脊椎動物。 無脊椎動物の血球及び管組織の進化

脊椎動物の中の哺乳類と哺乳類の祖先

脊椎動物

2008-06-06 無脊椎動物の血球及び管組織の進化 なんで屋劇場でも一部扱われましたが、血球及び管組織の進化について、基礎知識の整理と考察を試みてみたいと思います。 その際4月のなんで屋劇場で提起されたように、まずは進化の大筋を踏まえて考える必要があります。 ポイントは5. 5億年前のカンブリア大爆発と言われる大きな変化でしょう。 5億年前のカンブリア大爆発は種の多様性を生み出し、それに伴う種間闘争の熾烈化が更なる多様性を生み出す・・・という闘争適応の連鎖反応の中で生み出されたものと思われます。 そして前者は現在生息している動物から類推すると、棘皮動物や原脊動物にその名残があるものと考えられます。 そこで改めて、棘皮動物や原脊動物とそれ以前の免疫及び血球の違いを整理してみましょう。 同種他個体への食作用は抑制されている。 この原生細胞は万能性を持ち、卵母細胞の母体ともなる。 また違う色のカイメンを混ぜ合わせても混ざらないことから、同種か否かを識別する能力はあるといえる。 (ただし、ヒドラでは食作用は欠落させている)同種異系や異種の移殖片拒絶反応があるが同種同系の移殖片は自己と同じように認識する。 以上が棘皮動物以前の免疫機能の特徴です。 つまり腔腸動物以前の段階では万能性を有する食細胞(原始マクロファージ)しかいません。 ヒドラは食作用を欠如させているくらいですから、外敵を排除するという食作用よりも、神経細胞etcに分化していく万能性の方にこそその本質があるというべきでしょう。 それに対して、棘皮動物、そして脊椎動物の前駆形態というべき原脊動物の血球は多様化を見せています。 同時に体腔液内にはレクチンや補体に似た殺菌素、溶菌素等、液性の生体防御物質も存在する。 多くのホヤの血球に細胞障害性が記述されている(ただし、NK細胞のような接触、接着を行っているか等の詳細は不明)尚、リンパ球様細胞の血球にしめる割合はマボヤの場合で0.4%程度。 以上、「動物の血液細胞と整体防御」菜根出版1997から要約。 このように 棘皮動物以降、血球は多様化を見せていきます。 リンパ球についてはその詳細は不明ですが「ホヤの血球に細胞障害性が記述されている」とありますからNK細胞の祖先と特定することは難しいとしても、NK的なものが原索さらには棘皮動物の段階で登場していた可能性は十分あると考えられます。 二胚様動物は外胚葉=上皮と内肺葉=腸等の消化器官しかなくその間は体液で充たされているだけで臓器を持たないのですが、三胚葉生物になれば、外胚葉と内胚葉の中間部分(中胚葉)に今までになかった臓器が形成され始めます。 生殖細胞と一般体細胞の役割分化が固定されたことで、体細胞の専門分化が飛躍的に進んだのだと考えられます。 現存する棘皮動物には運動=捕食能力を上昇させるための筋肉と一体化した骨片・骨板、またそれら運動器に酸素エネルギーを運ぶための原始循環器(水管)が存在します。 (水管は腔腸動物段階でも見られる。 )詳しくは2008年3月14日の当ブログ記事を参照下さい。 また原索動物(ホヤ)の段階にくると、心臓、肝臓などの臓器が存在し、また血管も存在します。 ただし血管は末端は開放されており、血流は周期的に逆転し、動脈、静脈の区別はありません(毛細血管もない)。 このような運動器・循環器の進化に伴って血球系の細胞も進化、専門分化を進めて行ったのでしょう。 これらカンブリア大爆発以降の進化を土台に、脊椎動物は本格的なリンパ管及びリンパ球を作り上げていくのです。 アーカイブ•

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自然免疫のお話

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無脊椎動物と脊椎動物の違い

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椎またはとも。 を構成する一つ一つの骨。 ヒトでは32〜34個あって,部位に応じて頸 けい 椎(7個),(12個),腰椎(5個),仙椎(5個),尾椎(3〜5個)と呼ぶ。 仙椎および尾椎は癒合しておよびとなる。 形は基本的には同じであるが,部位により多少の差があり,大きさは腰椎までは下がるに従い太くなるが,仙椎以下ではまた細くなる。 1個の脊椎は,前方の円板状のと,後方の半環状のとからなり,その間にをはさむ。 椎孔は上下連なって脊柱管をつくり,をいれる。 椎弓からは後方に1本の棘 きょく 突起,左右に1対の横突起,さらに1対ずつの上下の突起が出る。 椎体の間は(椎間円板)という軟骨で連なる。 また関節突起の間には椎間関節があり,椎弓間,各突起間には靭帯 じんたい があって上下つながって脊柱を作る。 脊椎は椎骨、脊椎骨ともよばれ、硬骨魚類以上でよく発達している。 脊椎の一般的構造では、を囲んで形成された椎体とよばれる円筒状部分があり、これから突起が出る。 背側に伸びる突起は左右1対あり、脊髄を囲んで背方上部で融合して神経弓をつくり、さらに背方に神経棘 きょく を伸ばす。 腹方に出る1対の血道突起は血管を囲んで血道弓となるか、左右に開放したままである。 両生類以上のものでは両側に伸びる横突起が発達し、体幅の増加に対応している。 脊椎は互いに関節をなしているので全体として屈伸が可能である。 隣接する椎体に対する面は、前後ともくぼんだ両凹、前面がくぼみ後面が突出した前凹、その逆の後凹、両面ともほとんど平らな両扁 へん などの形態に区別される。 [川島誠一郎] ヒトの脊椎脊椎は短骨に属し、短円柱状の椎体、この椎体の両側から後方に出ている弓状の椎弓、椎弓から出る3種類(7個)の突起の3部分から構成される。 椎体と椎弓とに囲まれた中央には、大きな椎孔ができている。 ヒトの脊椎は、頸椎 けいつい (7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙椎(5個)、尾椎(3~6個)に分けられるが、各脊椎群は、それぞれ特有の形態をもっているので、判別は容易である。 頸椎は全般に厚さが薄くて椎孔が大きい。 また、第1頸椎と第2頸椎は他の脊椎と形態が異なる。 第1頸椎は椎体を欠くので、ほとんど輪状で、環椎ともよばれる。 また第2頸椎では、椎体の上面から上方へと歯状の突起(歯突起)が小指の先のように突き出ていて、この突起が第1頸椎の椎孔の前縁に接して軸となり、これに沿って頭蓋骨 とうがいこつ をのせた第1頸椎が回転する。 それゆえ、第2頸椎を軸椎(古くは枢軸)ともよぶ。 歯突起は本来、環椎の椎体であったものが、分離して第2頸椎に癒着したものである。 この突起があるために、軸椎は人があぐらをかいたような形になり、俗に御舎利様 おしゃりさま ともよばれている。 胸椎、腰椎は全般に下位のものほど大形になる。 仙椎は5個が癒合して仙骨となり、尾椎は小さくて椎弓が欠けている。 椎弓から後方に出ている棘突起 きょくとっき と椎弓根部両側から出る横突起には、背筋 はいきん が付着して椎骨の運動に関与する。 椎弓の根部のすぐ後ろからは、上下に向かって上関節突起と下関節突起とが出ており、上下の脊椎はこの関節によって結び付く。 第7頸椎の棘突起は、明らかに体表から触れるほど突隆しているので、第7頸椎を隆椎ともよび、脊椎の順位を定めるのに役だっている。 [嶋井和世].

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