アトミック ブロンド 解説。 『アトミック・ブロンド』続編企画、現在も進行中 ─ ストリーミングで実現の可能性も

【ネタバレ無/感想・解説】映画「アトミックブロンド」:鑑賞前に知っておきたい5つのポイントを徹底解説

アトミック ブロンド 解説

1989年、ベルリンの壁崩壊。 それと時を同じくしてベルリンにてミッションに臨んだロレーン。 ロンドン、MI6の上司とCIAの男の前で、10日前のそのミッションの顛末をロレーンは語り出す、、、 監督は デヴィッド・リーチ。 アクションに拘りがある。 『ジョン・ウィック』(2014)にて、チャド・スタエルスキと共同監督を行う。 『デッドプール2』の監督の予定でもある。 主演のロレーン役は シャーリーズ・セロン。 美人だが何故かアクション映画が多い。 主な出演作に 『モンスター』(2003) 『イーオン・フラックス』(2005) 『ザ・ロード』(2009) 『スノーホワイト』(2012) 『プロメテウス』(2012) 『荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~』(2014) 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015) 『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)等。 共演に、ジェームズ・マカヴォイ、ソフィア・ブテラ、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ、エディ・マーサン等。 『アトミック・ブロンド』はアクション映画である。 なんと、 ほとんどのシーンで美人女優のシャーリーズ・セロン自身がアクションをしている。 美人が無双するのを見たい人にはオススメだ。 そして、本作はスパイモノでもある。 MI6(イギリス) CIA(アメリカ) KGB(ソ連) DGSE(フランス)といった各国の情報機関が出てくる。 一応、そういう組織があると、名前だけでも知っておけば楽しめる。 当時のベルリンは東がソ連、 西がイギリス、フランス、アメリカの分割統治をしていた。 そして、東西の境界線に「ベルリンの壁」があった。 こういう知識もあればより楽しめるだろう。 まぁ、スパイと言っても情報戦で戦う部分より、腕力でものを言わせる部分が多いので、そのつもりで観て欲しい。 また、舞台は壁崩壊直前のベルリン。 東と西での色彩、風景の違いに注意して観るのも楽しい。 典型的イメージと言えばそうだが、同じ場所、同じ時代なのに別世界の様な雰囲気の東西ベルリンを過剰な強調で描いているのも面白いところだ。 ヴァイオレンス風アクションにスパイ風味を添えて美人が暴れ回る。 このフレーズにピンと来たら観て損はないだろう。 以下ネタバレあり スポンサーリンク• アクションの質 本作『アトミック・ブロンド』のアクションシーンは、ほぼすべてシャーリーズ・セロン自身がやっているという。 唯一、窓からホースで飛び出して下階に飛び降りるシーンはスタントを使ったらしい。 正直、危ないシーンはスタントがやって欲しいという気持ちもあるが、 最近のアクション映画は役者自身が演じる事が多い。 ハリウッドのバトル系アクション映画の流れとして、 筋肉モリモリ肉体派の主人公の時代~ テクニック重視の無敵のスパイの時代~ テクニック+神経症の仕事人の時代 的な流れがある。 そして、『』や本作『アトミック・ブロンド』で観られるアクションは新しい流れ、ヴァイオレンス寄りである。 華麗なアクションテクニックというより、 瞬間的な奇襲と躊躇せぬ残虐性で相手を制圧する、どっちかというと喧嘩人的なアクション主人公となっている。 『アトミック・ブロンド』自体はアクションバリバリでは無かったが、終盤のノーカット風に撮ったビルでの死闘など、 主人公側にもダメージ描写があり、血みどろで掴み合う様なアクションがあった。 これからのアクション映画はこちらの路線に行くのか、 それとも、また別の方向へ行くのか、 どうなるか楽しみだ。 舞台設定説明 1989年11月9日、ベルリンの壁崩壊。 第二次大戦後、1945年~1991年3月15日まで、 米英仏ソの4カ国の軍が駐留していた。 それまで、ドイツ自体がその4カ国の分割統治となっており、第二次大戦後の 冷戦、西側諸国対ソ連という対立軸の最前線におかれていたのがドイツなのだ。 (西ドイツは1955年に主権回復) 特に、首都のベルリンは複雑だ。 東ドイツ内にあったが、首都機能のあった大事な土地という事で、その ベルリン自体をさらに4カ国で分割統治していたのだ。 そして、そのベルリンをさらに東と西で分割していたのが、1961年に建設されたベルリンの壁であったのだ。 (どうやら西から東へは楽に通れても、東から西へは厳しかったらしい) 『アトミック・ブロンド』ではその複雑なベルリンを舞台に、 MI6(イギリス:秘密情報部) CIA(アメリカ:中央情報局) DGSE(フランス:対外治安総局) KGB(ソ連国家保安委員会) という、各国の情報機関が鎬を削っているという設定なのだ。 因みに、「007」シリーズのジェームズ・ボンドは「MI6」所属のエージェントである。 つまり、どう言う事!? アクションメインだと思って観ていたら、なんか「オチが分からなかった」という人もいるかもしれない。 解説してみたい。 以下、オチの解説ネタバレ MI6所属の主人公ローレンは「世界中の各国機関のスパイ・リスト」の奪取と「二重スパイ、サッチェルの殺害」を命令されていた。 「スパイ・リスト」を手に入れた勢力が有利になるし、 「サッチェル」は情報を東側に流していたらしい。 ローレンは現地で独立して活躍するMI6のパーシヴァルと強力する様に言われるが、彼は独自の行動を取っている。 その独断行動でパーシヴァルは「スパイ・リスト」の確保に成功。 そのスパイ・リストで、 ローレンがサッチェルだと知る。 パーシヴァルはサッチェル=ローレンを殺す為、 MI6本部には無断で(相手にバレるかもしれないから)ローレン殺害の罠を張る。 ソ連側に情報を流し、「スパイ・リストを記憶しているスパイグラス(人名)」の殺害のドサクサにローレンが死ぬ事を企む。 (ソ連側は西側にスパイグラスを渡す訳にはいけないのでスパイグラスを襲わざるを得ない) その罠を切り抜けたローレンは、パーシヴァル=サッチェルであるかの如く会話をサンプリング(つなぎ合わせ)したテープを作って、彼を身代わりにして殺す。 MI6本部で報告を終えたローレンは、ソ連側と接触し、自分がサッチェルだと知る相手を殺す。 実はサッチェルの流していた「西側の情報」は アメリカが絵図を描いた「東西ドイツ統一への道」へ至る都合の良い情報であった。 その 情報にソ連側が踊らされた事で、東西ドイツ統一が促進されたという訳である。 そう、実はローレンは KGBに情報を流している、 MI6内に潜入している、 CIAのエージェントという 三重スパイであったのだ。 結局この映画は、イギリス、フランス、ソ連の各国エージェントを始末して「スパイ・リスト」をも手に入れた アメリカ最強!!と言いたかった映画なのだ。 信用出来ない語り手 『アトミック・ブロンド』はいわゆる「信用できない語り手」がいる映画である。 まず、冒頭で「ベルリン統一とは関係ない」と言いつつ、実はそれに貢献したスパイの話だし、 そのローレン自体、黒幕的存在であった。 それでも、 作中にちゃんと情報が入っていたので理不尽さはない。 フェアさがないとただのどんてん返し映画になってしまうのだ。 それは、冒頭のシーン。 CIA職員カーツフェルドとは お互い初対面の会話をしていたのに、 物語の中盤で、二人は会って、旧知の如く会話していたのだ。 ちゃんと作中に情報が入れてあったので、ああそうかと思い当たって面白くなるのだ。 本作『アトミック・ブロンド』は アクションとしても新たな地平を目指しつつ、舞台設定を確認する事で 歴史のお勉強も出来るという画期的なものであった。 スパイ風味もそえつつ「面白いモノ」を作ろうという気概が感じられる作品であり、 さらに進化をし続けるアクション映画の新たな一本であると言えるだろう。 シャーリーズ・セロンのアクション映画、こんな物もありました 私、ルパン4世が観た映画、読んだ本などの個人的感想を綴ったブログです。 妄想爆発! 独自解釈横溢! たまに暴走気味に変な事を書いていますが、一つの見解として楽しんで頂けたら幸いです。 更新時には にて報告しています。 検索 検索: 検索 カテゴリー• 108• 380• 206• 41 夏期公開アニメ系映画作品.

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スパイ映画の入門編。「アトミックブロンド」の設定をネタバレ解説!

