ヒルドイド ワセリン 違い。 【薬剤師が解説】保湿剤の種類まとめ【保存版・ヒルドイド・ワセリン・尿素】

ピアソンHPクリームはヒルドイドの市販薬としておすすめ

ヒルドイド ワセリン 違い

軟膏(外用薬)は、介護職の方が取り扱う頻度は多いと思いますが、内服薬ほど違いをあまり理解せずになんとなく使用していることも多いと思います。 今回は、在宅や施設で使用することが多い代表的な5つの軟膏について、薬剤師の立場から書きたいと思います。 ワセリン(白色ワセリン、プロペトなど)• アズノール軟膏• ヒルドイド• ゲンタシン軟膏• リンデロン軟膏 少し暖かくなってきて空気の乾燥も少しづつましになってきているので、皮膚の状態もよくなっているのではないでしょうか? 高齢者の皮膚は、乾燥しおり、水分量が少ないため、乾燥肌であったり、かゆみが起こりやすい状態です。 アレルギー状態を改善したり、化膿を治癒する能力も低下しているため、外用薬は必須です。 軟膏薬は微妙な違いで、塗り薬としてまとめて認識されがちです。 理解していただけると今後患者様に使用するときにも役に立っていくと思います。 ワセリン(白色ワセリン、プロペトなど) ワセリンは、1番基本となる軟膏です。 ワセリン、プロペトの違いについて疑問をもっている人も多いと思いますが、基本の薬効は同じです。 ワセリンとプロペトの違い プロペトは目にも使えるワセリンなので、キメが細かくさらっとしています。 イメージとしてはちょっと高級ワセリンのイメージで良いと思います。 プロペトは、そのなめらかさと保湿効果から、顔や唇などに好んで使用しているかたもいらっしゃいます。 若干、ワセリンよりも高いですが、それでも安価です。 ワセリンの用途・効果 ワセリンの用途は、保湿と皮膚の保護です。 皮膚を保護して皮膚から水分を飛ぶのを防ぎます。 アトピー性皮膚炎をはじめ湿疹や乾燥肌や敏感肌のスキンケアに処方されることが多いです。 カサカサした乾燥肌はバリア機能が低下しています。 ちょっとした刺激でカユミや炎症を起こしてしまいます。 ワセリンは、カユミや炎症がおこりやすくなっている肌の状態を改善し、皮膚の水分蒸発を防いだり、皮膚を保護する役目をします。 さらに、安全性が高く、広範囲あるいは長期使用においても安心です。 非常に安価というのも特徴です。 遠慮せずにどんどん使って下さいね。 ただ、欠点として、使った後べたべたします。 顔に塗るとテカリが目立つ点があげられます。 切り傷に潤い療法として使う場合は、患部にやや厚めに塗布し、ラップなどで覆います。 痛みの軽減や治癒の促進が期待できます。 アズノール軟膏 アズノール軟膏は、皮膚を保護する作用のほかに、炎症をやわらげる作用を持っています。 青色の軟膏といえばピンと来る人も多いのではないでしょうか?湿疹、やけど、皮膚潰瘍などに用います。 やけどの後や床ずれにも非常によく使われています。 アズノールは、 植物に由来する非ステロイド性の炎症軟膏です。 患部を保護し、炎症をやわらげたり、皮膚の再生を助け傷の治りをよくする作用を持っています。 消炎作用はおだやかで、比較的軽い症状に適します。 ステロイド外用薬のような劇的な効果は期待できませんが、皮膚保護薬として長期に使っても安心です。 イメージとしては、ワセリン作用+皮膚再生と炎症を抑える効果を共にもっている軟膏で良いと思います。 ヒルドイド ヒルドイドは、皮膚の乾燥を防ぎ、血行をよくする塗り薬です。 保湿作用のほか、血行をよくする作用、皮膚のかさつき、しもやけ、角皮症(皮膚が硬くなる)などに有効です。 また、血の流れを改善し傷の治りをよくする作用があるので、打ち身やねんざ、血栓性静脈炎、痔などの治療にも用います。 ヒルドイドには、ヒルドイドクリーム、ヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドローション、ヘパリン類似物質外用スプレー、ビーソフテンなど色々あります 美容目的で効果的と問題になったヒルドイド軟膏 ヒルドイドはケロイドや手術後の傷あとなどにも処方されます。 ヒルドイドは、昨年ネット上で非常に騒がれ、美容目的での使用などが多発し、一時厚生労働省から注意でたり、不用意につかうとすごい副作用がなどネットや噂でいろいろあらぬことも言われてますが、個人的意見としては副作用はほどんど気にする必要はないと思います。 ただ、高価な軟膏であるため、単なる乾燥とかすこしかさつくくらいの程度であれば、上記にあったワセリンで十分だと思います。 ジェネリック医薬品としても広まるヒルドイド ヒルドイドクリームといえば少し前までは独特のにおいがあったため、苦手だった患者様もいらっしゃりましたが、現在は改良され独特のにおいはなくなっています。 ヒルドイドは、軟膏、クリーム、ローションといろいろなタイプがあります。 