仁 その後。 中谷仁監督の失明寸前の携帯事件とは?中込伸との関係や嫁についても

ストロボエッジその後!【ストーリー予想】

仁 その後

似たような違うような世界が無数に存在する意味合いが、わたしにはいまひとつよく分からないのである。 世界相互は通常は互いに没交渉であるようだが、ではそれらが平行して存在するのは何のためか。 それに、パラレルワールドなら、タイムトラベルで過去を変えてしまっても、変えただけの数のパラレルワールドが生じればそれでいいわけで、ドラマで何度も語られた「歴史の修正力」なるものは必要なくなる。 そして先に述べたように、人物がタイムスリップした後に、その人物を欠いた世界が残されるのも、腑に落ちない。 いや、そこには別の平行世界からその人物が落ちてくるのだ、という考え方もあるが、ではなぜその人物は世界と時間と、全く異なる次元であるはずの二つの壁を同時に超えたのであろうか。 そうなる必然性はあるのだろうか。 仁は江戸時代へ行った時も平成へ戻った時も、時代は超えたが場所は一致していたではないか。 なぜ時間がずれる(平成には一時 仁が二人いたし)のか。 まして、違う世界へ跳ぶのか。 やはり、時間の流れは唯一のものであり、その流れのなかでイレギュラーに未来の要素を持ち込んだ場合に、あたかもエクセルで、あるセルの数値を修正すると、数式に従ってがたがたと他のセルの数値も連動して変わっていく、あんなイメージで歴史の改変がなされていくのだろう、とわたしは考える。 「演算不能」なまでの妙な数値を入力しようとすると、入力をキャンセルするような復元力が働き、数値の是正を促す…。 それが「歴史の修正力」ではないか、と思うのである。 前編で暴れ馬に襲われて重傷を負った タエの命を 仁が(現代医学の力で)救う。 しかし、結局 タエはほどなく辻斬りに遭って死んでしまう。 これが、 仁が歴史の修正力を意識して悩みはじめるきっかけとなる。 死ぬ運命にある人の命をちょっと長びかせただけではないか、運命は変えられないのだ、と。 しかし、 仁が救ってもその後長く生き延びた人もいる。 橘恭太郎がその代表である。 この違いが、その治療が「演算不能」な働きかけだったかどうか、という点に負うのではないか、とわたしは思っている。 エクセルが表示不能の 印を表示するのは、単に絶対値の大きな数を入力したときだけではない。 小数点以下の桁数が多すぎるときもそうなるし、他のセルとのかねあいでそうなることもある。 同様に、「演算不能」かどうかは、事件の大きさや人物の社会的地位などとは関係なく、歴史の大きな流れにどの程度棹さすか、という人智を超えた基準で決まるのだ。 タエはあそこで死なないと、再婚してまた子を産んだりすることになるのかもしれない。 そしてその子は歴史を大きく変える働きをするのかもしれない。 あるいは、 タエの子 喜市は、孤児になることでこそその後の人生が拓けるのかもしれない。 対して 恭太郎は、結局跡継ぎもできなかったようだ(だからこそ 咲の養子となった 安樹が女子ながら橘の家を継いだのだろう)し、生き続けてもその後の歴史を大きく改変するには至らなかった、つまり演算可能な範囲内なのだろう。 ただ、そうだからといって、 恭太郎の人生が、取るに足らないつまらないものであった、というわけでは断じてない。 どんな人生も、その人にとって、そしてその周囲の人にとって、意義がありかつかけがえのないものである。 歴史に影響が大きかろうが小さかろうが、みな自分の生をけなげに生きている、そのことが既に尊い。 それは現代も同じである。 だから、その命を救うことは、立派な所業である。 しかし、そう考えると、 仁の進言を受けて、 龍馬の「船中八策」が「九策」に増え、日本の保険制度の整備が早まったこと、これなど国全体のしくみに関わる大改変なのだが、これは演算可能、何らかの基準において望ましい改変だった、ということになるのだろうか。 このへんはよく分からないところでもあり、面白さでもある。 