アトミック ブロンド 解説

CONTENTS• 映画『アトミック・ブロンド』の作品情報 C 2017 COLDEST CITY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 【公開】 2017年(アメリカ映画) 【原題】 Atomic Blonde 【監督】 デビッド・リーチ 【キャスト】 シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカボイ、エディ・マーサン、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ、ジェームズ・フォークナー、ソフィア・ブテラ、ビル・スカルスガルド、サム・ハーグレイブ、ティル・シュワイガー 【作品概要】 スパイ・ムービーの歴史に新たな凄腕女性エージェント、ロレーン・ブロートンが登場! 演じるのは『マッド・マックス 怒りのデスロード』のフュリオサなど男前の役が多いイメージのシャーリーズ・セロン。 徹底したトレーニングによる役作りが身を結び、痛々しく壮絶なアクションを体現。 監督を務めるデビッド・リーチは、 チャド・スタルスキと共同監督を手掛けた2014年のアクション映画『ジョン・ウィック』で一躍有名に。 アクション監督としての手腕を買われ、本作で初の単体監督作品を担当。 脇を固める俳優陣も、ジェームズ・マカボイやジョン・グッドマンにトビー・ジョーンズと豪華な顔ぶれ。 世界中で多くのファンを獲得している2015年のヒット作『キングスマン』で義足の殺し屋ガゼルを演じたソフィア・ブテラも参戦。 また一つ新たなスパイ映画の快作が誕生した! 2. 映画『アトミック・ブロンド』のあらすじとネタバレ C 2017 COLDEST CITY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 事件の発生 1989年、東西冷戦末期のベルリン。 ベルリンに潜入していたMI6の諜報員ガスコインがKGBの殺し屋バクティンに殺され、世界中で暗躍する各国機関のスパイの名前が記されたリストが奪われました。 KGBを裏切ってそのリストを闇マーケットで売りさばこうとするバクティンの行方を世界中の機関が探し始めます。 高い情報収集力と戦闘能力を兼ね備えたロレーン・ブロートンに、冷戦の行方がかかっている重大なその任務が委ねられました。 任務終了後 ロレーンは身体のあちこちに傷を負い、それを氷水で冷やしていました。 身支度を整え、MI6の本部に向かいます。 上司の情報局主任グレイとCIAのカーツフェルド、そしてマジックミラーの裏側からMI6のチーフであるCが彼女の報告を待っていました。 ベルリンで何があったのか? ロレーンは過酷な任務の全貌を語り始めました。 任務の全貌 偽名で西ドイツに入国したロレーンでしたが、すでに正体がバレておりKGBの襲撃を受けました。 なんとか窮地を脱したロレーンの元に、MI6ベルリン支局の凄腕エージェント、デヴィッド・パーシヴァルが現れました。 長年の潜入任務で東西ベルリンを知り尽くした彼は、仲間であるロレーンを助けるどころか邪魔をするばかり。 実はロレーンには、ガスコインを裏切った二重スパイ、サッチェルを探し出すというもう一つの任務がありました。 パーシヴァルを信頼していないロレーンは、東ベルリンへの入国の手はずを整え、単身で調査に乗り出します。 しかし、そこでもブレモヴィッチ率いるKGBに見つかり、命からがら逃げ出しました。 そんな危険な任務の中、ロレーンはバーで出会ったフランス人スパイのデルフィーヌと一夜を過ごしました。 バクティンはパーシヴァルによって殺され、パーシヴァルは時計に入ったリストを奪いました。 そんな中、リストの中身を全て暗記している東ドイツ国家保安省シュタージの職員スパイグラスを西ベルリンへ脱出させる作戦を、ロレーンとパーシヴァルで実行することになります。 しかし、その情報もまたKGBに筒抜けになっていました。 パーシヴァルを信頼していないロレーンは機転を利かせてスパイグラスを守ろうとしますが、パーシヴァルは隙をついて自らでスパイグラスを銃撃。 脇腹を負傷したスパイグラスを抱えながら、ロレーンはビルの中に逃げ込みました。 次々と襲いかかってくるKGBの刺客たちと必死の戦闘を繰り広げ、ボロボロになりながらもロレーンはスパイグラスを守り抜きます。 警察の車を奪って逃走を続けますが、川沿いに停車した瞬間に横から追突され、ロレーンとスパイグラスは車ごと川に落水。 ロレーンは、脚の挟まったスパイグラスを必死で救い出そうとしますが、彼は息絶えてしまいます。 現地の協力者のメルケルによって助けられたロレーンはなんとか生き延びました。 パーシヴァルに盗聴機を仕掛けられていたことに気付いたロレーン。 