カンティンフラス)」、「Jorge Negrete(ホルヘ・ネグレテ)」「Pedro Infante(ペドロ・インファンテ)」も、デラクルスのパーティに集まっていました!! サパタ以外の人たちは日本ではあまり知名度はありませんが、メキシコでは誰もが知っているスーパースターたち!この面々を見ると、このパーティーも、それほどまでにVIPの集まった凄いパーティだったことが分かると思います。 ガイコツの肌の質感 実は、骸骨の肌(表面?)の質感もガイコツによってかなり違っています。 その基準は、「 どれほど生者の世界で思い出されているか」です。 物語の途中、「チチャロン」というヘクターの友人のガイコツが、生者の国の誰にも思い出してもらえずに悲しくも消え去ってしまいます。 そんな彼の肌をよーく見ると、ボロボロ、スカスカとしていてツヤがないんです。 そして、誰も思い出してくれないヘクターも同じように、スカスカした肌をしています。 それに対して、死者の国にいるミゲルの親戚や家族のガイコツたちの肌はぴかぴかツルツルで、ヘクターやチチャロンの肌とは全然違う!「思い出されているかどうか」は、ガイコツの死者の国での「生命力」として肌に表れているんですね。 その理由は、ピクサーの親会社であるディズニーのミスです。 ディズニーは新しい作品を作る時、そのグッズや映画の著作権を守るためにあらかじめ「コピーライト登録」をします。 このコピーライト登録は何が申請され、受理されるのかが一般公開されているですが、ディズニーは最初この映画の題名を『死者の日』にしようとしていました。 「死者の日」は、ラテンアメリカの伝統的なお祭り。 そのお祭りを「コピーライト登録」しようとしたディズニーに対して、ラテンアメリカの人々は「ディズニーが自分たちの祝日を盗もうとしている!」と猛反発しました。 もしコピーライト登録されてしまったら、今後祭りをするたびにディズニーに使用料を支払わなければいけない可能性もあったからです。 もちろんディズニーにはそんなつもりはなかったのですが、あまりにも批判が大きくなってしまったためこの申請を取りやめました。 「他者の文化を描くこと」の難しさを実感した制作グループは、「やはりこのテーマ(実在する伝統文化)で映画を作るのはやめた方がいいのではないか。 」と議論したのですが、アンクリッチ監督は「 保守的になっていたら、創造性は生まれない。 チャレンジするべきだ」と主張。 その情熱とリサーチが功をなし、メキシコ国民にも受け入れられるような作品を作ることができました。 多くの「ピクサー史上初」が生まれた! この『リメンバーミー』では、物語の制作を通して実は多くの「ピクサー史上初」が生みだされています。 他国の実在する文化を題材にする 例えば、アメリカの映画産業で描かれる「Japan」ってすごく違和感がありますよね。 「外国の映画会社が日本を舞台にした映画を作るらしい」と聞いたら、一体どんなステレオタイプな作品になるんだろう、、とちょっと不安になります。 だからこそ「他国の実在する文化を題材にする」のは想像以上に難しいことなのです。 それでも、先ほど紹介したように、この映画は実在する「死者の日」を含め街の様子や祭りまで、現実にとても忠実に描いています。 マイノリティのキャラクターを主人公にする アメリカにおいてはマイノリティである、メキシコ人の少年ミゲル。 アメリカが描きがちな「メキシコ人」のステレオタイプなイメージから離れ、誰もが共感できるキャラクターになりました。 (その真逆が、トイストーリー3のスペイン語バージョンのバズですね。 メキシコの公用語であるスペイン語をたくさん使った アメリカの映画産業において、ここまでたくさんのスペイン語が使われている映画は例がありません。 メインキャラクターの声優はほぼ全員ラテン系 なんと、英語版においてはメインキャラクターのほぼ全員がラテンアメリカのアイデンティティを持つ人達が採用されています。 あえて「ラテン訛りの英語」になっていることも!