ワールドエンブリオ。 漫画『ワールドエンブリオ』感想。最高に切ないストーリーが心を打つバトル漫画!

ワールドエンブリオ(10) [ 森山大輔 ]

ワールドエンブリオ

概要 『棺守』と呼ばれる異形と人間の戦いを描いたSFファンタジー。 膨大な伏線と日常での人間群像、そしてその中での非日常から織りなされる重厚感のあるストーリー展開が成される作品。 『』をキーワードの一つとして置いており、人間関係における軽い嘘から、自身すら無意識に騙していた苦い『嘘』に至るまで、物語の人物描写において重要な意味を成している。 なお、本編中で虚偽の台詞には 「」が付属される。 全13巻。 の作者である森山先生だけに、画風・キャラクター造詣については折り紙つき。 少々 のの登場比率が大きいが、そこは先生の 性癖なのでお察しください 笑。 シナリオはシリアスだが、隙間に挟むギャグシーンやなど、思わずクスリと来る細かい芸もなされている。 また、コミックの帯にはが軒を連ねて寄稿しており、森山先生もコミック発売日決定まで明かされずにいるらしい。 10&11巻特装版にて、ドラマCDが付属されることとなった。 ストーリー 2年前に行方不明になった姉から突如としてを受信した主人公・ リク は、写真の背景になっていた廃病院に潜入し、その行方を捜していた。 途中、ヤンキーたちの強姦現場 未遂 に乱入してしまうが、絡まれていたところをとによって助けられる。 しかし、そこに人外の異刑・『棺守』がまぎれ込み、リクは命の危機にさらされる。 その中で、彼は 「謎の卵らしきもの」を発見し……。 刊行数 13巻 ドラマCD• 原作:森山太輔• をかけた地味な容姿だが『嘘吐き』であり、日常においても嘘で人間関係の距離を図って生活していた。 性格は控えめでようであるが、その実、非常に人間臭く熱い部分を持っている。 同時に、嘘吐きとしての計算高さも持ち合わせる不均衡な精神の持ち主。 なお【ある事件】以降、一部の同年代からは侮蔑の対象にされている。 高校一年の冬に笹森天音からメールを受信し、かつて自分が入院していた風間病院に潜入する。 そこでネーネの『』を拾ったことで、大きく運命が変わっていくことになる。 ネーネ Nehne cv: リクの拾った『繭』から誕生した少女。 笹森天音の幼少期の姿に酷似しており、耳とは別に頭部にのような謎の機関を持つ。 性格は幼児そのもので、天真爛漫で活発的。 成長が非常に速く、特に棺守との戦闘に関わった時には2〜4歳ほど一気に成長してしまう。 また、頭部の機関を展開することで不思議な力を行使することも可能。 リクを父親と認識し、『パーパ』と呼んでいる。 作者曰く 「前作の主人公ポジション」。 通信企業NEFT ネフト が有する対棺守用特別部隊『 F・L・A・G』の特別調査分室と呼ばれる出先機関の戦闘員であり、棺守に唯一対抗できる武器 刃旗 ジンキ の使い手である『刃旗使い』の一人。 リクとは年少期に、風間病院で入院した際に知り合い、彼からは洋兄 ようにい と呼ばれている。 大雑把だが、陽気で面倒見の良い人物であり、分室組の精神的なよりどころでもある。 使用する刃旗は、衝撃波を発生できるナイフ形の刃旗 「空断 カラタチ 」。 のちにリクに受け継がれることになる。 作者曰く 「もう一人の主人公」。 黒い長髪と真っ赤なトレンチコートが目印の美少女だが、性格は生真面目過ぎるせいで少々きつい。 また であり、その事をコンプレックスにしている。 分室の任務以外の私生活では非常に冷静だが消極的であり、リクの通う高校では『 』というあだ名をつけられている。 使用刃旗は、巨大四方の形状をした奇形の 「シンゲツ」。 ネーネからはリクと同じくらいに好かれ、リクのそれに対応するように『マーマ』と呼ばれている。 中学の大会で優勝するほどの剣道の実力者だが、高校進学以降はきっぱりとやめてしまった。 リクにとっては 憧れの女性であり、一番の心のよりどころでもあった。 かつては洋平のパートナーとして第一線に出ていらようだが、現在はとある後遺症から歩行機能を失い、生活を余儀なくされている。 電子機器やプログラミングに強く、それらを用いた冷静なバックアップで分室を支える。 なお、刃旗使いとしての能力は失っていない。 一時期、何かしらの任務で分室を離れていたが、27話時点で分室組に復帰を果たす。 ロックファッションに身を包んだヤンキー風ので、大きなと胡散臭い外国人口調が特徴。 洋平と隼人とは同期であり、自称『洋平のライバル』。 暑苦しいまでの熱血漢であり、つねにテンションは高め。 しかし、年長者としての責任感はしっかりとしており、いざという時には決めてくれる。 