マミートラック 対策。 マミートラックとは?マミートラックのメリットとデメリット、さらには対策方法26選

マミートラック乗車中ワーママがやる気を失わない方法5つ

マミートラック 対策

マミートラックとは?女性活躍推進に立ち塞がる新たな問題とは 日本では現在、政府が進める働き方改革の一環として、女性活躍推進が行われています。 厚生労働省の平成28年度の調査によると、育児休暇制度を導入する事業所は年々増加傾向にあり、日本企業全体に女性活躍推進の意識が広まっていることが分かります。 出典元 育児休業制度は、従来では育児のために退職を余儀なくされていた女性にとって非常に嬉しい施策であり、女性活躍推進の観点から見ても効果の高い制度です。 しかし育児休暇の期間が終わっても、子どもはまだまだ手のかかる時期であるため、職場に復帰した女性がすぐに元と同じ業務をこなすことは困難です。 育児明けの女性に向けた働き方を表す言葉として、マミートラックと呼ばれるキャリアコースがあります。 マミートラックとは「子育てと仕事を両立する女性のために、業務の量や時間に配慮した働き方」を表す、1988年に生まれた言葉です。 マミートラックという言葉は本来ポジティブな意味でしたが、近頃では「育児休暇から復職しても短時間の雑務しか任されなくなり、昇進・昇格の道が閉ざされてしまう」という、ネガティブな意味の言葉として使われています。 NHKの調査によると、マミートラックの経験があるかという質問に対して27. 出典元 育児休暇が女性のキャリアの妨げになることは、当事者である女性だけでなく、女性活躍推進を目指す企業としても望ましくない問題です。 今回の記事では、マミートラックが問題になる原因と発生し得るデメリットを説明した上で、デメリットの発生を防ぐ方法をご紹介します。 マミートラックとは?問題が起きる原因とデメリットを防ぐ方法 マミートラックとは、子育てをしながら働く中で発生する制約が原因で、育休から復帰した女性が昇進やキャリアコースから離れることを意味する言葉です。 マミートラックという名前は、女性が昇進コースから外されて同じ場所をずっと回っているような状態が、陸上競技のトラックを走り続けるのと似ていることに由来して名付けられました。 マミートラックが問題になる原因とは? マミートラックは育児支援として効果的な施策であり、施策そのものが問題なわけではありません。 育休期間が終わっても子どもはまだ1歳前後ですから、保育園の送迎や帰宅後の世話を考えると、育休明けの女性にいきなりフルタイム勤務や残業を求めるべきではないでしょう。 マミートラックが問題になる理由は、企業側の思い込みによる女性との意思疎通不足が原因です。 子育ては大変だろうという気遣いから、女性の意思を確認せずに時短勤務や軽微な業務の部署への異動を決めてしまうと、女性が仕事と育児の両立を望んでいた場合はモチベーションの低下につながってしまいます。 女性のためであるはずのマミートラックが問題になってしまう背景には「育児は女性が行うものである」「女性は子どもを産んだら家庭を重視すべきである」という会社全体、ひいては日本全体に根強く残る無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)が大きな原因の一つとして存在しています。 mitsucari. com マミートラックが原因で起こり得るデメリットとは? マミートラックが原因で起こり得るデメリットとして、仕事と育児を両立したいと考える女性のモチベーション低下が考えられます。 マミートラックは、仕事よりも育児を優先したい女性に対しては効果的な施策ですが、仕事と育児を両立したいと考える女性に対しては、本人の意思にかかわらず育児のために昇進やキャリアの道を閉ざしてしまう施策となってしまいます。 本人の意思に反して時短や異動などのマミートラックに閉じ込められた女性は、責任が小さい代わりにやりがいの少ない仕事ばかりになることでモチベーションが下がり、生産性の低下や退職につながってしまいます。 マミートラックによるモチベーションの低下は、女性本人にとってだけでなく、企業にとっても大きな損失です。 マミートラックを望まない女性は昇進や昇格を目指す上昇志向が強く、仕事にやりがいを感じているパフォーマンスの高い人材である可能性が高いため、優秀な人材を無駄遣いしてしまうことになります。 マミートラックのデメリットを防ぐ対策の方法とは? マミートラックのデメリット防ぐ対策方法としては、育休明けの女性に対して聞き取りを行い、本人の希望を確認する方法が有効です。 