ガソリン消費税。 世の中にこんなにある「二重課税」への疑問 ガソリン・酒・たばこ税へさらに消費税を加算

ガソリン・軽油・灯油にかかる消費税の違い、10%増税後の計算

ガソリン消費税

この記事の目次(もくじ)• ガソリン価格の内訳 まず、ガソリン価格の内訳を見て行きましょう。 詳細は「」を御覧ください。 以下は、リッター単価144円と仮定した場合の「ガソリン小売価格の内訳イメージ図」です。 ガソリン本体価格に「石油税・ガソリン税」が上乗せされて、更にそれらに消費税がかけられることで、ガソリン小売価格は決まります。 しかし、「ガソリン税・石油税」は税金なんだから、消費税をかけるのは間違ってるんじゃないか!という意見が有るんですね。 確かに二重課税だが、一般的には二重課税ではない 上記のイメージ図を見ると分かりますが、現在のガソリン小売価格の決定方法は、私達消費者からすると、確かに二重課税です。 しかし、一般的には二重課税では有りません。 なぜなら、 石油税やガソリン税は、企業が製品を作る際の「生産コスト 製造コスト 」に含まれるものだからです。 生産コストには、これら以外にも「人件費・広告宣伝費・製品原価・減価償却費」など、製品を製造するのに要した様々なコストが含まれます。 そして、会社は営利企業ですから、これらの生産コストに利益を上乗せして販売します。 つまり、ガソリン税や石油税は製品を製造するために不可避のコスト。 だから、本体価格に転嫁して販売するのは当然。 企業としては「ガソリン税や石油税」を含めた価格を小売価格として販売しているのだから、それらに消費税がかかるのはおかしくないでしょう。 というのが、現在の一般的な解釈です。 だから、その部分は二重課税じゃないという事ですね。 ガソリン税・石油税以外で同じような理論の税金を紹介 例えば、企業の製造工場にかけられる固定資産税や償却資産税。 これらもれっきとした税金ですね。 そして、これらの税金も当然「生産コスト」に含まれていますから、小売価格に転嫁されています。 要は、企業が使っている製造工場の固定資産税を、私達が間接的に負担しているわけです。 これも二重課税と言えますか?言いませんよね。 その製品を作るためには、その製造工場が必要であり、それに対して税金がかけられるわけですから、企業としてはその製造工場で作った製品を買ってくれる人達に「固定資産税等」を負担してもらおうと考えるのが普通です。 固定資産税部分は税金なんだから小売価格に転嫁しないでおこう・・・なんて思う企業有るわけがありません。 「二重課税だ!」なんて言われますが、企業が負担した税金を、製品価格に転嫁して消費者が負担する、という構造はビジネス上は一般的な話しであって、二重課税とは言えないんです。 補足:自動車取得税と消費税は二重課税です! ガソリン税や石油税の場合とは異なり、自動車取得税に関しては当然二重課税と判断できます。 なぜか? なぜなら、 自動車取得税と消費税はどちらも税金の性質が同じだからです。 も消費税も「財・サービス」を購入・消費した時にかかる税金ですよね。 同じ性質の税金を2つも払うなんて、普通に考えておかしいですよね。 なので、長年にわたって各方面から 「二重課税を廃止しろ!」という声がありました。 政府にとって、自動車取得税は確実に税収を見込める大きな財源だったので、長きにわたって二重課税の状態は続きましたが、消費税増税が決定した事で財源確保の見込みが立ったこともあり、2019年10月には完全に廃止される予定です。 消費税増税と同タイミングで廃止される予定)。

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ガソリン・軽油にかかる消費税の違い ~ 消費税10%になった時の価格は!? ~