使用刃旗は、鏃のような刃を射出するクロスボウ型の刃旗 「トライエッジ・バーニングアロー」。 ファンションを好み、「〜マスわ」「〜デスわ」「アラアラマアマア」など、お嬢様口調が特徴的な美少女。 おしゃべりでテンション高めではあるが、他人の心理を見抜く技能を有しているらしく、当人曰く『嘘には敏感』とのこと。 ジョーを「兄様」、レナのことを姓からもじって「アリスさん」と呼んでいる。 使用刃旗は、人形のような形状をした型の大型刃旗 「スターライト・グローリー」。 風間冬悟 Kazama Tougo 風間病院の院長の弟であり、中学時代のリクの同級生。 元々地元でも知られた悪ガキ集団の一員であり、中学卒業後は地元のヤンキー集団の使いパシリをさせられていた。 リクのに深くかかわる人物の一人。 のちに刃旗使いに覚醒するが、タカオに刃旗核を傷つけられて不完全な覚醒しかできなくなった。 過去に囚われてパシリになっているより、どうしようもない現状を打開したいという思いから『F・L・A・G』の一員となって戦う決意をする。 獣医として動物病院に勤務しているおっとりとした美人。 見た目こそ完璧であるが、性格の方はけっこうだらし無い上にかなりの天然ボケがかかっている。 リクに『母親』として認知してもらえていないことを気にする一方、リクやネーネを保護者として、つねに正しい道を判断できるように気遣っている。 リクのクラスメイトたち• リクたちクラスメイト組の中ではお姉さん的存在。 陸上部所属。 二年生に昇進した際に加わった新たなクラスメイト。 おっとりとした性格の小牧の親友で、サンドウィッチなどの軽食が好物。 その割にはを誇る。 とある人物の熱狂的ファンであり、その事が遠因となってある悲劇が生まれることになる。 小牧と幼馴染だったり、だったりと、何気にエロゲー主人公体質。 陽気な性格だが、木島のエロゲー主人公体質に嫉妬する場面も多い。 大企業「時路グループ」の会長の孫であり、その辣腕で『F・L・A・G』をまとめるエリート美女。 優しげな顔でかなりえげつない権謀術数を打てる策士であるが、突発的なトラブルには弱い一面がある。 先代室長への強いこだわりと、そこから来る棺守への憎悪は人一倍強い。 なお、大の好きであり、自宅には十数匹もの猫を飼っている。 タカオ TAKAO cv: 少年時代- 2年前に『血の終業式』と呼ばれる虐殺事件を起こした凶悪な少年犯罪者。 通称 "怪物"。 反則じみた強さの持ち主であり、刃旗使いが束になっても全く歯が立たない。 何かしらの目的で刃旗核を収集しており、『F・L・A・G』からは 「刃旗狩り」の異名で恐れられている。 理由は不明だが、当人も刃旗使いを忌み嫌っている。 すべての元凶である 「感染源」を追いながら、『F・L・A・G』と壮絶な戦いを繰り広げる。 棺守を統制し、棺守化ウィルスをばら撒いて人間に仇を成すもの。 リクだけ接触経験があり、一度目はフードを被った白髪の少年、二度目以降は狐の面を被ったスーツの男として登場している。 その手口や口調は愉快犯じみており、懸命に戦うリクたちを嘲笑うようでもある。 用語 棺守 Kanshu 夜の闇にうごめく謎の異形種。 その正体は、棺守からに送信される怪電波からのに感染した人間の成れの果て。 棺守化するとその時点で人物は死亡し、棺守になった人物の記憶はこの世から抹消されてしまう。 また棺守化した人物に特に強い思いを寄せいた人物は、搾失反動症候群 ロストリバウンド と呼ばれる精神疾患を患ってしまう。 予防策として、ケータイを2機以上同時に持つことが挙げられる。 これは、棺守が発する電波が一定区域に無差別に発せられることを逆手に取ったもの。 また、普段は日中の市街に出現することはない。 一度ウィルスに感染すると一瞬で棺守化するうえ、一度棺守化してしまうと元の人間には戻れない。 刃旗 Jinki 棺守を唯一倒しうる謎の武器。 刃旗核を宿した者『 刃旗使い』によって発現される。 刃旗使いは意識圏 ケイジ【Cage】 と呼ばれるを発現でき、それによる感覚の飛躍的向上と身体能力の上昇を利用して戦う。 ただし、どれほどレベルの高い刃旗を所持していても、最終的な実力は使い手の素質や鍛錬による部分が大きい。 NEFT ネフト 携帯電話シェア第二位を誇る大手通信サービス企業。 元は時路グループの傘下であり、そこから『F・L・A・G』の隠れ蓑として白羽の矢を立てられた。 F・L・A・G フラッグ 対棺守特別対策部隊。 政府との連携も噛んでおり、構成員の大部分はから賄われている。 普段はNEFTとして活動し、棺守が出現すればその権限を最大活用して棺守との戦いに挑む。 関連イラスト.