育児と家事の両立といっても「育児を優先したいが少しでも家計を助けたい」という人もいれば「育児は夫や両親に任せて自分はバリバリ働きたい」という人もいます。 前者にとってのマミートラックは非常に助かる施策となりますが、後者にとってのマミートラックは理不尽な左遷となってしまいます。 マミートラックのデメリットを防ぐためには、育休から復帰する女性と個別に面談を行い、本人が今後どのような働き方を望んでいるか確認することが大切です。 育児と両立しながらの昇進やキャリアアップは大きな困難を伴いますが、困難を承知の上で昇進を目指すほどの強い上昇志向を持つ女性は、企業にとって大変貴重な人材です。 仕事と育児の両立を目指す女性に可能な限りの支援を行うことは、優秀な女性管理職候補の育成につながるため、企業にとっても大きなメリットがあります。 マミートラックのデメリット回避は会社全体の好循環につながる! マミートラックとは、子育てをしながら働く中で発生する制約が原因で、育休から復帰した女性が昇進やキャリアコースから離れることを意味する言葉です。 マミートラックは、仕事よりも育児を優先したい女性に対しては効果的な施策ですが、仕事と育児を両立したいと考える女性に対しては、本人の意思にかかわらず育児のために昇進やキャリアの道を閉ざしてしまう施策となってしまいます。 マミートラックのデメリットを防ぐためには、育休明けの女性が今後どのような働き方を望んでいるのか、直接確認することが大切です。 育児と両立してでも昇進を目指すほどの強い上昇志向を持つ女性は、将来の優秀な管理職候補となる人材である可能性が高いため、企業にとっても支援を行うに足る十分なメリットがあります。 仕事と育児の両立を目指す女性を画一的にマミートラックへ閉じ込めるのではなく、個人として尊重して向き合うことは、女性の活躍推進や女性管理職候補の発掘につながり、採用戦略のブランディングとしても活用できるなど、会社全体の好循環を生むきっかけとなるでしょう。

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マミートラック乗車中ワーママがやる気を失わない方法5つ

マミートラック 対策

もくじ• マミートラックとは?意味や語源は? 「マミートラック」とは、子育てと仕事の両立はできるものの出世や昇給が望めず、ワーキングマザーのキャリア展望がひらけないことを指します。 育児中の女性が単調な業務ポジションに転向させられたり、出世コースから外されたりすることが原因で起こります。 マミートラックの「マミー」はお母さん、「トラック」は陸上競技場で走る周回コースのこと。 トラックの同じところをぐるぐる走って出世が見込めないことが「マミートラック」語源です。 「マミートラック」という言葉自体は、もともとは1988年にアメリカで生まれたものです。 もともとは、ワーママが育児と仕事を両立しながら働ける環境を企業が整えることを「マミートラック」と呼んでいました。 最近では女性の活躍を阻むネガティブな言葉として認知されていますが、もともとは育児と仕事を両立させるためのポジティブな言葉でした。 マミートラックでモチベーションが下がる原因 出産前に仕事が好きでバリバリ働いていた人ほど、マミートラックにはまると仕事へのモチベーションを保てなくなり、退職を選ぶといわれます。 なぜ、マミートラックにはまるとモチベーションが落ちてしまうのでしょうか。 仕事にやりがいがもてない 子供が小さい間は、子供が熱を出してお迎えコール、仕事を休むこともたびたび。 時短勤務で残業もできない…。 そんなワーママに配慮して、営業職から内勤へ異動させるといった具合に、会社はワーママに比較的負担の軽い仕事を課すことがあります。 「配慮」という形の業務変更により、第一線で仕事を頑張っていた人ほどやりがいを感じられず、やる気が出ないという状況に陥りやすいのです。 昇給・昇格のレールから外れる 時短勤務中だったり残業ができなかったりする期間は、昇給・昇格の対象から外されてしまうことも往々にしてあります。 時短勤務中は昇給試験を受けられない、人事考課で低い評価しかつかないということも珍しくありません。 短い時間でもこれまで通りの成果を出そう、まわりに迷惑をかけないようにと必死で頑張っている人ほどやりきれなさを感じてしまうのも無理はありません。 給与が大幅に減る フルタイム勤務時と比べて、時短勤務の給料があまりに少なくて驚いたママも多いのではないでしょうか。 