その頃、パーシヴァルは情報を持っているデルフィーヌを始末するために彼女の家を訪れていました。 パーシヴァルがデルフィーヌの首を絞めている時に、ロレーンがチャイムを鳴らしました。 事を済ませたパーシヴァルは急いで逃げ出します。 ロレーンが部屋の中に入るとすでにデルフィーヌは息絶えていました。 部屋の中で、彼女が隠し撮りしていたパーシヴァルとKGBのブレモヴィッチとの密談写真を発見したロレーン。 自分の家に火を放ち、国外逃亡しようとしていたパーシヴァルをロレーンが撃ち殺し、腕時計のリストを奪いました。 再びMI6の尋問室 ロレーンはパーシヴァルこそがガスコインを裏切った二重スパイ、サッチェルだと断言します。 証拠としてデルフィーヌが撮った写真と、録音したテープをつぎはぎして作った偽の音声を提示しました。 グレイはリストの行方を尋ねますが、ロレーンは知らないと嘘をつきます。 一連の事件がMI6の汚点になると判断したCは、この一件を闇に葬ると宣言しました。 尋問の3日後 ロレーンはパリでKGBのブレモヴィッチと密会。 二重スパイのサッチェルはロレーン自身でした。 リストを受け取ったブレモヴィッチは用済みの彼女を始末しろと部下に指示を出します。 しかし、そのことを予期していたロレーンは銃撃で敵を一掃すると、ブレモヴィッチをも撃ち殺しました。 任務後にロレーンが飛行機に乗り込むと、そこにはCIAのカーツフェルドの姿が。 ロレーンの正体はCIA所属の三重スパイであり、リストもCIAの手に渡りました。 全ての任務が完了した彼女は本当の母国への帰路につきます。 映画『アトミック・ブロンド』の感想と評価 C 2017 COLDEST CITY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 物語の舞台は 冷戦時のベルリン。 ドイツという国が東西に分裂し、その象徴であった ベルリンの壁の崩壊が間近に迫っていた1989年。 ヒット曲を後ろで軽快に鳴らし、物語やアクションを進めていくやり方は近年の一つの流行りでもあり、やはり観ていて非常に気持ちが乗っていきます。 今作の最大の見どころは、期待通りの 壮絶なアクションでしょう。 今作に プロデューサーとしても参加している主演のシャーリーズ・セロンの気合いの入りようは凄まじかった。 激しい肉体トレーニングによってその身体に説得力が増し、 スタントも自らこなしています。 監督の デビッド・リーチはキアヌ・リーヴス主演のアクション映画 『ジョン・ウィック』の共同監督としても有名です(次回監督作はなんと『デッドプール2』!)。 そのため美しく流れるような決めの画があるような、デザインされたアクションを想像した方が多いのではないでしょうか。 イメージとしてはハイヒールを履いて涼しい顔してアクションをするような。 冒頭のとある入浴シーンでもうすでにこれは違うぞと思わされるわけですが。 序盤のロープを駆使した格闘はその趣も感じましたが、今作の白眉である ビルに入ってからの一連のアクションシーンは特にカメラワークも含め、 痛々しさと生々しさに溢れたものでした。 それもそのはず、いくら178センチと女性にしては大きいシャーリーズ・セロンが鍛えたところで、現実には大柄の男性には簡単には勝てっこない。 その生々しいほどの性差を、文字通り フラフラになりながらも、なんとかぶっ飛ばしていく様は凄まじいものがありました。 とある事件が今ハリウッドで大きなニュースになっていますが、シャーリーズ・セロンなら問答無用であの男をぶっ飛ばすに違いないでしょう。 ソフィア・ブテラ演じるデルフィーヌをロレーンが、慰めながら抱いてあげたのもよかった(本当に男前でした)。 男前な女優シャーリーズ・セロンの魅力全開の今作は、アクションだけでなくスパイものにつきものの騙し合いも描かれます。 ジェームズ・マカボイ演じるパーシヴァルは スパイという職業の悲哀を感じさせました(ガスコインとロレーンの恋仲も匂わす程度でした)。 「街に溶け込め」とロレーンにアドバイスする彼は、本当に溶け込み過ぎてしまい自らの目的を完全に見失い、なんとも切ない末路を辿ります。 スパイと孤独、そして悲哀は切っても切り離せない関係であり、パーシヴァルに感情移入した方は 『裏切りのサーカス』というこちらもMI6を舞台にしたスパイ映画もお薦めです。 シャーリーズ・セロンが熱演する壮絶なアクションと悲哀を感じるスパイの物語。 その二つが高いレベルで融合した快作でした。

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映画『アトミック・ブロンド』のサントラを解説!中毒度MAXの80年代ミュージック《Spotifyで聴こう》

アトミック ブロンド 解説