それから、 野風の一度めの岩を治療し 野風の身請け話が流れたことで、 友永未来の存在がなくなってしまったが、 仁が 咲と関わったことによる改変で生を享けるにいたった 橘未来は、 友永未来のなり代わった存在と考えてよいのだろうか(少なくとも容貌は同じである)。 友永未来もまた 野風の子孫ではあるらしいので、そう考えたいが。 そうでなければ 友永未来の存在が虚しいものになるし、最終回で 仁が 橘未来の手術に成功することが、タイムトラベルを全うするという意義をもたなくなってしまう。 感動的であった最終回でも最もそのピークだったのは、 咲の手紙に紛れもなかろう。 百五十年もかかって 仁に届いた恋文、という点だけでも心うたれるのだが、 仁去りし後の幕末で、歴史の修正力によって周囲の人の記憶から 仁が消されてしまっても、なお 咲がおぼろげにではあれ 仁のことを覚えていたことが、何とも切なくまた嬉しい。 そして、そのおぼろげな記憶に義理立てて生涯独身を貫く 咲が、粋である。 咲の愛、それは男女の恋愛を超越するような、深い敬愛であり、歴史の修正力という神の意志をも撥ね除けるほど 咲の心にしっかりと根づきそそり立ったものだったのだ。 神も消し去ることのできないパラメータとしての愛が、いかなる姿なのか、想像もつかない。 咲だけが江戸時代で 仁のタイムスリップを明確に承知していた(それを許された)ことを考えると、 咲自身が特別な存在だったのだろうか。 仁が未来から来た人間であることを、自力で勘づいていた(らしい)人物には、 緒方洪庵・ 野風・ 勝海舟がいた。 が、 仁の方からそれを積極的にうち明けたのは 咲だけだ。 しかも、 咲とそういう話をしても、 仁に頭痛はおきなかった。 仁の夢のシーンということになるのだろうか、 龍馬が笑いながら海に去っていく場面。 これも胸に迫るものがあった。 仁は、江戸での暮らしの記憶を、これから少しずつ失くしていくのかもしれない。 そして、それはタイムスリップ特有のことではない。 われわれだって、何年も何十年も前のことを、そう明瞭に覚えていられるわけではない。 学生時代に先生に何か刺激的なことを言われた経験はあっても、その先生の名前や顔は次第に朧の彼方に去っていってしまう。 しかし、言われたことはしっかり心に刻まれていたりする。 その先生がともにいるのである。 そして、親の世代、さらに上の世代から受けついだものまでを考えると、われわれは、祖先の、日本を作ってきた人たちの、恩恵の上に暮らしている。 さらに言えば、わたしたちがこんなに感銘を受けたこのドラマのことさえ、十年後、その間にいくつものドラマに出逢うはずのわたしたちが、どれほど覚えているだろうか。 「あ、なにか医者がタイムスリップする面白いドラマがあったなあ。 何ていうドラマだったかな。 龍馬を演ってたの誰だっけ、ほら、あの何とかいう人…」 こんな感じになっているかもしれない。 人の記憶はそのように儚く虚しい。 なのに何かは残っている。 龍馬の言葉と背中は、ドラマから視聴者への別れの挨拶なのかもしれない。 時の大きな流れのようなもの、その連続性を、このドラマは「リアルに」意識させてくれる。 さて、これ以上の続篇があるのか。 わたしはないと思う。 あってほしいとも思わない。 いやいや、あの魅力的な登場人物たちにもっと会いたい、という単純な気持ちで言うのであれば、続篇も楽しみなのだが、とにかくドラマはこれできれいに完結していると思うからである。 どのように続けても、作品世界を壊してしまう。 映画化・アニメ化もできればしないでほしいと思う。 実写ドラマであれだけの質のものを観せてもらったら、もう満足である。 可能性としては、カットシーンを含めた総集篇とか、スピンオフとかが考えられる。 スピンオフで、「その後の仁友堂」とか、「安寿一代記」とか、観てみたい気はする。 が、もちろん、ここまでの本編で十分感動できたし、いいドラマに出会えた、と思っている。 (了).