時短勤務になると時間分の給与がカットされる上に、みなし残業も給与に含まれていた場合は、みなし残業分の給与まで大幅にカットされてしまうことがあります。 厚生労働省の調査でも、男女で正社員の賃金を比べた場合に、20代後半から女性の賃金は男性に比べて伸びません。 育児のために男女で賃金格差が生まれていることがわかります。 責任のある仕事を任されなくなる ワーママは働ける時間に制限があり、どうしても子供の病気などで急に休むことがあります。 そのため、責任が重い仕事を任せてもらえない、やりたいと思っても手を上げられないと悩むワーママは少なくありません。 仕事を任せてもらえないから経験が積めず、ますます責任のある仕事を任せてもらえなくなる…。 そんな悪循環に陥ってしまい、抜け出せずにモヤモヤを抱えているワーママもいることでしょう。 フルで働ける人と自分を比べてしまう フルタイムで働けて、好きなだけ働けるのが羨ましい…。 時短勤務で働いていると、フルで働ける人を羨ましく思ってしまうことがあるかもしれません。 時短勤務でも、生産性を上げて最大限やるべきことはやっている。 それでも、フルタイムで働けて残業もできる同僚が仕事で成果を出したり、先に昇格したりするのを見ていると、劣等感を感じてしまうのは仕方がありません。 出産前の自分と比べてしまう 妊娠・出産前の自分と今の時短勤務の自分を比べて、出産前のようなパフォーマンスを発揮できないことに落ち込むワーママもいます。 いくら頑張っても時間が足りない。 子供の体調不良やお迎えコールで出勤が安定しない。 やりがいのある仕事から外されて、お給料も下がった。 会社から戦力外の扱いをされているように感じてしてしまい、もう自分は期待されていないのではないか、そんなモヤモヤを抱えているワーママも多いようです。 キャリアが描けない 時短勤務や残業ができないために一線の仕事から外され、何年も負担の軽い仕事を担当し続けることに悩むワーママは多いもの。 出世コースから外れてしまい、責任ある仕事を任せてもらえないために成長もできない。 このままマミートラックに乗っていると、キャリア形成ができないと不安に思うワーママは珍しくありません。 また、社内に働きながらキャリアを積んでいるワーママのロールモデルがいないため、今の会社で自分が働き続ける未来が見えないという、漠然とした不安を抱える人もいます。 ここでは、具体的な対策をご紹介します。 無理に焦らず、今の自分にできそうなことはないか考えてみましょう。 上司や会社とコミュニケーションをとる 「マミートラック」という言葉は、まだまだ一般的ではありません。 会社の上司や人事が、マミートラックを知らないというのはよくあることです。 ワーママが出世コースから外れてキャリアの展望が見えなくなる、という問題を会社が意識していないことがあります。 ワーママを第一線の仕事から外すのは、育児と仕事の両立は大変だろうから…という会社側の「配慮」であることも多いのです。 会社側は悪気があるわけではないので、マミートラックの問題にはまったく気付いていない可能性があります。 このような場合は、子育てをしながらでもキャリアを積んで会社に貢献したいことや、今の自分でも「ここまでならやれる」「これならできる」といったことを伝え、上司や会社とこまめにコミュニケーションを取るようにしましょう。 自分自身のキャリアを明確にする 上司や会社に相談をしたり、これからの自分のキャリアを考えたりするためにも、自分自身のキャリアビジョンを明確にしましょう。 一番優先したいことは何なのか、これからどんな仕事がしたいのか、将来どのようになっていたいのかをじっくりと考えてみてください。 将来の目標がはっきりしていれば、今何をすべきかが見えてきますよ。 会社にも「キャリアを実現するためにこんな仕事がしたい」「この仕事を担当してみたい」と意思表示をすることができます。 普段から周囲に意思表示ができていると、キャリアアップを望める仕事に就くチャンスにつながりやすいでしょう。 キャリアを長期的に考える 子育て中は仕事をセーブしなくてはいけないことも多々ありますが、それは一時的なもの。 マミートラックは決してあなたのせいではありません。 マミートラックにはまり仕事の評価が下がっていると感じることがあるかもしれませんが、それもあなたのせいではありませんよ。 マミートラックは一時的なものだと割り切り、キャリアを長期的に考えてみてはどうでしょうか。 現在30歳であれば、定年は60歳と考えてもまだ30年あります。 40歳でもあと20年もあるのです。 