これまで男性のヒーローが描かれることが多かった スパイ・アクションのジャンルにおいて、かっこいいヒロインが登場するのが、 アトミック・ブロンドです。 この映画は、女性らしい美しさを持ちながらも過激なアクションをこなす、シャーリーズ・セロンの魅力がたっぷり詰まった映画としても知られています。 そんなアトミック・ブロンドは、動画配信サイトで簡単に見ることができます。 もし、無料で見られるサイトがあれば、見てみたいと感じる人も多いでしょう。 そこで、アトミック・ブロンドの見どころや感想を詳しく紹介しながら、無料で見られる動画配信サイトについても説明します。 アトミック・ブロンドってどんな映画なの? 冷戦中の諜報合戦が舞台となるスパイ映画 『アトミック・ブロンド』の舞台は、1989年の東西冷戦の末期です。 冷戦時代の諜報合戦が描かれるこの作品は、主人公であり、イギリスのMI6の凄腕エージェントのローレン・ブロートンがベルリンから帰国したところから始まります。 彼女の任務は、世界情勢に多大な影響を及ぼす、 極秘情報が記載されたリストを取り返すというものでした。 ローレンは、ベルリンに潜入中のMI6エージェントである、デヴィッド・パーシヴァルと共に任務を行います。 彼女が取り戻そうとするリストの紛失には二重スパイのサッチェルが関わっていました。 そこで、ローレンは リストだけでなく、サッチェルを見つけ出すという任務まで命じられました。 サッチェルという謎の人物をめぐり、ローレンは振り回されます。 また、そのリストをめぐって ヨーロッパ各地からスパイが集まってくるのです。 ローレンは、リストを記憶する男のスパイグラスを無事に西側に逃がすことができるのでしょうか。 また、裏切り者は一体誰なのかという展開にも、 ハラハラが止まりません。 この作品は、派手なアクションシーンが非常に多い中、 スタイリッシュな演出が光ります。 その中に、80年代の音楽が鳴り響き、見ているだけで楽しくなる映画でもあるのです。 アクションシーンはスカッとしながらも、泥臭く、 美しい女性がぼろぼろになりながら戦う姿は、リアリティを感じさせます。 本物のスパイ映画 アトミック・ブロンドの撮影にあたり、主演を務めた シャーリーズ・セロンは、 毎日5時間のトレーニングを3カ月間続けました。 そのため、鍛え上げた肉体と、バランスのいい立ち回りを披露しています。 しかしながら、スパイであっても 女性らしさをしっかりと残しているのが特徴です。 ピンヒールを履きながら鮮やかに立ち回り、ピンヒールすら強力な武器に変える姿には本物のスパイらしさを感じるでしょう。 このような リアリティの追及は劇中の細部にまで見られるのです。 例えば、カーチェイスのシーンでは、映りこむ何十台もの車に当時のモデルを使用しています。 その頃の東ドイツではトラバントが国民車として愛されていました。 そのため、東欧じゅうを探し回り、 500台ものトラバントがそろえられました。 もちろん、スマホや携帯電話などは一切登場せず、捜査にはサテライトやパソコンなども使用していません。 スパイ自らが走り回って集められた情報をもとに解決していく姿に、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれます。 スパイ映画として絶大な人気を誇る『 007』に挑戦する映画として公開されたアトミック・ブロンドは、 圧倒的な迫力やリアリティを兼ね備えているのです。 あざだらけになりながらも、ロンドンに帰還するローレンの姿は、もはや、ボンド・ガールではありません。 女性版のジェームズ・ボンドそのものであり、 本物のスパイ映画を感じさせてくれます。 スパイは、多額の報酬が得られる職業です。 しかしながら、 歴史の皮肉さには誰も太刀打ちすることはできないでしょう。 劇中でも、ローレンたちがスパイリストを奪い合っている横で、 ベルリンの壁が崩壊されていきます。 命がけで手に入れたリストであっても、西側と東側の関係が変わってしまうことで何の意味も持たなくなってしまうのです。 ベルリンの壁が解放されてから、1カ月もたたないうちに東ドイツは西ドイツに編入されてしまいました。 そのことでドイツは統一を果たしましたが、シュタージ本部からはたくさんのエージェント網を記録した 秘密ファイルが持ち出されたのです。 そのファイルはKGBへと渡り、最終的にはCIAへと持ち出されたといわれています。 このように、大きなスケールで国同士が関わり合い、多くのスパイが投入されてきました。 その中で、 スパイの必要性について考えさせる作品として注目されています。 動画では本物にこだわって作成されたスパイ映画として、 スパイの生きざまを垣間見ることができます。 この3つをおさえて!アトミック・ブロンドのおすすめポイント 3つ おすすめポイント 1:実在したMI6の女スパイ アトミック・ブロンドで登場するMI6というのは、 イギリスの情報機関です。 