現在は、ジェネリックも色々あり、ヒルドイトと形状や使い心地がけっこう違ってます。 ビーソフテンでは、ローションが透明ですし、ヘパリン類似物質では、スプレーや泡状スプレーも販売されています。 ヒルドイトは、ジェネリックの方がさらっとしていることやヒアルロン酸配合がよいなど希望される患者様もおられるので、個々で用途や好みもいろいろあると思うのでいろいろ試して見てください。 ゲンタマイシン硫酸塩 ( ゲンタシン軟膏、ゲンタシンクリームなど) ゲンタマイシン硫酸塩 ( ゲンタシン軟膏、ゲンタシンクリームなど) は、 細菌を殺菌する塗り薬です。 皮膚感染症の治療に用います。 簡単にいうと抗生物質が入ってる軟膏です。 いわゆる化膿止めの塗り薬ですね。 主成分は、アミノグリコシド系の抗生物質です。 黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、緑膿菌などのグラム陰性菌に強い抗菌力を持ちます。 患者様や介護の現場では、実際なんの菌が原因で化膿してるかはわからないので、とりあえず化膿止めで覚えてるとよいと思います。 化膿していない場合でも、予防のために傷口に塗ることもあります。 他にもいろいろ化膿止めの塗り薬ありますが、同じように傷口や化膿止めで使われます。 使い方はほぼ同じです。 リンデロン軟膏 リンデロン軟膏は、炎症による腫れや赤みをおさえ、かゆみや痛みをやわらげます。 ステロイドの塗り薬の為、痒み炎症をしっかり押さえることが出来ます。 リンデロン軟膏には、 リンデロン軟膏、 リンデロン-VG軟膏0. リンデロンV軟膏、リンデロンVG軟膏の違い 医療現場ではよく「先発名称のリンデロン」という感じで使われますが、リンデロン軟膏に違いがあるのを知ってますか? リンデロン軟膏の場合、リンデロンV軟膏、リンデロンVG軟膏とありますが、違いわかります? ちなみにリンデロンA軟膏やリンデロンDP軟膏っていうのもあるんですが、あまりメジャーではないので今回は説明省きます。 (主成分が、ベタメタゾンではなく待った違ったステロイドが入ってます。 かつステロイドの強さも全然違います。 ) リンデロンV軟膏は、ステロイドのベタメタゾンだけで、VG軟膏は、Gの細菌をおさえる抗生物質の『ゲンタマイシン』が配合されています。 ステロイドの作用と注意点 ステロイドは強力な抗炎症作用やかゆみを押さえる作用がありますが、免疫力を落とし細菌に感染しやすい状態をつくります。 傷口にリンデロン軟膏を塗ると免疫が落ちてしまうため、どんどん細菌の感染が広がっていき、化膿していきます。 傷口にはステロイドを塗ってはいけません。 そのステロイドの副作用対策と して、化膿止めのゲンタマイシンが配合されており、ステロイドの細菌感染を防ぐ働きをします。 ひどいかゆみと化膿のおそれがある状態の皮膚には、リンデロンではなくリンデロンVGを塗りましょう。 リンデロンには、軟膏のほか、クリームやローションもあるので、場面に応じて使い分けてください。 ローションは頭皮に使われることが多いです。 ステロイドは強い副作用で症状が悪化するという誤解 ステロイドと聞くと、そんな薬を使ったらひどいことになるとか怖い薬だから、ステロイドの入ってない薬に変えてほしいとか言われる患者様がいらっしゃいます。 昭和の時代にステロイドの使用法があまりよくわかってない医者が、ステロイドを多用し、正しい使い方をしなかったせいで症状がひどくなった患者様がいました。 そのことでテレビやマスコミの過剰報道し、その結果、ステロイドは怖くて、悪い薬だという印象が多くの人に植え付けられてしましました。 現在は、ステロイドの使用法については医者は理解していますし、効果もはっきりしているため良く使われています。 リンデロンはステロイドの強さでいうとストロングになります。 ストロングくらいのステロイド外用薬は、とくに過剰に敬遠する必要はないと思います。 かゆみやアレルギー症状が強い場合は、使用して良いと思います。 ベリーストロングやストロンゲストの外用薬の場合は、急にやめるのではなく、すこしずつ弱いものに変えながら、減量していくような慎重な扱いをする必要がありますが、それよりも弱い薬に関しては、そこまでおびえながら使用する必要はないでしょう。 ただし、顔や肌のデリケートなところは、弱いものにしたほうが良いと思います。 もちろん、無意味に長期で使用しないようにしてください。 軟膏薬(外用薬)を使用するときの注意点 介護施設、在宅医療など、要介護者や高齢者に関わるときに、軟膏はよく処方されています。 使用にあたっては医師の指示は必ず確認するようにして下さい。 入浴後は、皮膚から水分が蒸発するため、皮膚が乾燥し、かゆみでやすくなります。 入浴後か、寝る前は出来るだけ保湿の軟膏を使用するようにしましょう。 高齢者のお薬についてはこちらの記事も参考にどうぞ.