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「ワールドエンブリオ」最終12・13巻 感想

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概要 『棺守』と呼ばれる異形と人間の戦いを描いたSFファンタジー。 膨大な伏線と日常での人間群像、そしてその中での非日常から織りなされる重厚感のあるストーリー展開が成される作品。 『』をキーワードの一つとして置いており、人間関係における軽い嘘から、自身すら無意識に騙していた苦い『嘘』に至るまで、物語の人物描写において重要な意味を成している。 なお、本編中で虚偽の台詞には 「」が付属される。 全13巻。 の作者である森山先生だけに、画風・キャラクター造詣については折り紙つき。 少々 のの登場比率が大きいが、そこは先生の 性癖なのでお察しください 笑。 シナリオはシリアスだが、隙間に挟むギャグシーンやなど、思わずクスリと来る細かい芸もなされている。 また、コミックの帯にはが軒を連ねて寄稿しており、森山先生もコミック発売日決定まで明かされずにいるらしい。 10&11巻特装版にて、ドラマCDが付属されることとなった。 ストーリー 2年前に行方不明になった姉から突如としてを受信した主人公・ リク は、写真の背景になっていた廃病院に潜入し、その行方を捜していた。 途中、ヤンキーたちの強姦現場 未遂 に乱入してしまうが、絡まれていたところをとによって助けられる。 しかし、そこに人外の異刑・『棺守』がまぎれ込み、リクは命の危機にさらされる。 その中で、彼は 「謎の卵らしきもの」を発見し……。 刊行数 13巻 ドラマCD• 原作:森山太輔• をかけた地味な容姿だが『嘘吐き』であり、日常においても嘘で人間関係の距離を図って生活していた。 性格は控えめでようであるが、その実、非常に人間臭く熱い部分を持っている。 同時に、嘘吐きとしての計算高さも持ち合わせる不均衡な精神の持ち主。 なお【ある事件】以降、一部の同年代からは侮蔑の対象にされている。 高校一年の冬に笹森天音からメールを受信し、かつて自分が入院していた風間病院に潜入する。 そこでネーネの『』を拾ったことで、大きく運命が変わっていくことになる。 ネーネ Nehne cv: リクの拾った『繭』から誕生した少女。 笹森天音の幼少期の姿に酷似しており、耳とは別に頭部にのような謎の機関を持つ。 性格は幼児そのもので、天真爛漫で活発的。 成長が非常に速く、特に棺守との戦闘に関わった時には2〜4歳ほど一気に成長してしまう。 また、頭部の機関を展開することで不思議な力を行使することも可能。 リクを父親と認識し、『パーパ』と呼んでいる。 作者曰く 「前作の主人公ポジション」。 通信企業NEFT ネフト が有する対棺守用特別部隊『 F・L・A・G』の特別調査分室と呼ばれる出先機関の戦闘員であり、棺守に唯一対抗できる武器 刃旗 ジンキ の使い手である『刃旗使い』の一人。 リクとは年少期に、風間病院で入院した際に知り合い、彼からは洋兄 ようにい と呼ばれている。 大雑把だが、陽気で面倒見の良い人物であり、分室組の精神的なよりどころでもある。 使用する刃旗は、衝撃波を発生できるナイフ形の刃旗 「空断 カラタチ 」。 のちにリクに受け継がれることになる。 作者曰く 「もう一人の主人公」。 黒い長髪と真っ赤なトレンチコートが目印の美少女だが、性格は生真面目過ぎるせいで少々きつい。 また であり、その事をコンプレックスにしている。 分室の任務以外の私生活では非常に冷静だが消極的であり、リクの通う高校では『 』というあだ名をつけられている。 使用刃旗は、巨大四方の形状をした奇形の 「シンゲツ」。 ネーネからはリクと同じくらいに好かれ、リクのそれに対応するように『マーマ』と呼ばれている。 中学の大会で優勝するほどの剣道の実力者だが、高校進学以降はきっぱりとやめてしまった。 リクにとっては 憧れの女性であり、一番の心のよりどころでもあった。 かつては洋平のパートナーとして第一線に出ていらようだが、現在はとある後遺症から歩行機能を失い、生活を余儀なくされている。 