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ファンメッセージ|TBSテレビ:日曜劇場「JIN

仁 その後

彰義隊(しょうぎたい)が登場するTBSのドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の最終回(第11話)「完結~時空の果て…」のあらすじとネタバレのあらすじ前編です。 第10話のあらすじは「」をご覧下さい。 原作や主題歌については、をご覧ください。 江戸では、徳川軍の兵士が上野・寛永寺に集まり、「彰義隊(しょうぎたい)」を結成していた。 新政府軍(官軍)の西郷隆盛(藤本隆宏)は勝海舟(小日向文世)に、「謀反の噂もある」と言い、彰義隊について追求すると、勝海舟は「江戸の治安を任せているだけだ」と弁解した。 一方、南方仁(大沢たかお)は頭の中の岩(癌)により、体調が悪化していた。 頭の中の岩を摘出するには、手術道具「バイポーラ」が必用で、江戸時代の技術ではどうすることも出来なかった。 決意した南方仁は、仁友堂の医師・佐分利祐輔(桐谷健太)らを集め、「これから脳の講義を行うので、自分が死んだら腑分け(解剖)して、今後の医療に役立て欲しい」と頼んだ。 佐分利祐輔(桐谷健太)らは腑分けに二の足を踏むなか、橘咲(綾瀬はるか)は南方仁(大沢たかお)の顔を真っ直ぐに見て、「はい」と答えた。 ある日の夜、橘恭太郎(小出恵介)は、床についた母・橘栄(麻生祐未)に向かって、「言って参ります」と言って頭を下げた。 翌日、橘恭太郎(小出恵介)の遺書が見つかる。 橘恭太郎は「彰義隊(しょうぎたい)」に招集されており、最後まで徳川の人間として生きることを決意していたのだった。 橘咲(綾瀬はるか)は「兄上は生きねばなりませぬ」と言って兄・橘恭太郎(小出恵介)を探しに行こうとするが、橘栄(麻生祐未)が「行かないでおくれ」とすがる。 しかし、橘咲(綾瀬はるか)は「兄上と戻って参ります。 そのときはどうか、門をくぐらせてくださいませ」と答え、橘恭太郎(小出恵介)を探しに出た。 そのころ、上野では、官軍と彰義隊との戦争が始まっていた。 戦場に橘恭太郎(小出恵介)の姿を見つけた橘咲(綾瀬はるか)は、「兄上」と叫んで駈け寄っていくが、左腕に流れ弾が当たって負傷した。 橘恭太郎(小出恵介)は橘咲(綾瀬はるか)に駈け寄ると、橘咲は「お戻り下さい」と頭を下げた。 佐分利祐輔(桐谷健太)は躊躇する橘恭太郎に、「死ぬのだったら、仁先生に断ってからにしろ。 助けてもらった命を捨ててもいいですかと」と告げると、橘恭太郎は橘咲を背負って、南方仁(大沢たかお)の元へ走った。 そのころ、南方仁(大沢たかお)は救護所で負傷兵の治療に当たっていた。 勝海舟(小日向文世)は南方仁に、「医学所の医師を呼んだら困るんだよ。 徳川が彰義隊を認めた事になってしまう」と抗議する。 そこへ応援に駆けつけた奥医師の多紀安琢(相島一之)が勝海舟(小日向文世)に、「医者は医の道を歩くのみ。 治まらぬものを治めるのが、政(まつりごと)であろう」と言い放ち、元弟子・福田玄孝(佐藤二朗)に治療の指図を仰いて、負傷兵の治療にあたった。 その後、橘恭太郎(小出恵介)が橘咲(綾瀬はるか)を背負って救護所を訪れる。 南方仁(大沢たかお)は橘咲の左腕から銃弾を取り出そうとしたが、手元が定まらず、銃弾の摘出を佐分利祐輔(桐谷健太)に任せた。 頭痛に襲われて南方仁(大沢たかお)が外に出ると、頭の中で坂本龍馬(内野聖陽)の声が響いた。 「先生、口八丁手八丁ぜよ。 手が動かなかったら、口を動かせばいい」 室内へ戻った南方仁(大沢たかお)は医師達に指図して、治療を助けた。 その後、橘恭太郎(小出恵介)は南方仁(大沢たかお)に「2度、遺書を書きました」と打ち明けると、南方仁は「貴方が守ろうとしているのは徳川ではなく、橘の家なのではありませんか」と問うた。 南方仁の言葉を聞いた橘恭太郎(小出恵介)は彰義隊(しょうぎたい)には戻らずに、救護所で南方仁(大沢たかお)の手伝いをすることを決めた。 一方、官軍は1日で彰義隊を打ち破り、残党狩りを始めていた。 あるとき、治療の手伝いに復帰した橘咲(綾瀬はるか)が倒れる。 銃弾を取り出した傷が酷く化膿していた。 橘咲は患者の治療している医師らの足手まといにならないために、傷は治ってきたと嘘を言っていたのだった。 「」へ続く。

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仁最終回のその後は?続編・シーズン2は現代に戻れず江戸で生活?