そこで、ローレンは女諜報員として暗躍しています。 そんなローレンは 実在した人物がモデルとなっているのです。 彼女の名前は ベティ・パック。 第二次世界大戦中にMI6のエージェントとして大活躍しました。 もともとはアメリカ生まれですが、イギリスがななかなか入手することができなかった 重大機密をスパイ活動の中で入手した人物です。 それは、ドイツの暗号機を、ポーランドがすでに解読しているというものでした。 この情報を得るにあたり、ベティ・パックは ハニートラップを利用しています。 さらに、十数年知られていなかったフランスやイタリアの回文の暗号も入手。 多大な功績を挙げたベティ・パックは、 「シンシア」というコードネームで活躍をしました。 その他にも、フランス大使館の男性の恋人になり、ペアとして任務を行っています。 そのフランス人男性とは実際に恋に落ちて結婚をするといった 映画さながらの人生を送った女性です。 おすすめポイント 2:シャーリーズ・セロンの魅力が存分に味わえる シャーリーズ・セロンは、『 マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演以来、 タフな女性のイメージが定着していました。 しかし、今回の『アトミック・ブロンド』では、セクシーなシーンが登場しています。 なかでも、冒頭の氷風呂のシーンでは、 オールヌードで撮影されました。 このシーンで見られる彼女の体は非常に引き締まっており、武器としての肉体とも表現できるでしょう。 その肉体を余すことなく使ってローレンは戦うのです。 この映画は、タクティカル・シューティングのテクニックを本格的に使用した『 ジョン・ウィック』のプロデューサーが監督を務めています。 しかし、今作では軽やかなアクションシーンは登場しません。 というのも、 映画の舞台となるのが1989年だったからです。 拳銃の構え方一つにしても現代とは異なります。 そのため、80年代のスタイルに沿って描かれました。 また、ローレンは近接格闘を得意としていますので、必然的に 戦闘シーンが泥仕合になるのです。 投げては投げ返され、殴っては殴り返され、地面を転げまわり、体力の限り戦います。 美しいシャーリーズ・セロンも、ベルリンの任務が進展すると ボロボロになっていきます。 ふわふわのやわらかい金髪は血や泥水によって汚され、顔もあざだらけになっていくのです。 シャーリーズ・セロンが命をかけながら戦う姿が見られ、その姿を見るたびに勇気が湧いてきます。 そして、武器としての肉体を酷使してまで闘う姿に、シャーリーズ・セロンの 美しさの向こう側にある強さとしての魅力を感じるでしょう。 おすすめポイント 3:スタントマン出身の監督 アトミック・ブロンドの監督を務めたのは、 デヴィッド・リーチです。 彼はこれまでに、 キアヌ・リーブスが主演した『 ジョン・ウィック』でプロデューサーを務めています。 その後『 デッドプール2』では、監督をしています。 デヴィッド・リーチにとってアトミック・ブロンドは 単独監督デビュー作品です。 映画監督になる前、デヴィッド・リーチは スタントマンとして活躍していました。 『 ファイトクラブ』や『 スリー・ハンドレッド』、『 ボーン・アルティメイタム』では、スタントマンとして出演を果たしているほどの実力があります。 また、『 ジュピター』『 ヒットマン:エージェント47』などにも出演をしました。 これまで、スタントマン・第二班監督として非常に多くのアクション映画にかかわってきたデヴィッド・リーチは、 アクション映画を知り尽くしている人物であるといえるでしょう。 近年のハリウッドアクション映画界で 最前線で活躍している人物のひとりであり、彼が描き出すアクションは、演じる立場から考え出されているのです。 そのため、これまでのとは一味違ったデヴィッド・リーチ流のアクション映画が楽しめます。 こんな人にぴったり!アトミック・ブロンドを楽しめるのはこんな人 イケメンが好きな人 アトミック・ブロンドの登場人物の中で、 かっこいいといえば、もちろん主演を務めるローレンでしょう。 しかし、かっこいいのは彼女だけではありません。 ハリウッド界のイケメンスターとして人気が高まる、 ビル・スカルスガルドが出演しているのです。 ビル・スカルスガルドは、ローレンを手助けする謎の諜報員であるメルケルとして登場します。 非常に謎めいた魅力を持つメルケルは、作品の至る所で輝いているのです。 メルケルには派手なアクションはありません。 ただ、無駄な動きがなく、必要最小限しか話さない人物ですので、 ミステリアスな色気が感じられます。 そんなメルケルを演じるビル・スカルスガルドは、スウェーデンの名優である ステラン・スカルスガルドの息子です。 さらに、世界一美しいターザンとして知られ、エミー賞にも輝いた経歴をもつ アレクサンダー・スカルスガルドの弟でもあります。 