電子機器やプログラミングに強く、それらを用いた冷静なバックアップで分室を支える。 なお、刃旗使いとしての能力は失っていない。 一時期、何かしらの任務で分室を離れていたが、27話時点で分室組に復帰を果たす。 ロックファッションに身を包んだヤンキー風ので、大きなと胡散臭い外国人口調が特徴。 洋平と隼人とは同期であり、自称『洋平のライバル』。 暑苦しいまでの熱血漢であり、つねにテンションは高め。 しかし、年長者としての責任感はしっかりとしており、いざという時には決めてくれる。 使用刃旗は、鏃のような刃を射出するクロスボウ型の刃旗 「トライエッジ・バーニングアロー」。 ファンションを好み、「〜マスわ」「〜デスわ」「アラアラマアマア」など、お嬢様口調が特徴的な美少女。 おしゃべりでテンション高めではあるが、他人の心理を見抜く技能を有しているらしく、当人曰く『嘘には敏感』とのこと。 ジョーを「兄様」、レナのことを姓からもじって「アリスさん」と呼んでいる。 使用刃旗は、人形のような形状をした型の大型刃旗 「スターライト・グローリー」。 風間冬悟 Kazama Tougo 風間病院の院長の弟であり、中学時代のリクの同級生。 元々地元でも知られた悪ガキ集団の一員であり、中学卒業後は地元のヤンキー集団の使いパシリをさせられていた。 リクのに深くかかわる人物の一人。 のちに刃旗使いに覚醒するが、タカオに刃旗核を傷つけられて不完全な覚醒しかできなくなった。 過去に囚われてパシリになっているより、どうしようもない現状を打開したいという思いから『F・L・A・G』の一員となって戦う決意をする。 獣医として動物病院に勤務しているおっとりとした美人。 見た目こそ完璧であるが、性格の方はけっこうだらし無い上にかなりの天然ボケがかかっている。 リクに『母親』として認知してもらえていないことを気にする一方、リクやネーネを保護者として、つねに正しい道を判断できるように気遣っている。 リクのクラスメイトたち• リクたちクラスメイト組の中ではお姉さん的存在。 陸上部所属。 二年生に昇進した際に加わった新たなクラスメイト。 おっとりとした性格の小牧の親友で、サンドウィッチなどの軽食が好物。 その割にはを誇る。 とある人物の熱狂的ファンであり、その事が遠因となってある悲劇が生まれることになる。 小牧と幼馴染だったり、だったりと、何気にエロゲー主人公体質。 陽気な性格だが、木島のエロゲー主人公体質に嫉妬する場面も多い。 大企業「時路グループ」の会長の孫であり、その辣腕で『F・L・A・G』をまとめるエリート美女。 優しげな顔でかなりえげつない権謀術数を打てる策士であるが、突発的なトラブルには弱い一面がある。 先代室長への強いこだわりと、そこから来る棺守への憎悪は人一倍強い。 なお、大の好きであり、自宅には十数匹もの猫を飼っている。 タカオ TAKAO cv: 少年時代- 2年前に『血の終業式』と呼ばれる虐殺事件を起こした凶悪な少年犯罪者。 通称 "怪物"。 反則じみた強さの持ち主であり、刃旗使いが束になっても全く歯が立たない。 何かしらの目的で刃旗核を収集しており、『F・L・A・G』からは 「刃旗狩り」の異名で恐れられている。 理由は不明だが、当人も刃旗使いを忌み嫌っている。 すべての元凶である 「感染源」を追いながら、『F・L・A・G』と壮絶な戦いを繰り広げる。 棺守を統制し、棺守化ウィルスをばら撒いて人間に仇を成すもの。 リクだけ接触経験があり、一度目はフードを被った白髪の少年、二度目以降は狐の面を被ったスーツの男として登場している。 その手口や口調は愉快犯じみており、懸命に戦うリクたちを嘲笑うようでもある。 用語 棺守 Kanshu 夜の闇にうごめく謎の異形種。 その正体は、棺守からに送信される怪電波からのに感染した人間の成れの果て。 棺守化するとその時点で人物は死亡し、棺守になった人物の記憶はこの世から抹消されてしまう。 また棺守化した人物に特に強い思いを寄せいた人物は、搾失反動症候群 ロストリバウンド と呼ばれる精神疾患を患ってしまう。 予防策として、ケータイを2機以上同時に持つことが挙げられる。 