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1.ガソリン、軽油、灯油にかかる税金 まずは、ガソリン、軽油、灯油にかけられている「消費税以外の税金」を紹介します。 ガソリンには、ガソリン税53. 8円、石油税2. 8円が課せられています(いずれも1リットル当たり。 以下同)。 軽油には、軽油引取税32. 1円と石油税2. 8円が、 灯油には石油税2. 8円のみが、それぞれ課せられています。 (石油税は、2016年4月から、2. 8円へ値上げされています。 ) 【参考】 もう少し詳しく説明すると、ガソリン税は、揮発油税48. 6円と地方揮発油税5. 2円に分けられます。 本来は、揮発油税24. 3円+地方揮発油税4. 4円=合計28. 7円なのですが、2008年5月から暫定税率(2010年4月より特例税率)が適用されて、1リットル当たり53. 8円となっています。 軽油引取税も、本来は、15円ですが、2008年5月から暫定税率(2010年4月より特例税率)が適用されて、1リットル当たり32. 1円となっています。 2.ガソリン、軽油、灯油にかかる消費税 ガソリン、軽油、灯油には消費税が課せられていて、増税により10%になりました。 ただ、ガソリンへの消費税のかけ方と、軽油・灯油への消費税のかけ方は少し異なります。 2-1.ガソリン税と石油税の両方に消費税がかかる ガソリンでは、ガソリン税と石油税の両方に消費税がかかります。 たとえば、ガソリンを「消費税抜き1リットル140円」で売っているガソリンスタンドがあったとします。 ここでガソリンを1リットル入れると、消費税抜き価格は140円になり、その内訳は「本体83. 4円、ガソリン税53. 8円、石油税2. 8円」になります。 この140円全体に消費税10%がかかりますので、消費税を計算すると ・消費税=(本体83. 4円+ガソリン税53. 8円+石油税2. 二重課税になっている? この計算式のうち、税金の部分だけ抜き出すと次のようになります。 ガソリン税53. 石油税2. この状態を、税金のルールとしては「よろしくない」とされている二重課税であると指摘する声もあります。 2-2.軽油と灯油では石油税にしか消費税がかからない 軽油には軽油引取税32. 1円と石油税2. 8円が課せられますが、このうち 消費税がかかるのは石油税だけです。 軽油引取税には、消費税がかかりません。 つまり、消費税がかかるのは「本体価格+石油税」だけです。 灯油も石油税2. 8円のみ消費税がかかりますので、消費税は「本体価格+石油税」にかかります。 たとえば、軽油を「消費税抜き1リットル112. 1円」で売っているガソリンスタンドがあったとします。 ここで軽油を1リットル入れると、消費税抜き価格は112. 1円になり、その内訳は「本体77. 2円、軽油引取税32. 1円、石油税2. 8円」になります。 これは、酒税やたばこ税などの個別消費税は、メーカーなどが納税義務者となって負担する税金であり、その販売価額の一部を構成しているので、課税標準に含まれるとされているものです。 これに対して、入湯税、ゴルフ場利用税、軽油引取税などは、利用者などが納税義務者となっているものですから、その税額に相当する金額を請求書や領収証等で相手方に明らかにし、預り金又は立替金等の科目で経理するなど明確に区分している場合には、課税資産の譲渡等の対価の額には含まれないことになります。 【引用】 ややこしい記述ですが、解説しますと、 ガソリン税と石油税は、メーカーである石油会社が負担者として納税するものであり、石油会社がガソリンスタンドにガソリンを卸す際に、ガソリン税分を上乗せしています。 ガソリンスタンド側からすると、仕入価格の一部にすぎませんので、消費者に販売する際に消費税を上乗せします。 一方、軽油引取税は、消費者が負担してガソリンスタンドが納税するものであり、軽油引取税に消費税をかけると二重課税になってしまいますので、軽油引取税には消費税をかけません。 とはいえ、消費者に販売される際のガソリン価格にはガソリン税が含まれていますので、ガソリン税も最終的には消費者が負担していることに変わりはありません。 なんとなく後味の悪い微妙な制度となっています。

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ガソリン代の勘定科目はどっちでもいいです【消費税の区分が大事】

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このとき、「公平・中立・簡素」という観点から、石油諸税を除いた、すべての個別間接税は廃止または、軽減措置 調整併課 が実施されるはずでした。 廃止は、物品税、電気税、ガス税、砂糖消費税等。 軽減措置は、酒税、たばこ消費税、料飲税等です。 しかし、ガソリン税、石油石炭税、石油ガス税など、石油諸税は「道路特定財源 道路の建設、補修に限定する目的税 」であることが理由に廃止や軽減が見送られました。 この結果、ガソリン税、石油石炭税、石油ガス税などの石油諸税には消費税がそのまま掛けられることになり、いわゆる「二重課税」に近い状態となったのです。 それが、消費税導入から29年経った現在もずっと続いているということになります。 ちなみに道路特定財源制度も現在は、一般財源課され、道路以外にも使える税金となっています。 とはいえ、実際に負担するのはいずれも消費者なのです。 沖縄は、ガソリン税が安い? 沖縄では、「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律」によってガソリン価格が本土よりも安くなっていることをご存知でしょうか? この制度によって沖縄のガソリンは、本土より1リットルあたりのガソリン税は7円減税されています。 その一方で、離島地域における石油製品の価格の安定と円滑な供給を図るため「沖縄県石油価格調整税条例」により1. 5円が徴収されます。 結果、7円-1. 5円の減税となっています。 しかし2015年4月に、沖縄では唯一だった製油所が閉鎖されたことで、輸送コストが増加。 販売価格は、全国でもトップクラスの高値になっています。 ちなみに、沖縄県は高速道路も安いということをご存知でしょうか?一応期間限定とされていますが、常時3. 5割引です。 ガソリンの二重課税状態は、まだしばらく続きそうです。 せめて税率を本則税率だけにしてくれたらいいのに、と思うのは私だけでしょうか?.

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