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ヘパリン類似物質(旧名称ビーソフテン)について:ヒルドイドとの違い

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軟膏よりも水で洗い流しやすい。 塗布後さらっとした感じがある。 以上の特性を理解するためには、それぞれの剤型の 基剤について理解する必要があります。 外用剤には主薬はごくわずかでほとんどは基剤で構成されています。 そのため、基剤が主薬の吸収に与える影響は非常に大きいと言えます。 基剤には 油脂性基剤と 水溶性基剤があり、基剤は 皮膚の状態と浸潤液の有無により使い分けられます。 油脂性基剤には 皮膚保護作用があり、水溶性基剤には 分泌液を除去する作用があります。 皮膚の創傷があり保護する必要がある場合は脂溶性基剤を使うことが多く、皮膚から分泌液がある場合は、除去効果が期待できる水溶性基剤が多く使用されます。 軟膏剤とクリーム剤の違い 大ざっぱに言うと、基剤がどの程度油っぽいかまたは水っぽいかという違いになります。 本来、油と水は混じり合うことはできません。 しかし、これに 乳化剤と呼ばれる物質を加えることによって、油分と水分を混ぜ合わせることができます。 油分と水分を混ぜ合わせることを 乳化といいます。 油に少しずつ水を加えて完全に水にすると考えたとき、油分から水分へ近づくにつれて、ベトベトした感じからサラサラとした感じへ移行していくことをイメージします。 油分の相と水分の相が両方ある状態の基剤を 乳剤性基剤といい、クリーム剤の基剤は 乳剤性基剤となります。 乳剤性基剤は脂溶性基剤と水溶性基剤の両方の性質を保持しているともいえます。 軟膏剤には代表的な基剤に ワセリンがあります。 ワセリンは皮膚保護作用をもち安全性も高いことから、単独で使用されることも多くあり、ワセリンは 油脂性基剤としても汎用されています。 油脂性基剤の長所は 皮膚保護作用があり、皮膚への刺激が少ない点ですが、短所は塗布後のべたつき感が強く、水で洗い落しにくいことと、分泌液を吸収できないので塗布した部分に分泌液が留まり汚染源となる可能性があることです。 また、 動植物由来のものは酸化し変敗しやすいのも難点です。 一方、軟膏剤には水を吸収しやすい性質を持つ 水溶性基剤もあります。 代表的なものに マクロゴールがあり、分泌液を吸収して除去する作用があるため、皮膚から分泌液がある部分に用いられます。 また、皮膚が 過乾燥状態になる場合もあるため注意が必要です。 開発された経緯として、まず1954年に日本国内で ヒルドイドクリームが初めて承認されました。 続いて2001年に頭皮の吸収性が優れた ヒルドイドローションが販売されました。 ちなみに、現在軟膏や クリームという商品名であっても、実際の剤形がクリームやゲル剤であることがあります。 軟膏剤 軟膏剤は、皮膚に塗布する、有効成分を基剤に溶解又は分散させた半固形の製剤である。 クリーム剤 クリーム剤は、皮膚に塗布する、水中油型又は油中水型に乳化した半固形の製剤である。 油中水型に乳化した親油性の製剤については油性クリームと称することができる。 ゲル剤 ゲル剤は、皮膚に塗布するゲル状の製剤である。 本剤には、水性ゲル剤及び油性ゲル剤がある。 ローションについて ローションは、局方によると「 有効成分を水性の液に溶解又は乳化若しくは微細に分散させた外用液剤である」と記載されています。 ローション剤は液状または微懸濁上であるため、軟膏剤やクリーム剤よりも伸びがよく使用量が少量でよいので、 広範囲に渡って使用する場合に便利です。 さらに使用感はサラッとしていて、塗布後も目立ちません。 さらに毛髪がある部位にも使用できるため、 頭皮に使用する剤形としてよく用いられています。 育毛を促進する薬や頭皮の湿疹の薬の剤型にはローションが使用されています。 しかし、ほぼ液体のため、軟膏やクリームよりも使う量を指定しにくく、 過量使用してしまう可能性があります。 また 皮膚刺激性が軟膏剤やクリーム剤よりも大きいのが欠点です。 まとめ 外用剤は内用剤とは異なり、有効成分のみでなく基剤の選択が非常に重要となります。 ヒルドイドを使うにあたって、 どこの部位に?どのくらいの範囲に?部位の状況は?といった情報から基剤の特性に合わせた選択をしなければなりません。 個人の意見としては、ヒルドイドソフト軟膏を基本的に使用し、皮膚の表層に傷がなく、広範囲に渡って使用する場合や塗り上りがすっきりしたい場合はヒルドイドローションを選択する。 また、夏場などでべたつきを抑えてすっきりした塗り上りを好むのであればヒルドイドクリームを選択するのがよいかと思います。 ドラッグストアなどで外用剤を購入する際、 基剤の特性を加味して選択するにようになれれば薬剤をより有効活用できると思われます。