これは、棺守が発する電波が一定区域に無差別に発せられることを逆手に取ったもの。 また、普段は日中の市街に出現することはない。 一度ウィルスに感染すると一瞬で棺守化するうえ、一度棺守化してしまうと元の人間には戻れない。 刃旗 Jinki 棺守を唯一倒しうる謎の武器。 刃旗核を宿した者『 刃旗使い』によって発現される。 刃旗使いは意識圏 ケイジ【Cage】 と呼ばれるを発現でき、それによる感覚の飛躍的向上と身体能力の上昇を利用して戦う。 ただし、どれほどレベルの高い刃旗を所持していても、最終的な実力は使い手の素質や鍛錬による部分が大きい。 NEFT ネフト 携帯電話シェア第二位を誇る大手通信サービス企業。 元は時路グループの傘下であり、そこから『F・L・A・G』の隠れ蓑として白羽の矢を立てられた。 F・L・A・G フラッグ 対棺守特別対策部隊。 政府との連携も噛んでおり、構成員の大部分はから賄われている。 普段はNEFTとして活動し、棺守が出現すればその権限を最大活用して棺守との戦いに挑む。 関連イラスト.

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ワールドエンブリオ (わーるどえんぶりお)とは【ピクシブ百科事典】

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おおよそ十年間続いた作品に幕が下りました。 一つの「ウソ」から始まったこの物語は、一体どんな結末を迎えたのか? (以下、ネタバレ) 「人類の敵」となった天音姉。 その真の目的はの内部に蓄積された「人々の死の記憶」の集合体・の浸食から人類を守る事でした。 しかし、絶対に守り抜かなければならない、人類に知らせてはいけない「秘密」を抱えていた彼女は、真実を語る事も出来ずただ一人悪を演じながら孤独な戦いを続けるしかなかった。 陸を支え、時に彼に支えられ、名実ともにパートナーとして一緒に戦ってきたレナ。 自らも背負いきれない罪を犯し、絶望の淵にあったはずの彼女ですが、天音姉の最期の力によって救われ、そしてまだ自分達に出来る事があると知った彼女。 星(かがやき)を取り戻し、彼女は再び陸に手を差し伸べました。 更には、陸が過ちにより失ってしまったネーネを取り戻すための道しるべにまでなり……。 アリスにもツッコまれていましたが、彼女のそんな献身というか不器用な思いやり、囚われのお姫様などではなく共に肩を並べて戦うその姿勢こそが、きっと陸を真の意味で救ってきた彼女の強さなのでしょう。 さて、再び立ち上がった陸と、彼を宿主としたネーネ・エンデ・そしてジュリの欠片を受け継いだレナ達三人の柩姫によりを内部に回収し人類を救うための最後の作戦が実行されます。 初実島の呪縛より解放されたタカオの助力もあり、を暴走させていた要因を排除する事に成功した陸。 再び、真実に押しつぶされるようになる陸。 しかし、そんな彼の耳には懐かしい声による問いかけが。 じゃあ… あのまま死んでいれば良かったか? それは、陸に刃旗核を託し死んでいった洋平の声。 死してに光(キオク)として格納されていた彼の言葉に、しかし陸はこう答えます。 なめんなよ 洋兄!! 人々から想いを受け継いだ陸はもう決して屈しない。 もらった命を呪いにするのも希望にするのも、全部自分自身次第だという事に気付いたから。 そして戦いは最終局面へ。 による汚染を自らの刃旗核に集め、それを討たせる事で事態を終息させようと自ら生贄となったタカオとの決戦。 刃旗核が限界に達しつつも、ネーネが自ら刃旗と化すことで力を得、遂には汚染核の浄化に成功します。 それを見届け、今度こそ自らの死をもって罪を償おうとの底へと落ちていくタカオ。 しかし、彼に救いの手を差し伸べる影が二つ。 一つは、彼の心に温もりを与え、そして死んでいったユイの魂。 もう一つは、タカオと不思議な信頼感で結ばれた「背中を預けられる相手」陸。 「生きて償え」と差しのべられたその二つの手に、ようやくタカオは本当の意味で救われました。 戦いは終わり、仲間達は欠けることなく、またエンデの結界に守られた人々も無事でした。 