• 初公開はメキシコ リメンバーミー(洋題:Coco)の初公開は、なんとピクサーの本社があり、作品が制作されたアメリカではなく、題材となり、また調査地となったメキシコでした! これらの「史上初」はすべて、「他者の文化を描く」という大きなテーマについて、アンクリッチ監督はじめ制作チームが考え、生みだしてきた「工夫」なのです。 スタッフは6年間もの現地調査を行った?! 実は、この作品を作るため、監督や制作チームは約6年間もの間メキシコを行ったり来たりして、現地調査を重ねてきました。 この調査があったからこそ、メキシコ人も「 これこそが自分の国の映画だ!!」と認められるほどに、メキシコらしさを表現することができたのでしょう。 さらに、現地ではピクサーが普段は絶対に公開しないシナリオやアイデアを現地の人達と共有して、キャラクターを修正したりしてきました。 例えば、アブエリータ(おばあちゃん)はよく「サンダルで叩く」わけですが、これは元は木の棒だったそうで、「メキシコの田舎のお年寄りに短期で暴力的なイメージがつくといけない。 もっと愛らしいキャラクターにしよう」ということで、サンダル叩きのおばあちゃんになったんだそうです。 ちなみに、このおばあちゃんには実はモデルがいるんですよ~。 最初に決まっていた声優は、あまりにも『リメンバーミー』の映像造りに時間がかかってしまった結果、成長して声変わりしてしまい、役を変えざるを得なかったのだとか。 そして代わりに見つかったのが、当時10歳だったAnthony Gonzalez(アンソニー・ゴンザレス)でした。 by Disney News Latino:CC BY 3. 0 アンソニーは、実は幼少期から「マリアッチ隊」で歌っていた経験があるため、そこで鍛えられ、声の出し方や歌い方がメキシコのマリアッチ流です。 安定感があり、よく延びる声で、本当に上手でビックリします…! 最初の子は、せっかく決まったのに可哀想でしたが、一応ちょい役が与えられました。 最後のエルネスト・デラクルスのステージで、「出番ですよ~!」と言っているあの青年です。 (笑) 「メキシコ訛り」のある英語 キャストを全員ラテン系にしたことによって、登場人物によっては英語バージョンでもかなり「 メキシコ訛り」が入っています!!あえて訛らせている場合もあるんだとか。 たとえば…デラクルスが、リメンバーミーの主題歌「リメンバーミー」を歌う時、最初のRememberの「R」がかなり巻き舌(=スペイン語の発音)になっていたり、キャラクターの名前が全てメキシコ流のアクセントで呼ばれていたり。 中でも、最初ミゲルが靴磨きをしていたマリアッチのおじさんなんか、かなりメキシコ訛りの英語でした! メキシコに行ったことのある英語圏の人であれば、「あ~、こんな人いるいる!!」って思うのかもしれませんね。 やはり、舞台はメキシコ。 その感覚と空気感を持ち続けるためにも、「訛り」は大きな効果があるのでしょう。 メキシコ好きしか気付かないポイント この映画を見ていて、メキシコ好きな人・行ったことのある人が「 あー!!」っと嬉しくなるようなポイントが、実はいっぱいあります。 正直、メキシコ好きはこの時点でテンション爆上がりだったと思います。 なぜなら!あの音楽が「マリアッチ風」になってるからー!!マリアッチとは、メキシコ音楽を演奏する伝統的な小楽団のこと。 トランペットやギター、バイオリンなどの楽器でにぎやかに演奏してくれる彼らは、メキシコのお祭りやパーティには欠かせない存在です。 彼らの音楽には中毒性があり、一度聴いたら一気にメキシコに連れ戻してくれるような特徴的な音。 その音が、あのシンデレラ城で流れたんです!いつもだったらスキップしたくなるこのシーンで、思いがけず一気にメキシコの世界に連れていってくれました!! 後から知ったのですが、実はこのリメンバーミーでは、重要なテーマである「音楽」にとても強いこだわりがあったみたいです。 