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【その薬、本当に必要?】薬効成分のない「白色ワセリン」は何に効くの?

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この記事でわかること• 代表的な保湿剤の分類 保湿剤は ヒルドイドシリーズや、ヒルドイドのジェネリック医薬品のヘパリン ビーソフテン シリーズ。 他にも、 ウレパール、 ワセリンなどがよく使用されます。 それぞれの保湿剤で含まれる有効成分や性質が異なります。 よく皮膚科で使用される保湿剤をタイプ別にまとめます。 ヘパリン類似物質を含む塗り薬 1つ目はヘパリン類似物質を有効成分としてもつ保湿剤で、ヒルドイドシリーズがあります。 また、ヒルドイドのジェネリック医薬品であるビーソフテンや、ヘパリン類似物質シリーズなども同じく、ヘパリン類似物質を有効成分と含んでいます。 ヘパリン類似物質には水分を引きつける効果を持つため、空気中の水分を引きつけて肌の潤いを保ちます。 また、血液が固まるのを防ぐ効果があるため、ヘパリン類似物質を塗った場所の血行を良くしてくれます。 血の巡りが良くなることで代謝がアップします。 ヒルドイドの上手な使い方はこちらの記事で解説しています。 実際に使用する前にぜひご覧ください。 ワセリンの塗り薬 ワセリンは 皮膚の表面に膜を張ってコーティングすることで、皮膚から水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを保ちます。 また、 バリアにもなることから外的刺激から皮膚を守る効果があります。 ワセリンは日本薬局方に一般名称として記載されているために様々な製薬企業から発売されています。 精製による 純度の違いにより、黄色ワセリンや白色ワセリンなどがあります。 尿素を含む塗り薬 尿素とは保湿因子として、皮膚にもともと含まれている成分です。 水分を引きつける効果があり、皮膚の水分を保持することで肌の潤いを保ちます。 また、 角質に作用して皮膚の角質を柔らかくする作用も持ちます。 次に保湿剤の製品別の特徴について解説します。 ヘパリン類似物質を含むお薬 有効成分としてヘパリン類似物質を含むお薬にはヒルドイドシリーズやビーソフテンシリーズが有名です。 ジェネリック医薬品も多数販売されており、スプレータイプや泡タイプなど、様々な形のものがあります。 ヒルドイドクリーム.

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