かつて彼女が初実島で犯した罪、そして今回、の暴走を招く一端となってしまったという罪、それを償う為に彼女が実行したのは、自らに宿る刃旗核全てを小さな欠片と化し、棺守となってしまった人々全てに分け与える事でした。 かつて棺守化した陸が洋平の刃旗核に救われたように、レナは全ての人々を救ったのです。 しかし、全ての刃旗核を失うという事は、柩姫としての力を失い、記憶も失くすという事。 段々と自分と言う存在が薄れていく中、それでも陸とネーネが自分にとって大切な人であり、そして陸から何かの返事をドキドキしながら待っていた事だけは最後まで残っていて……。 陸が彼女を抱きしめ、「その返事」を告げようとしたその時には、既にレナの人格は失われ、深い眠りについてしまいました。 天音姉を失い、今またレナさえも失ってしまうのか? 絶望を前にした陸ですが、彼はもう立ち止まりません。 ネーネとエンデ、残った二人の柩姫の力を借り、たった一人の為の「ウソ」で世界を塗り替え、欺くことを決意しました……。 全てに決着がついたはずの世界で、何故まだ棺守が発生するのか? それは、新たな感染源の出現によるもの。 世界に宣戦布告し、感染源として活動する謎の人物。 その正体は、世界を救ったはずの天海陸。 しかし、誰も陸の事を覚えておらず、天音姉による宣戦布告も全てスラガの仕業だった事になってしまっています。 あの日、レナが逝ってしまった後に陸が行った事。 それは、ネーネとエンデの力で天海陸と天音姉の存在を人々の記憶から消し去り、全ての元凶をスラガという謎の人物に差し替える事でした。 何故、彼はそんな事をしたのか? その理由は、レナにありました。 世界中の人々を救う為に、刃旗核を分け与えたレナ。 彼女の記憶は細分化された刃旗核と共に世界中に飛び散っていました。 それを回収する為には、一度核を停止しなければならない。 そしてそれは、人々に一度棺守に戻ってもらう事を意味していて……。 F・L・A・Gに犯行予告をし、棺守化を実行。 記憶を回収しつつかつての仲間達に棺守を「治療」してもらうという尻拭いを押し付ける。 二重三重に世界中に迷惑をかける、陸曰く「鬼畜にも劣る所業」。 その罪を一身に背負う為に、天海陸である事を捨て、スラガという絶対悪を演じ続ける陸の孤独な戦い。 ネーネとエンデ以外、誰も知らぬはずの陸の真意。 しかし、柩姫以外にただ一人、真実を知る人間がいました。 「彼」は陸の行動に苛立ちを隠せず、ある人物の協力を得て陸のもとに向かいます。 舞台は風間病院。 ネーネの力によってあの日のままの姿で保存されたレナの体。 その傍らには陸とネーネの姿が。 世界中の人々から数年にわたって回収し続けた記憶をレナの体に戻す陸。 しかし、彼女は目覚めない。 目覚めたとしても、元の彼女のままでいるとは限らない。 それでも、それでも、と陸が呟いたその時、「彼」が現れました。 陸を孤独から救いたい、例え彼の命令に反してでも、彼一人に重荷を背負わせたくない、そう考えたエンデが送り出した救いの使者、それはタカオでした。 の中枢にいた為、記憶改変を受けていないタカオ。 陸に救われ、生きて罪を償う事を決めた彼は、今度は陸を救う為、立ち上がりました。 陸に勝負を挑み、自分が勝ったら仲間達に全てを打ち明けるよう持ち掛けるタカオ。 しかしその陸の言葉は、携帯によってF・L・A・Gの面々に届けられており……。 そして、陸のウソが暴かれたその時、ネーネも「もうウソをつく必要はない」と陸に呼びかけます。 描きおろしされた「彼女」の満面の笑みに、この作品を10年近くも追い続けてきて良かった、と心底思った次第。 心残りは本作がアニメ化されなかった事ですが、「」のように名前だけ一緒で物語もキャラクターも作品テーマも全て改悪されていた悪夢のような例を思うに、もしかするとアニメ化されなくて良かったのかも、とも思ってしまったり。 とにもかくにも、この素晴らしい作品を描き切ってくださった先生に惜しみない拍手と感謝の念を贈りたいと思います。 以上、感想と言うかあらすじのまとめになってしまいましたが、この辺りで終わりとしたいと思います。

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