音楽へのただならぬこだわり DVD&Blu-rayに付いてきたボーナスコンテンツに「 『リメンバー・ミー』の音楽」というメニューがあり、そこで詳しく語られているのですが、『リメンバーミー』の映画のなかでは、「 全ての音楽が、メキシコ人音楽家たちによって、メキシコ産の楽器を使って、メキシコシティでレコーディングされた」んだそうです! やっぱり、メキシコで使われる楽器には、一口に「ギター」や「トランペット」といっても、メキシコ独特の音色があり、それが観客の心をメキシコに誘ってくれるんだそうです。 もしかしたら、メキシコの人たちが観る時は「あ、この音楽は…自分の故郷の音楽だ!」と嬉しいサプライズがあるのかもしれません。 具体的には、• ロバの顎の骨をそのまま使った伝統的な楽器「キハーダ」を使った音楽• オアハカの有名バンドグループ「Banda Tierra Mojada」による演奏• メキシコの超有名なマリンバ演奏グループ「マリンバ・ナンダヤパ」による演奏• エルネスト・デラクルスの『モノ・ブランコ』という歌は「ソン・ハローチョ」というメキシコ・ベラクルス州の伝統民族音楽スタイル• 『リメンバーミー』ではガイコツ・キャラクターとしてではなく、一瞬だけ「壁画」として描かれているのが映し出されます。 ミゲルがコンテストの初ステージを終えて彼を探しまわる家族から逃げている時、イメルダおばあちゃんとペピータに行く手を阻まれ、そこから細い道に逃げ込むシーン。 その一瞬です。 毎年メキシコでは、死者の日が近付くとカトリーナグッズが市場を埋め尽くします。 死者の日には「ガイコツメイク」や仮装をすることが多いのですが、実はあれはこのカタリーナを模しているのです。 カタリーナは、死者の日には欠かせない存在です! 聖母グアダルーペの絵 聖母グアダルーペは、簡単に紹介すれば メキシコで人気No. 1の聖母(=マリア様)です。 メキシコでは、自分や自分の家族のお気に入りの成人や聖母を信仰する習慣があり、数えきれないほどの成人聖母が祀られているのですが、中でもグアダルーペは最も多くのメキシコ人に知られ、人気のある聖母。 メキシコを旅行していると、至るところでこの聖母グアダルーペに出会います。 なんと、ミゲルの家でも、祭壇の横に小さなグアダルーペの絵が飾られていました! これは映像で見ないとよくわからないかもしれませんが…ぜひ、映像でチェックしてみてください! マリーゴールドの意味 映画の中で最も重要な花「 マリーゴールド」。 オレンジ色でふわふわとした花ですが、この花も死者の日には欠かせない花。 前に書いた記事『』でも紹介しましたが、実はマリーゴールドには「 死者の世界から、死者を祭壇まで呼んでくれる」という言い伝えがあるのです。 実際、映画『リメンバーミー』の中で、「生者の国」と「死者の国」を繋ぐのはこのマリーゴールドの花でできた巨大な橋でした。 「許し」をもらって生者の国に戻る時に必要になるのも、マリーゴールドの花びら。 やっぱり、この二つの世界を繋ぐ役はこの花でないといけないんです! (ちなみに、この死者の国側はメキシコシティの近くにある「テオティワカン遺跡」にそっくりです。 毛のないこの犬は、メキシコ原産の「ショロ犬(別名:メキシカンヘアレスドッグ)」という犬で、古代メソアメリカの時代からメキシコの人々に長ーく愛されてきた、伝統的な 古代犬種です。 by Xoloitzcuintli:CC BY 2. (笑) メキシコ原産の犬は、他にもチワワがいますが、ダンテは絶対にチワワではなくて「ショロ」でないといけませんでした。 なぜなら、マリーゴールドと同じように、ショロ犬にも「 人の魂をあの世へ導く役目」があったからです! 古代メソアメリカ文明(アステカやマヤなど)では、ショロ犬は人間にとって最高の相棒であり、「一人一匹はショロを飼う」風習もありました。 毛がなく体温をじかに感じられるので、寒い冬には湯たんぽのようにともに寝て人々を癒やし、人間が死ぬ時には、その者に寄り添い、魂を届けていたのです。 