兄のアレクサンダー・スカルスガルドは、「世界で最もハンサムな顔100人」の常連でもありますので、 イケメン一家の一員です。 もちろんビル・スカルスガルドも 兄に負けず劣らずのルックスの持ち主です。 ローレンを演じるシャーリーズ・セロンと並んでも引けを取らない美しさを持ち、身長の高い彼女をさらに上回る、高身長の人物でもあります。 動画では、ビル・スカルスガルドの イケメン度合いにも注目して見てみると楽しめるでしょう。 手の込んだ撮影技法が好きな人 クライマックスシーンでは主人公のローレンがベルリンのビルで大立ち回りを演じ、場面は迫力たっぷりのカーチェイスシーンへとつながっていきます。 このシーンは、 ワンカットで見せられているのが特徴です。 ワンカットが選ばれた理由には、映画としての大胆な作戦の必要性に迫られたことがあるでしょう。 また、 どうやって登場人物に寄り添いながら撮影するのかという点も問われた場面です。 さらに、通常の方法でカーチェイスを撮影すると、予算やスケジュールに問題が発生するということも考慮されました。 このような、さまざまな制約を乗り越える方法がワンカットだったのです。 ただ、デヴィッド監督は一連のアクションをワンカットで撮影した訳ではありませんでした。 正確には、 ワンカットに見せる方法がとられています。 ワンカットに見せるために、約40カットが撮影されました。 そして、それらを精密につなぎ合わせたのです。 これには、 想像をこえる労力と執念が込められています。 この、ワンカットに見せる演出を実演させたのは、『ジョン・ウィック』でもタッグを組んだ撮影監督の ジョナサン・セラです。 また、編集は エリザベート・ロナルズが担当しています。 どの部分にも失敗を許す余地がないこのワンカット・シーンは、 細心の注意を払いながら撮影されました。 撮影現場にも編集のエリザベート・ロナルズが同行し、撮影されたカットが適切につながるかどうかを判断していったのです。 また、このシーンは 時系列に沿って撮影されました。 それは、撮影したテイクが求めていたものかをすぐにチェックし、そのチェックされたものが次の撮影の基準となるからです。 ワンカットに見えるよう、編集の切れ目にも注意をしなくてはいけません。 そのため、カメラマンは手もちのカメラですら 動きを完全にコントロールする必要がありました。 撮影するショットは、その直前に撮られたショットと、 ほぼ同じアングルでなければつながりません。 また、素早くカメラを動かしてしまうと、編集の切れ目を生み出すことにもなってしまいます。 さらにエレベーターが存在しなかったビルでの撮影も、美術スタッフの力により、主人公ローレンの移動を可能にしています。 このように、 目を見張るような工夫が随所で駆使されていることによって、ワンカット・シーンは生み出されているのです。 動画では、一体どこに編集のつなぎ目が隠れているのかといった点にも注目して見てください。 ネタバレ注意!アトミック・ブロンドのあらすじ 本格派の女性スパイを描いたアトミック・ブロンドのあらすじを紹介します。 後半には ネタバレを含みますので、動画でラストを知りたい人は注意しましょう。 奪われたリスト 事件は1989年のベルリンで起こりました。 MI6のスパイとして活動をしていた ジェームズ・ガスコインがKGBのスパイである ユーリー・バクティンに 襲撃され、殺されたのです。 ユーリーの目的は、 ジェームズの持つ腕時計でした。 そこには、ソ連に侵入してスパイ工作をしている全組織のスパイの名前が含まれたリストが隠されていたのです。 ジェームズが殺されてから10日が過ぎ、ロンドンのMI6のオフィスに ローレン・ブロートンが呼び出されます。 ローレンは、上司の エリック・グレイとCIAエージェントの エメット・カーツフェルドに ベルリンでの任務失敗についての報告をさせられました。 ジェームズが殺された翌日に、ローレンは ジェームズが奪われた腕時計を奪回する任務を命じられたのです。 それと同時に長年ソ連にイギリスの情報を売ってきた 二重スパイの正体も暴かないといけません。 そのため、ローレンはベルリンの壁崩壊前のベルリンに入りました。 ローレンとデルフィーヌの出会い ローレンはベルリンに到着すると、ソ連の武器商人である、 アレクサンドルのもとで働いているKGBエージェントによって 襲われます。 しかし、ローレンはこれをなんとか撃退しました。 その後、ベルリン支部長である デヴィッドと合流します。 ジェームズの遺体を確認したローレンは、彼のアパートを捜索しました。 そのとき、 西ドイツ警察が踏み込んできたのです。 ローレンは得意の格闘技術を駆使して、その場から逃走します。 ただ、ローレンがジェームズのアパートに行ったことは、 デヴィッドしか知らないはずだったのです。 