今は子育てに手がかかり、仕事に多くの時間を割くことができないのは事実。 今の自分にできることをコツコツと精一杯やり、社内の信用貯金を増やすようにしましょう。 今が踏ん張りどきです。 子供は次第に手がかからなくなり、残業もできるようになるでしょう。 解決しない場合は転職を検討するのもあり 今勤めている会社では、どうしてもキャリアを実現できそうにないということもあるでしょう。 会社や上司に相談したけれど前向きに解決しそうにない、そもそも話すら聞いてくれそうにないという場合は、転職を検討するのも悪いことではありません。 これからの自身のキャリアが明確であれば、そのキャリアを実現できる会社を探すための転職活動もしやすいはずです。 マミートラックから抜け出したいと思っているのであれば、ワーママ専門の転職エージェントに相談してみると悩みを解決するヒントを得られるかもしれません。 とくに子供が幼いころは「育児と仕事の両立だけでいっぱいいっぱいで、正直キャリアどころじゃない」というワーママも多いでしょう。 時短勤務で働ける、残業もない、仕事の負担もそれほど重くなく家庭と両立できる。 これらはマミートラックのメリットともいえます。 マミートラックに乗って、自分が与えられた役割をしっかりこなしながら働き続けたいというのも、ひとつの働き方や考え方です。 決して悪いことではありませんよ。 マミートラックを不満に思うのはわがままなの? マミートラックに悩むと、「仕事と育児を両立できる環境にいるのに、マミートラックを不満に思うのはわがままなのかな?」と自問自答してしまうワーママもいます。 何を優先させたいかは人によって違います。 マミートラックな環境を不満に思って抜け出したいと思うことは、わがままではありません。 昔と違って共働きの家庭は増えています。 育児をしながら仕事を続ける女性は珍しくないですし、仕事にやりがいを持って自己実現したいという気持ちに男女は関係ありません。 仕事と家庭を両立させながら、ワーママが自分自身のキャリアを追求していきたいという気持ちは、決してわがままでも贅沢でもないですよ。 マミートラックに関する体験談 ここでは、マミートラックに悩んだ正社員ワーママの体験談を紹介します。 時短勤務でも売上ノルマが減らない (30代後半 子供2人 製薬会社営業) 第一子のときに時短勤務制度を利用して、営業職に仕事復帰をしました。 しかし時短勤務制度はあるものの、運用方法がしっかりと確立していないものでした。 時短勤務でも売上ノルマはフルタイムのときと変わらず、人事考課も時短勤務を考慮したものではなくフルタイムの成果を基準としたものでした。 当然フルタイムの同僚に比べて成果を出すことができず、評価も下がってしまいます。 仕事内容が同じなのに、時短勤務というだけで給料も評価も下がってしまい、マミートラックにはまったと感じました。 モチベーションを保つことが難しくて、頑張っても報われずつらかったです。 結局モヤモヤを抱えて働き続けながら、第二子を妊娠・出産。 復帰後も引き続きマミートラックが続き、現在第三子目を妊娠中です。 第一子のときから数年経っていますが、ワーママの働き方に関する社内の状況は変わっていません。 会社には、時短勤務に対する働き方改善を訴えているところです。 次に復帰するときには、時短勤務をやめてフルタイムに戻すことも検討しています。 転職を視野に入れて資格勉強中 (30代前半 子供2人 MR営業事務) 育休を2回とり、第一子は時短勤務、第二子はフルタイムで復帰しています。 第一子のとき時短勤務での復帰の際は、産休前の仕事には戻ることができず、責任のないサポート業務での復帰となりました。 やる仕事と言ったら雑務と同僚のサポートのみ。 目標もなく、一体なんのために働いているんだろうとモヤモヤする日々。 営業として第一線で仕事をしてきたのに、その経験がなかったものとして見られるのはこんなに辛いことなのかと思いました。 第二子で仕事復帰した際はフルタイムを選びましたが、結局は時短で復帰した時と同じサポート雑務のポジションになってしまい、今もまだモヤモヤした状況の中で働いています。 マミートラックから脱出するために、面談ではたびたび上司に業務内容について相談しています。 なるべく急に休まないために夫とスケジュール管理していることや、病児保育に登録していることなど、仕事に穴をあけないための改善策も伝えています。 しかし今のところなにも状況は変わっていません。 ここにいても成長もなければお客様のお役に立てることもないのかと毎日悩んでいます。 