ミゲルが死者の世界に迷い込んでしまったとき、ダンテだけにはミゲルのことが見えたのには、そんな理由があったのです!あれはただ単に「動物には見える」という意味ではなく、もしダンテがチワワだったら見えなかったかもしれません。 (笑) 舞台になった(実在する)メキシコの街 実は、サンタセシリアの街(生者の国)と、死者の国には、モデルとなったメキシコの街が存在します!!それが、「グアナファト」、「オアハカ」、「ハニッツィオ島」。 制作チームはこれらの場所に通い、『リメンバーミー』の構想を練ってきました。 さらに細かく言えば、町だけでなく部分的にモデルになった「場所」もあります。 ミゲルとヘクターがチチャロンに会うために階段を下っていくシーンの場所は、テオティワカン遺跡の「ケツァルコアトル(羽毛の生えたヘビ)神殿」にそっくり。 さらに、死者の国で最初にミゲルが連れていかれる豪華な建物は、メキシコシティの郵便局(本当に素晴らしい建築なんです)がモデルになっています。 伝統衣装 登場人物が来ている服もメキシコらしいものや民族衣装テイストのものが多いです。 例えば、フリーダカーロが着ているカラフルな服は、オアハカ州南部の「フチタン」「イスモ」「テワンテペク」と呼ばれるエリアの女性が着る「ウイピル」と呼ばれる貫頭衣(マヤ系に多い伝統衣装)です。 ミゲルのママは、オアハカ州中央部の「サンアントニーノ村」の伝統的な刺繍の服のシンプルなタイプを着ています。 伝統的なデザインは、以下のもの。 最近は、ママが着ているような簡易バージョンも多いです。 さらに、ママ・ココ(車いすの一番お年寄りのおばあちゃん)は、プエブラ州のプエブラドレスを着ていました。 (リンクは最後) まとめ 以上、リメンバーミーの隠れキャラ、知らなかった秘密、『リメンバーミー』からわかるメキシコ豆知識について紹介しました! 本当に、細かく知れば知るほど奥深く、「とても考えられて作られている映画なんだなあ」とピクサーの創造力と工夫、そして熱心なこだわりに心から感動しました。 スタッフのセリフで印象に残っている言葉がいくつかあるので紹介します。 「(これは)メキシコを賛美した映画よ。 現地の人に、自分たちの映画だと思ってほしい。 」 「メキシコの人たちがどう感じるかが大切だ。 」 「メキシコの人が映画を見て納得するようなものにしたかった。 本物らしさを追求したい。 」 ここからもわかるように、スタッフたちは数年間の彼らの人生を、メキシコを描くこと、そしてそれがメキシコ人にとっても大きな価値になるよう全力を注いできました。 そんな彼らの情熱と努力が実り、『リメンバーミー(Coco)』は公開後すぐにメキシコのアニメーション史上最大のヒットとなり、多くのメキシコ人に絶賛されました。 さらにその後、なんと「 メキシコの映画史上No. 映画『リメンバーミー』は、そんなピクサーらしさを最大限感じられる作品だったと思います。 この記事内で紹介した一部は、そのボーナスコンテンツで知った情報も含まれています。

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リメンバー・ミー|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式

メキシコ 音楽 リメンバーミー

映画リメンバーミーのあらすじ 映画「リメンバーミー」の主人公ミゲルは、メキシコに住む12歳の男の子。 ギターの才能があり、ミゲル自身も音楽が大好きです。 しかし、おばあちゃんに 音楽禁止令を出されているので、ミゲルはギターを弾けません。 というのも、彼の家では昔「ひいひいおじいちゃんが音楽のために家族を捨てた」という事件があったので、音楽はご法度なのです。 そのため、おばあちゃんは「音楽なんて絶対にダメ!」と、全力でミゲルを止めるワケですね(止め方が結構バイオレンスですが・・・) そんなミゲルですが、1年に1度の「死者の日」を通じて、 死者の国へと迷い込んでしまいます。 