そのことで、ローレンはデヴィッドが二重スパイではないかと疑うようになりました。 その後、ローレンはフラン詩人の新人スパイである デルフィーヌ・ラ・サールと出会います。 デルフィーヌはジェームズの知り合いでもあり、 ローレンがスパイであることも知っていたのです。 しかし、デルフィーヌにとって 今回が初めてのミッションだったのです。 彼女は、ジェームズが殺されたことを受け、自分も殺されるのではないかと恐怖を感じていました。 そこで、ローレンに近づいたのです。 そんなデルフィーヌに好意を持ったローレンは、 女性であると知りながら関係を持ってしまいます。 あやしいデヴィッド ジェームズからリストを奪ったユーリーは、リストを高値で売りつけようと考えていました。 しかし、デヴィッドがユーリーを見つけ出し、 ユーリーを始末してリストを奪います。 その後、アレクサンドルと密会してリストを渡すことを約束しました。 ただ、彼らが密会しているところを デルフィーヌに見つかってしまいます。 デルフィーヌはその現場を写真におさめます。 デヴィッドは、東ドイツ秘密警察であるシュタージの諜報員であり、コードネーム・スパイグラスとその家族を 西側に亡命させることにしました。 ローレンとその助手の メルケルも、彼らの亡命を手伝います。 二手に分かれることになり、デヴィッドが家族を、ローレンがスパイグラスをエスコートすることになりました。 別れ際に、デヴィッドはひそかにスパイグラスを襲撃します。 そして、 アレクサンドルの手下に居場所をバラすのでした。 ローレンは必死にスパイグラスを守ろうとしましたが、度重なる銃撃で スパイグラスは死んでしまいました。 その後、デヴィッドはデルフィーヌのアパートへと向かいます。 デルフィーヌを始末することで自分と関わっていた証拠を隠滅しようと考えたのです。 ローレンが遅れてデルフィーヌのアパートに到着した時、デルフィーヌはもう死んでいました。 彼女の死体を見つけたローレンは、フィルム現像室で デヴィッドとアレクサンドルが密会している現場を撮影した写真を見つけ出すのでした。 デヴィッドは自分のオフィスに火を放ち、行方をくらまそうとします。 しかし、ローレンがその前に見つけ出し、 リストを奪回しました。 ローレンはデヴィッドが二重スパイであることを、写真と音声データによって証明しました。 ただ、 リストがどこにあるかは不明と報告して、ミッションを終了させます。 3日後、ローレンはパリでアレクサンドルと出会いました。 そして、彼に腕時計を手渡します。 しかしながら、リストが手に入ったアレクサンドルは、手下に ローレンを始末するように命じました。 ローレンは、自分が狙われることを予期していたのです。 そこで、ローレンは隠し持っていた銃で手下を倒しました。 そのとき、時計が偽物であることに気づいたアレクサンドルも射殺します。 アレクサンドルにとどめを刺す直前、ローレンは一連の事件が全て彼女によって仕組まれていたのだと話しました。 二重スパイは彼女自身だったのだというのです。 メルケルに後始末を任せ、空港に向かったローレンは専用ジェット機に乗りこみました。 機内で待っていたのは CIAエージェントのエメットです。 ローレンは彼にすべてが終わったことを告げます。 ローレンの本当の姿は、 CIAに所属する三重スパイだったのです。 魅力的な登場人物がいっぱい!アトミック・ブロンドの主な登場人物とキャスト 【ローレン・ブロートン役】 シャーリーズ・セロン Charlize Theron 本作の主人公のローレン・ブロートンは、イギリスの秘密情報部である MI6のスパイとして活躍しています。 潜入と脱出、接近戦を得意としているローレンは、けがの回復促進に効果がある氷風呂が趣味のひとつです。 セクシーな魅力にあふれた女性でありながらも、ワイルドな戦いを繰り広げます。 【デヴィッド・パーシヴァル役】ジェームズ・マカヴォイ James McAvoy 登場人物の中で、ベルリンに進入中の MI6のスパイがデヴィッド・パーシヴァルです。 動画では、敵なのか味方なのかがはっきりしないため、見る人をやきもきさせます。 【デルフィーヌ・ラ・サール役】ソフィア・ブテラ Sofia Boutella フランス対外治安総局 DGSEの女スパイであるデルフィーヌ・ラ・サールは、主人公のローレンと禁断の関係をもつ人物です。 アトミック・ブロンドの作品情報はコレ! 原題:Atomic Blonde 公開年:2017年 製作総指揮:ニック・マイヤー、マーク・シャバーグ、ジョー・ノーゼマック、スティーヴン・V・スカヴェリ、イーサン・スミス、デヴィッド・ギロッド、カート・ジョンスタッド 監督:デヴィッド・リーチ 脚本:カート・ジョンスタッド.

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