毎日子供を預けてまで働く意味のある仕事なのかと悩んでいて、これならもういっそのこと転職をして環境を変えようと思い、転職にむけて資格取得を目指している最中です。 資格を取得し、他業種への転職も視野に入れて行動し始めました。 まわりにはマミートラックは悪いことばかりではない、気持ち次第ではこんなにゆるく楽な働き方はないなどとも言われました。 割り切ってそう考えようかとも思ったのですが、やっぱり自分には無理でした。 子供がいても、やりがいのある仕事に思いっきり打ち込みたい。 評価をされたい。 ずっとこのままかもと考えるともったいない気がして、転職して新たな仕事に挑戦しようと思っています。 子育て中の一時的なキャリアダウンは、決してあなたのせいではないですよ。 マミートラックにはまってしまうのは能力がないから、と決して自分を責めないようにしましょう。 キャリアや仕事に関する希望を会社に伝える、キャリアの実現できる会社に転職する、今は現状を受け入れて社内の信用貯金を貯めるなど、マミートラックに向き合う方法はひとつではありません。 キャリアを長期的に考えて、焦らずに今できることをコツコツと続け、前向きにマミートラックに向き合ってみてはいかがでしょうか。 ワーママ専門の転職エージェント「」では、入社すぐから時短勤務可能な正社員の求人をご紹介しています。 マミートラックに悩むママからの相談も多数寄せられています。 お気軽にご相談ください。 有給休暇の日数や残業の有無・時短勤務可能な子供の年齢、リモート勤務の可否など、細かい条件をあなたに代わって企業に確認します。 子育てに理解のある会社で家庭も仕事も充実させませんか。

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ワーママが悩むマミートラックとは?その問題点と対策

マミートラック 対策

Contents• マミートラックとは|語源と意味 マミートラックとは、仕事と子育てを両立する女性が昇進・昇格などから遠ざかってしまう状態を指します。 1988年にアメリカで生まれた言葉で、マミーは母、トラックは陸上競技の周回コースという意味があります。 もともとは「仕事と子育てを両立する女性のための労働時間や業務量に配慮した働き方」というポジティブな意味の言葉でした。 しかし近年では「育児復帰後の女性がもとの業務に就けず、キャリアコースから外れてしまう」というネガティブな意味で使われることが多くなっています。 なぜ今マミートラックが問題に?データからみる背景や現状 育児期にある女性と仕事の関係をみると、一昔前は「育児をする女性が退職するのが当たり前の時代」でした。 社会の価値観が変化するのにともない制度も少しずつ整備され、今では「 育児と仕事を両立しやすい時代」になってきているといえるでしょう。 一方で、「育児と女性自身が望むキャリアの両立」は、まだまだ難しいと言わざるを得ません。 共働きが主流の時代に マミートラックを走ることになるのは、主に30代~40代の育児期にある女性です。 今40歳前後の方が幼い頃、つまり 1980年代前半の日本は、圧倒的に専業主婦が多い時代でした。 1980年を例にとると、専業主婦世帯は1114世帯に対し、共働き世帯は614世帯となっています。 しかし1992年には共働き世帯数が専業主婦世帯数を上回り、2007年には共働き世帯が1000万世帯を突破。 そして令和を迎えた2019年には専業主婦世帯が575世帯、共働き世帯が1245世帯と、共働きが主流といえる時代になっています。 参考: 時代は変わっても夫の家事・育児参加時間は少ない 共働き世帯が主流になった現代において、なぜ「 育児と女性自身が望むキャリアの両立」が難しいのかといえば、大きな理由のひとつが夫の家事・育児時間の少なさにあります。 内閣府の資料によれば、6歳未満の子どもをもつ夫の育児・家事関連時間(1日あたり)は、2016年で1時間23分、そのうち育児時間は49分です。 これに対して 妻の育児・家事関連時間が7時間34分、そのうち育児時間は3時間45分です。 【夫】6歳未満の子どもをもつ夫婦の育児・家事関連時間の推移 驚くべきは、妻の就労形態(共働きか専業主婦か)にかかわらず、夫が家事・育児に費やす時間は低調だという点です。 共働き世帯のうち、妻 の育児・家事関連時間(1日あたり)は6時間10分で、そのうち2時間49分が育児時間です。 一方、共働き世帯のうち、 夫の育児・家事関連時間(1日あたり)は1時間24分で、そのうち育児時間は48分です。 