死者の国で、ミゲルは以前から憧れていたミュージシャンに会えて大喜びするのですが・・・実は、死者の国には「日の出までに現世に帰らないといけない」というルールがあったのです。 舞台はメキシコで世界観はカラフル! ファンタジー映画といえば、よくヨーロッパの世界観が使われていますよね。 しかし、リメンバーミーの舞台は メキシコです。 そして、主人公が訪れる「死者の国」も一般的な黒のイメージとは違い、賑やかでカラフルな街並みとして描かれています。 【NEW】「リメンバー・ミー」日本版予告編 — 映画. com eigacom 見て下さいよ、このカラフルさ! 街並みもステキですが、ミゲルの足元も光っていて幻想的で、もうスタッフさんがすごい。 良い作品を作ってくれてありがとう・・・! 死者の国と聞くと、一般的にはゾンビやおばけがウジャウジャいそうな、不気味な空間を思い浮かべる人が多いでしょう。 しかし、 リメンバーミーの死者の国はとてもカラフル。 一度行ってみたいですね! それと余談ですが、上の予告画像や設定を見て『ブックオブライフ』のパクリでは・・・と思った人もいるようです。 確かに、設定やモチーフは似ていますね。 この点については、下の記事で考察しているので興味がある人は読んでみてください。 そしてギターの才能も天下一品という天才少年です。 しかし、家族から音楽を禁じられるという苦境に置かれていて、夢と家族のどちらを取るべきか迷っています。 気苦労の絶えない12歳。 死者の国に迷い込んだミゲルに、とある願いを託します。 いつもミゲルと一緒にいて、彼の音楽の大ファンです。 そして個人的な感想ですが、動きと表情がめちゃくちゃ可愛いです。 家族や友人が集まって、亡くなった人のことを思い出す日の事ですね。 日本で言うと、お盆みたいな感じです。 — Disney• Pixar's Coco pixarcoco すごくカラフルですね!お墓にも派手な飾りが付けられるそうです。 そして、よく見るとガイコツに扮した男女がいますが、メキシコでは死者の日にガイコツに仮装したり音楽を奏でたりする習慣があるそうです。 だから、リメンバーミーでもガイコツのキャラクター(ヘクター)が登場するのでしょう。 2003年に「死者に捧げる先住民の祭礼行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されたのが、メキシコのお盆にあたる「死者の日」(Dia de muertos)です。 毎年10月31日~11月2日の3日間に、故人の魂がこの世に戻ってくるとされ、各家庭に祭壇が設けられたり、先祖の墓を飾り付けたりします。 この時期は町じゅうがカラフルな切り紙の旗、楽しく笑うガイコツの人形や、鮮やかなオレンジのマリーゴールドで彩られます。 『リトル・ダンサー』も夢と家族の間で葛藤するストーリーなので、言われてみれば設定が似ていますね。

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映画リメンバーミーの元ネタと原作は?世界観やキャラ設定まとめ

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もくじ• ディズニーピクサーの新作『リメンバー・ミー』 2018年3月16日に、ディズニーピクサーから新作映画『リメンバー・ミー』が公開されました! 英語のタイトルは『COCO(ココ)』だったのですが、邦題は『リメンバー・ミー』です。 物語のあらすじ 12歳のメキシコの少年ミゲルの家族は、過去のある出来事がきっかけで音楽を嫌悪し禁止していた。 その「出来事」とは、ミゲルの曽祖父が音楽家になるという夢のため妻を捨てたこと。 しかしミゲルは、家族に隠れながらも音楽への情熱を心に秘める、ギターの天才少年だった。 