仁 その後

原作では恋人はいなかったみたい。 ただ残念ながらドラマ版のほうは、 切なくて悲しい結末となります。 緑膿菌に侵された咲を助けるため、 現代に戻った仁先生。 「咲さん・・・。 すいま・・・せん・・・。 」 咲さんを助けに戻れないことで 絞り出すように悲しい声を出す仁先生。 そしてそのまま 非常階段で意識を失うのでした。 病衣のポケットからは咲を救うために持ち出した 薬・ホスミシンが転がり出ました。 こうして仁先生と咲は、二度と逢うことの叶わぬ 永遠の別れとなったのです。 咲がどうなったのか• 自分が生きてきた日々がどうなったのか それを調べるために行動を始めました。 まず仁は、図書館で医療の歴史書を開きます。 そこには 「仁友堂」 の名前が掲載されていました。 確かに仁先生は幕末に存在していたのです。 佐分利先生たちの写真と名前も医学の歴史書に 掲載されていました。 しかし、仁と咲の名前はどこにも記されていません。 次に、江戸時代の土地勘を頼りに 橘家があった場所を探し当てた仁。 そこには、 「橘醫院(たちばな いいん)」という 古くて小さな病院がありました。 橘醫院の前で佇んでいると、 「うちになにかご用ですか?」 と女性から声を掛けられました。 振り返ると 未来そっくりの女性が立っており、 橘家を自分の家と言っているのです。 しかし女性は、 仁の顔を見ても表情ひとつ変えません。 「こちらのご先祖に、橘 咲さんってかたが いらしたと思うんですけど。 」 すかさず問いかける仁。 「いましたけど・・・。 」 話を聞きたいと願う仁を、 女性は家の中に快く招き入れてくれました。 仁の恋人だった未来は同僚の医師でしたが、 この女性は、医学部へ通ったものの医学史を専攻。 現在は予備校講師だと語りました。 そして、彼女から教えてもらった橘 咲の生涯は 次のようなものでした。 兄の恭太郎が林の中でひろった薬をイチかバチか投与したところ、咲は緑膿菌による意識混濁から回復した。 (仁先生が錦糸堀で現代にタイムスリップした後、そこには小びんが残っていて、恭太郎が拾った。 明治維新後に実家を改造して 橘醫院を開業• 小児科・産科がメインで産婆さん扱いだったため、当時、女医は珍しいはずなのに注目を浴びなかった。 (そのため、仁友堂の医師として名前が記されていなかった。 長生きした。 (仁は おばあさんになった咲さんの写真を見せられる。 仁友堂の医師たちとは交流を続けていた。 生涯独身を貫いた。 仁は咲の遺品の写真の中に、 咲が膝に女の子を抱いている写真を発見します。 その子は、 野風さん(役:中谷美紀)が命がけで生んだ子、 安寿(あんじゅ)でした。 末期ガンで余命2年ほどだった野風さんはもとより、 夫のルロンさんも亡くなったようです。 両親を亡くした安寿を 咲が養女として引き取り育てたのです。 つまり、いま仁の目の前にいる 未来そっくりの女性は、 咲が育てた野風さんの娘・安寿の子孫なのです。 仁の恋人だった「友永 未来」は 「橘 未来」に変わっていたのです。 橘 咲とその周辺の人物のことを まるで旧友の話を耳にするかのように反応し、 目を潤ませる仁を目の当たりにして、 何かを悟ったような橘 未来。 仁の帰りしなに 「揚げ出し豆腐はお好きですか?」 と尋ねてきました。 仁が嬉しそうに「はい!」と答えると、未来はにっこりと微笑んで、 「ずっとあなたを待っていた気がします。 」 と言って、古い手紙を仁に差し出します。 この手紙が、自分が医学史に進んだ原点だと。 公園のベンチで手紙を開いた仁。 橘 咲が名前を思い出せない先生に向けて書いた手紙でした。 咲が緑膿菌から回復し意識が戻ると、 仁先生の存在した痕跡が 至ることろから消え去っていました。 咲だけは、仁先生の記憶がおぼろげに残っていました。 でも、名前は思い出せません。 仁友堂の医者たちは皆、 そんな医者はいないと否定し、 仁友堂は自分たちが立ち上げた治療所だと語ります。 (何かがおかしい。 ) そう思いつつ、やがて咲も 夢でも見ていたのではないかと 思うようになりました。 揚げ出し豆腐が好きで、涙もろい先生のことを。 そして、 「仁 (じん)」 を持つ人であったことを。 その記憶が全部消えないうちに、 名前を思い出せない、その先生宛に 手紙を書いたのです。 咲の手紙の最後はこう結んでいました。 「橘咲は、先生をお慕い申しておりました。 」 咲の書いた文字を、涙で溢れた目で見つめながら、 「わたしもですよ。 咲さん。 わたしもお慕い申しておりました。 」 手紙にそう答える仁先生。 歴史の修正力によって、 いつかこの記憶も消えるかも知れないけれど、 咲さんと見た、世界で一番美しい夕陽は 忘れないだろうと思う仁でした。

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