また行動者率をみると、 共働き世帯のうち約8割の夫が家事を全くしておらず、約7割の夫が育児を全くしていないという結果がでています。 参考: 結局、キャリアを諦めるのは妻になる 政府は「女性活躍推進」を掲げるものの、現状としてはその言葉だけが先走っている点は否めません。 夫の家事・育児時間が少ないからといって妻のほうも、 家事・育児時間を減らせるわけはなく、妻への負担が重くのしかかります。 もちろん夫が家事・育児に時間をかけられないのには、夫の職場で理解を得られにくいという背景があります。 育休をとろうとする男性社員や、 家庭のために残業を拒む男性社員に対して、深い理解を示す上司がいる職場は残念ながら少数派です。 女性の働く意欲に、社会の考え方や会社の制度・環境が追いついていないのが実情なのです。 マミートラックはこの時代を背景とする問題だといえるでしょう。 マミートラックの問題点 マミートラックを走ることなると、どのような問題が生じるのでしょうか。 マミートラック自体は悪ではない まずはマミートラックそのものが悪ではないという点をお伝えしておきます。 育児期にある女性の中には「育児が落ち着くまでは業務量、責任ともに抑えて働きたい」と考える方も大勢います。 マミートラックには次のようなメリットがあるからです。 無理な残業を頼まれにくい• 子どもとの時間をとりやすい• 妻が早く帰り家事・育児を担うことで夫の支えにもなる• 退職のようにキャリア自体が途絶えることを回避できる この場合はマミートラックを本来のポジティブな意味でとらえることができ、女性が自ら望んでマミートラックを選択しているわけです。 女性が出世コースから外れる 一方で、不本意にもマミートラックを走ることになってしまう人もいます。 以前と同じようにバリバリ働きたいけれど、残業や出張ができないなどの制約によって出世コースから外れてしまうケースです。 つまりマミートラックは、それ自体が問題なのではなく、「女性自身の意思に反してキャリアが変わってしまうこと」が問題なのです。 評価や給与が下がる 日本では成果ではなく時間に対して評価する傾向が根強く残っています。 たとえば上司が「他の社員に比べて時間に制限がある女性に重要な業務を任せられない」と考えた場合、 単純業務にしかつけずに社内の評価が下がってしまうことになります。 結果として昇進・昇格が難しくなるでしょう。 また時間が給与に反映される給与体系によって、子どものお迎えがあり残業ができない、時短勤務であるなどの理由から給与額がどうしても下がってしまいます。 モチベーションが低下する 評価や給与が下がることで、女性のモチベーションが大きく低下します。 評価や給与以外にも、次のような理由からモチベーションが低下する女性が多くいます。 周囲の人が気を遣うことで頼られる機会が減った• 以前と同じ業務に就けなくなった• これまで後輩だった人が昇進して役職者になったことで不公平感を抱き、やる気が失われた 精神的に居づらくなる 女性自身が精神的につらくなり、職場に居場所がないように感じてしまうのもマミートラックの問題点です。 仕事と育児を両立させている女性の多くは周囲への罪悪感を抱いています。 急に早退する必要性が生じたときには同僚にフォローを頼むことになり、負担が大きくなってしまう同僚の姿に「いつも悪いな」と感じるのです。 他の社員と比べて会社に貢献できていないという劣等感や、飲み会に参加できないなどの理由でコミュニケーションが不足し孤立感を抱くこともあります。 マミートラックの問題に対して会社ができること マミートラックの問題を解消するために、会社は何ができるのでしょうか。 思い込みは捨てて女性の意思を確認する マミートラックは女性がその意思に反して不本意なキャリアを選択することなので、会社はまず、女性の本当の気持ちを知る必要があります。 会社としては育児期にある女性の大変さを考慮して「よかれ」と思い、時短勤務を提案したり軽微な業務をさせたりするわけですが、それが本当に女性の希望なのかを確認しなくてはなりません。 マミートラックの問題の多くは、会社と働く女性との間のコミュニケーション不足で起きています。 会社や上司の考えを押しつけるのは「マタハラ」に 「 子どもがまだ小さいのだから家庭を優先するべきだろう」というのは、 一方的な押しつけです。 家庭ごとに考え方が違いますし、専門家の間でさえも「子どもが小さいうちは母親が家にいるべき」という意見で一致しているわけでもありません。 