ある日、彼にとっての音楽のヒーローである故アーネスト・デ・ラ・クルズと自分との関係を偶然にも知ってしまったとき、ミゲルはうっかり死者の国に入りこんでしまう…。 予告編ムービー(日本語Ver. ) この映画の舞台モデルは、メキシコの3つのスポット! この映画を作るため、ディズニーピクサーのスタッフはメキシコ各地を巡り、 ある3つのスポットを『COCO(リメンバー・ミー)』の中に「舞台モデル」として主に取りこみました。 それが、この3か所。 Guanajuato (グアナファト)• Oaxaca(オアハカ)• Michoacan(ミチョアカン) グアナファトは「死者の世界」のモデルになり、オアハカとミチョアカンは物語内で出てきたお墓のモデルになりました。 1:50部分)。 そしてモデルになったグアナファトは、「世界で最もカラフルな街」として世界中で有名で、ビビッドカラーの家々が立ち並び、 「 おとぎの国のよう」 「 おもちゃ箱をひっくり返したような街」 と形容されています。 ピクサースタジオのプロダクション・デザイナーである Harley Jessup氏は、インタビューにこんな風に答えていました。 幾層にも重なった鮮やかな色合い都市で、狭い階段や橋がたくさんあり、急な坂道で上方向に伸びるように街が設計されていました。 その幾層にも重なった感覚を取り入れました。 より Jessup氏の言うように、グアナファトはカラフルな家々がお椀型の山に沿って立体的に幾層にも重なっています。 夕方に撮ったので少し赤みがかっていますが、本当にカラフルな街だということが分かると思います! 素敵なビュースポットや街角を探すのが楽しく、ワクワクするような冒険心を掻き立てられます。 そんなグアナファトの中を散歩すると、こんなかんじ。 本当に、まるでつみきのような街並みです。 一軒一軒、壁の色だけでなく窓枠部分や屋上の色にもこだわっているところが多いです。 パラソルで売っているアイスクリームを片手にのんびりするのも良さそう。 サーモンピンクの教会を目印に。 角やカーブを曲がるたびに、違う景色が表れます。 寒色系の路地。 ブルー&グリーンが爽やかな通りです。 坂の多い街なので、階段路地も多め。 虹色の壁に囲まれて歩いていると、幸せ気分で階段も辛くない…かも? 南国風ビビッドピンクの花、ブーゲンビリアも街中で見かけます。 南国フラワーは、カラフルな街並みとよく合いますね~。 赤と黄色の路地裏。 窓枠の形も、各家によって違って面白いです。 昔の手洗い場の名残。 ちょっとしたストリートアートや落書きもちらほら見かけます。 前の写真の一つ前の角にて。 思わず入りこんでいきたくなるような、わくわくするような散歩道がいっぱいです! 石畳と窓の格子がおしゃれな通り。 コロニアルな雰囲気満点です。 実はこのグアナファト、夜景も「 世界最高レベルに美しい」と称賛されている街なんです! 山に沿って街の光が積み重なるように広がり、つみきのような家々の四角い輪郭を浮かび上がらせています。 中心地のカテドラル(大聖堂)などもライトアップされています。 私のカメラではこれが限界ですが…実物はもっともっと美しく、感動間違いなしです! さて、グアナファトが「死者の世界」全体のモデルになったのに対して、ピクサーのスタッフは、死者の日当日の伝統行事やお墓(デコレーション)の様子は、• オアハカ• ミチョアカン という二つの地域を訪れて、その世界観を参考にしました。 次はその様子を見てみましょう! 2.オアハカ オアハカは、「 メキシコで最もメキシコらしい場所」といわれている州です。 というのも、ここオアハカはなんと先住民率40%以上を誇り、今でも多種多様な文化や伝統が残っている地域なのです! 日本人の間では、「死者の日といえばオアハカ」と言われているほど死者の日のイベントが盛り上がることで有名な場所でもあります。 そんなオアハカの死者の日の様子は、こんなかんじ。 手に持っているのは、死者を導くといわれているロウソクとマリーゴールドの花。 オアハカ州の先住民のかわいい民族衣装も一緒に楽しめて、死者の日のオアハカは一石二鳥な感じです。 さて、肝心のお墓は、リメンバー・ミーのトレイラー中ではこんなかんじでした。 オアハカのお墓も、かなり近い感じです。 故人のお墓を、マリーゴールドなどの花々や生前故人が好きだったもの(食べ物、飲み物など)、そして火を灯したキャンドルをいっぱい飾りつけます。 もりもり。 このように、カラフルな砂で砂絵(故人のお気に入りの聖人など)を描くバージョンも。 とにかく花とキャンドルいっぱいで、豪華に飾り付けられます! 3.ミチョアカン ミチョアカン州のパツクアロ湖周辺には、今でも伝統的な暮らしを守る先住民が多く暮らしています。 リメンバー・ミーの公式サイトには、参考にしたのは「ミチョアカン州」としか書かれていなかったのですが、パツクアロ湖に浮かぶ島「Janitzio(ハニツィオ島)」は、メキシコ人にとっての「 死者の日といえばココ!」という有名スポット。 最も伝統的な死者の日を見ることができる場所です。 なので、おそらく映画の中で死者の日のモデルになったのもこの島なのではないかと個人的に踏んでいます。 毎年この時期には、メキシコ中から観光客が集まり、普段は静かなこの島が盛大に盛り上がります。 島内にいくつかあるお墓エリアが、花と長いロウソクで埋め尽くされます! 基本的にはわきあいあいとした雰囲気ですが、故人のため厳かに薬草の煙を焚く人日との姿も。 また、この島までは陸路がないので手漕ぎボートで連れていってもらうのですが、それもまた味わい深い体験。 ボートに乗って、ロウソクの光でいっぱいの島に向かっていると、まるで異世界に入っていくような気分になります。 ちょうど、ハリーポッター映画でいう、ホグワーツ城に向かう時の雰囲気です。 (わかる人はわかるはず!笑) リメンバー・ミーでは、 「異世界(死者の世界)に紛れ込んでしまう」 というのがテーマなので、本当にそんな雰囲気を味わうことができるのが、ここハニツィオ島です。 以上、『リメンバー・ミー』の舞台モデルになったメキシコの3か所(グアナファト、オアハカ、ミチョアカン)についてでした。 まとめ メキシコには、本当に美しい場所が数えきれないほどあります。 今回『リメンバー・ミー』の舞台モデルに選ばれたのは、その中でもとくに「 メキシコらしさ」を感じられる場所だったと思います。 メキシコの、「死者の日」という伝統行事は、最近はテレビで何度か紹介されたこともあり、日本でもかなり認知度が高まってきています。 こちらの記事 ()でも紹介していますが、 オアハカもハニツィオ島も、 「 メキシコで死者の日を過ごすならぜひココで!」 とわたし個人的にもとてもおすすめの場所です。 また、グアナファトは 「メキシコで一番感動した!!」 と絶賛する人が絶えないほど素晴らしい街。 2017年10月20日 メキシコ:モレーリア国際映画祭 (初公開)• 2017年10月27日 メキシコ• 2017年11月22日 全米• 2018年1月19日 イギリス• もうすでに2017年10月20日には、メキシコのモレーリア州で開催される「モレーリア国際映画祭」で紹介されていて、メキシコ国内では2017年10月27日に公開です。 全米では、2017年11月22日に公開するようです。 死者の日はちょうど11月1,2日で、27日はちょうど死者の日前の週末に当たるので、「 合わせてきたな~!」って感じですね。 それにしても、ディズニーピクサーはアメリカの制作会社なのに、いくら物語の舞台がメキシコだからって「メキシコで初上映」って、なんかすごく粋ですね。 メキシコの文化を題材にしていることへのリスペクトを表しているのでしょうか。 ちなみに、この物語のメインテーマになっている「死者の日」というイベントについては、他の記事 ()でもいろいろ紹介しています。

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