会社や上司の押しつけがエスカレートし、次のようなことをすればマタハラ(マタニティ・ハラスメント)になります。 出産や育児を理由に自主退職を勧める• 簡単な業務しか与えないなどの嫌がらせをする• 子どもの発熱で早退する女性に「早く帰れてうらやましい」などと発言する 会社はマタハラ防止措置をとることが法律で義務づけられています(男女雇用機会均等法第11条の2、育児・介護休業法第25条等)。 融通のきく制度を導入する 時代や女性のニーズにあわせ、融通のきく制度の導入を検討するのも方法です。 たとえば時短勤務のほかに在宅勤務やフレックスタイム制度などが考えられます。 新制度を導入することで会社にはメリットもあります。 たとえば在宅勤務の前例ができれば台風などの災害時や感染症対策など有事でも対応がスムーズです。 フレックスタイムにすれば通勤時の混雑を避け、社員のストレスを軽減できるでしょう。 他の社員の理解を求める 育児期の女性が職場での居づらさを感じないようにするには、他の社員の理解を求めることが大切です。 自らの立場でも起こりえる問題だと認識させることで、「お互い様」の意識が生まれます。 たとえば「 病気やケガで一時的に職場に通えなくなったときにキャリアを奪われたらどう思うのか?」と問いかけることも有効でしょう。 成果に対する評価制度を整える 評価対象を労働時間から成果へとシフトするのも方法です。 時短勤務だろうとフルタイム勤務だろうと、成果をだせば評価するという仕組みづくりです。 残業を削減して生産性を上げることにもつながります。 女性自身ができるマミートラック対策 マミートラックの問題と直面した女性自身にもできることがあります。 キャリアに関する自分の希望は何かを考える 今後のキャリアについて自分自身がどう考えているのかを明確にしましょう。 「自分でもどうしたいのかわからない」という気持ちになるのは理解できますが、それでは会社や上司、周囲の人もどうすればよいのかわかりません。 手探りの子育ての中で気持ちに変化は起きて当然なので、「とにかく今はこう思う」という点を整理してみましょう。 自分の希望を上司や周囲にしっかり伝えておく 自身の希望が整理されたら、上司や周囲にしっかり伝えることが大切です。 会社は善意のつもりで時短にしたり負担の少ない仕事を担当させたりしている可能性があるからです。 本当の希望を知ってもらうためには、 上司や周囲の人たちとこまめにコミュニケーションをとる必要があります。 フォローするスタッフへの対策をしておく 育児のために残業ができなかったり早退したりすることについて申し訳ないと思う必要はありませんが、その穴埋めのために周囲がサポートしていることもまた事実です。 そのため単に希望を伝えるだけではなく、できるだけ周囲の負担をかけないための配慮や対策も考えておきましょう。 (例)• 自分の手があいているときは積極的に手伝いをする• フォローするスタッフが困らないよう連絡体制を整えておく• 連絡しなくてもマニュアルを見ればわかるように詳細のマニュアルを作成しておく 焦らず長期的な視点をもつ 思うように仕事の時間をとれない現状に焦る気持ちはよく理解できますが、重要なのは長期的なキャリア形成です。 焦らず長期的な視点を持ち続ける必要があります。 たとえば限られた時間で働く今だからこそ、作業効率を向上するためのスキルを身につけることができます。 働き方改革の影響もあり、「 残業せずに生産性を上げる」ことの重要性が叫ばれています。 会社が残業削減に舵をきったとき、限られた時間の中で成果をだすことに注力してきた女性のスキルが役に立つはずです。 余力があるのなら、社内で評価される資格を取得してもよいでしょう。 家族などの協力体制を整えておく 職場復帰にあたり、家族からどのようなサポートが受けられるのかについて両親や夫とよく話し合っておくことも大切です。 家族がサポートを約束してくれれば、会社に対して「 家族が協力してくれます」と伝えられるため、会社の安心感につながります。 結果として希望しないキャリアを提示されるリスクを下げることができるでしょう。 まとめ 仕事と育児の両立に励む女性が意図せず出世コースから外れてしまうと、女性の活躍を妨げることになります。 会社は女性とコミュニケーションをよくとり、できるだけ希望にそった働き方をかなえられるよう努力することが大切です。 女性の側も自身の希望を明確にし、長期的なキャリアを見据えた行動が必要となるでしょう。

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